既知で最古の鱗竜類と鱗竜類の摂餌適応の起源

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、既知で最古の鱗竜類と鱗竜類の摂餌適応の起源に関する研究(Marke et al., 2025)が公表されました。鱗竜類は、陸上に生息する脊椎動物の中で最も種数の多い生物群である。この生物群には、約1万2000種のトカゲ類とヘビ類(有鱗類)、およびニュージーランドに生息する1種のムカシトカゲ類(Sph…
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イラン東部の中期更新世の石器

 イラン東部の中期更新世の石器を報告した研究(Rafei et al., 2026)が公表されました。本論文は、南ホラーサーン州(South Khorasan Province)のホスフ市(Khosuf City)郊外のゴアブ(Goab)粘土平野(playa)で発見された、中期更新世のルヴァロワ(Levallois)式石器などムステリア…
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クラ・ダイ語族およびミャオ・ヤオ語族話者の人口史

 古代ゲノムデータに基づくクラ・ダイ語族およびミャオ・ヤオ(モン・ミエン)語族話者の人口史に関する研究(Tao et al., 2026)が公表されました。本論文は、現在の中国南西部(広西チワン族自治区、以下広西と省略します)に見られる洞窟埋葬から発見された古代人14個体の新たなゲノムデータを報告し、既知の古代人および現代人と比較するこ…
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ワラセアの67800年以上前の洞窟壁画(追記有)

 ワラセアの洞窟壁画の年代が67800年以上前であることを報告した研究(Oktaviana et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ワラセアのスラウェシ島およびその近隣のステンシル(物体を表面に置き、その上から塗装することで、表面に図を残す…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第7回「決死の築城作戦」

 今回は、「一夜城」の逸話で有名な墨俣築城へと至る過程が描かれました。織田信長は美濃攻略のため墨俣に拠点を築くよう命じますが、柴田勝家は失敗し、木下(羽柴)秀吉(藤吉郎)が名乗り出ます。藤吉郎は墨俣築城のため川並衆を調略しようと考えて、小一郎(長秀、羽柴秀長)とともに蜂須賀小六(正勝)に接触します。蜂須賀正勝は、今回が初登場となります。…
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『卑弥呼』第163話「四歩の間」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年3月5日号掲載分の感想です。前回は、山社(ヤマト)国と暈(クマ)国の境の庵で、ヤノハと、暈国の大夫で実質的な最高権力者である鞠智彦(ククチヒコ)の取り子(養子)となった、日見彦(ヒミヒコ)候補とされているニニギ(ヤエト)が対面したところで終了しました。今回は、ヤノハがかつて殺害してしまった親友のモ…
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黒田俊雄「中世の国家と天皇」再掲

 かつてサイトの読後雑感で感想を述べた本のうち、読み辛い記事の段落構成を訂正して当ブログに再掲することにしました。現在とは考え方が違っているところもありますし、文字遣いも当ブログとはかなり異なっているのですが、明らかな誤字と段落構成の訂正以外はそのままにしておきます。今回は、2002年12月29日にサイトに掲載した「中世の国家と天皇」を…
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小型ティラノサウルスの化石

 小型ティラノサウルスの化石を報告した研究(Zanno, and Napoli., 2025)が公表されました。ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)は、絶滅した脊椎動物の中で最も研究が進んでいる動物の一種で、恐竜の古生物学のモデル系です。最後まで生き残った非鳥類型恐竜の一種として、ティラノサウルスは、地球の生…
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真核生物の起源

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、真核生物の起源に関する研究(Zhang et al., 2025)が公表されました。アスガルドアーキアの形態と生理とゲノミクスの研究によって、真核生物の進化史に関する貴重な手がかりが得られています。以前の研究で、真核生物は古細菌のヘイムダルアーキア綱(Heimdallarchaeia)内に含まれる、…
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全ゲノム重複による多細胞の適応進化

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、全ゲノム重複による多細胞の適応進化についての研究(Tong et al., 2025)が公表されました。WGD(Whole-genome duplication、全ゲノム重複)は真核生物全体に広く見られる現象で、適応進化を促進することがあります。しかし、新たに形成された倍数体ゲノムの不安定性を考える…
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ユーラシア東部内陸の銅器時代~鉄器時代の人口史

 古代ゲノムデータに基づいてユーラシア東部内陸の銅器時代~鉄器時代の人口史を検証した研究(Zhao et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、現在は中華人民共和国の支配下にあり、行政区分では新疆ウイグル自治区とされている東トルキスタン北西部の…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第6回「兄弟の絆」

 今回は、前回に続いて「豊臣兄弟」による美濃調略が描かれました。美濃の大沢次郎左衛門を調略するために、木下(羽柴)秀吉(藤吉郎)は大沢家に人質として残り、小一郎(長秀、羽柴秀長)は次郎左衛門を織田信長に謁見させますが、次郎左衛門の荷物から武器が見つかり、信長は次郎左衛門を殺すよう命じ、この危機をどう切り抜けるのかが、今回の主題となりまし…
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ヤクート人の遺伝的歴史

 シベリア北部の新たな古代ゲノムデータを報告した研究(Crubézy et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、シベリア北東部の人類遺骸の古代ゲノムデータを用いて、ヤクート人(サハ人)の遺伝的歴史を検証しました。その結果、ヤクート人の遺伝的起…
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染田秀藤『インカ帝国の虚像と実像』再掲

 かつてサイトの読後雑感で感想を述べた本のうち、読み辛い記事の段落構成を訂正して当ブログに再掲することにしました。現在とは考え方が違っているところもありますし、文字遣いも当ブログとはかなり異なっているのですが、明らかな誤字と段落構成の訂正以外はそのままにしておきます。今回は、2002年6月2日にサイトに掲載した『インカ帝国の虚像と実像』…
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最古級の始祖鳥の特徴

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、最古級の始祖鳥の特徴に関する研究(O’Connor et al., 2025)が公表されました。本論文は、始祖鳥(Archaeopteryx)の、ほぼ完全で押しつぶされていない状態の14例目の標本を報告します。この標本は、シカゴ・フィールド自然史博物館(Chicago Field Museum of…
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第51回衆院選結果

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、議席と得票数が確定したので、先日(2026年2月8日)投票が行なわれた衆院選について取り上げます。各党の確定議席数は以下の通りで、()は公示前の議席数です。 自民党:316(198) 中道改革連合:49(167) 日本維新の会:36(34) 国民民主党:28(27) 参政党:15(2)…
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野林厚志「台湾における人類集団の連続性の生態・民族誌検証」

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、本論文は、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)2016-2020年度「パレオアジア文化史学」(領域番号1802)計画研究B01「アジア新人文化形成プロセスの総合的研究」2020年度研究報告書(PaleoAsia Project Series 32)に所収されています。公式サイトにて本…
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金谷美和、上羽陽子、中谷文美「道具としての植物利用(3)―インド北東部アッサム地域を中心に」

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、本論文は、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)2016-2020年度「パレオアジア文化史学」(領域番号1802)計画研究B01「アジア新人文化形成プロセスの総合的研究」2020年度研究報告書(PaleoAsia Project Series 32)に所収されています。公式サイトにて本…
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西北九州の弥生時代人類のゲノムデータ

 九州北西部の弥生時代の人類遺骸の新たなゲノムデータを報告した研究(Kim et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。なお、「縄文時代」との時代区分や「縄文人」との表記には問題があるでしょうし、それは「弥生時代」や「弥生人」についてもかなりの程度当ては…
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アフリカ南部古代人のゲノムデータ

 アフリカ南部古代人のゲノムデータを報告した研究(Jakobsson et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、南アフリカ共和国の遺跡から発見された較正年代(明示しない場合、以下の年代は、基本的に較正されています)10200~150年前頃の人…
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尾登雄平『あなたの教養レベルを劇的に上げる 驚きの世界史』

 KADOKAWAより2019年12月に刊行されました。電子書籍での購入です。冒頭で本書は入門書ではない、といった趣旨が述べられており、世界史の体系的な復習には向いていないかな、とも思いましたが、私が知らなかった興味深い知識を得られそうですし、私の知見や洞察力の不足のためこれまで見落としていたような歴史のつながりに新たに気づく契機になる…
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『卑弥呼』第162話「対面」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年2月20日号掲載分の感想です。前回は、チカラオから、二人の間の実子であるヤエトが、今ではニニギと名乗り、暈(クマ)国の大夫で実質的な最高権力者である鞠智彦(ククチヒコ)の取り子(養子)となって、日見彦(ヒミヒコ)候補となっていることを伝えられたヤノハが、息子の存命を知って安堵した表情を浮かべたとこ…
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三畳紀の爬虫類の皮膚付属器

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、三畳紀の爬虫類の皮膚付属器を報告した研究(Spiekman et al., 2025)が報道されました。鳥類の羽毛や哺乳類の毛のような複雑な外皮付属器は、四肢類の進化において重要な役割を果たしており、断熱や感覚やディスプレイや飛行に不可欠な機能を有しています。羽毛と毛はそれぞれ鳥類と哺乳類のステム系…
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バルト海の孤島の先史時代のオオカミのゲノムデータ

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、バルト海の孤島の先史時代のオオカミのゲノムデータを報告した研究(Girdland-Flink et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、バルト海の孤島で発見された後期新石器時代と青銅器時代のイヌ科2個体の…
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ヨーロッパへのイエネコの到来時期

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、古代ゲノムデータからヨーロッパへのイエネコの到来時期を検証した研究(De Martino et al., 2025)が報道されました。日本語の解説記事もあります。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、おもにアフリカ北部とユーラシア西部の古代およ…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第5回「嘘から出た実」

 桶狭間の戦いが前回で描かれ、今後は織田による美濃侵攻を中心に話が展開すると思われますが、今回は前田利家(犬千代、又左衞門)とその妻の「まつ」が初登場となり、太閤記ものでは重要人物として描かれることが多い二人だけに、本作ではどのような人物造形になるのか、注目していました。前田利家は典型的な武者といった感じで、現時点では木下秀吉(藤吉郎)…
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後期更新世の日本列島に存在したホラアナライオン

 分子生物学的データに基づいて後期更新世の日本列島におけるホラアナライオンの存在を報告した研究(Sun et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。ライオンとトラは後期更新世に広く分布していた頂点捕食者で、アジア東部の大型動物相の不可欠な構成要素でした。…
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楊海英『未完の中国文化大革命 毛沢東と日本の連動』

 PHP新書の一冊として、PHP研究所より2026年1月に刊行されました。電子書籍での購入です。以下、敬称は省略します。本書は文化大革命を、1966~1976年までの10年間ほどの中国における毛沢東個人が主導した権力闘争による政治現象としてだけではなく、その前提となる歴史にさかのぼり、単なる過去の出来事として語るのではなく、現代への影響…
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ナウマンゾウのミトコンドリアDNA

 ナウマンゾウのミトコンドリアDNAを報告した研究(Segawa et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。パレオロクソドン属の絶滅種であるナウマンゾウは日本列島に分布し、後期更新世後半に絶滅しました。本論文は、ナウマンゾウのミトコンドリアDNAを報告…
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中国のネコ科動物の古代ゲノム

 中国で発見されたネコ科動物遺骸のゲノムデータを報告した研究(Han et al., 2026)が報道されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、黄河流域を中心に、おもに現在の中華人民共和国北部の遺跡で発見されたネコ科動物のゲノムを解析し、ベンガルヤマネコが遅くとも5400年…
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中原の近世人類のゲノムデータ

 中原の近世人類のゲノムデータを報告した研究(Zhou et al., 2026)が公表されました。本論文は、中華人民共和国河南省の墓地で発見された18世紀頃の被葬者のゲノムデータを報告しています。その結果、この中原の近世人類集団は、後期新石器時代黄河流域集団との強い遺伝的連続性を示し、中原の唐代集団の直接的子孫としてモデル化でき、河南…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第4回「桶狭間!」

 今回は桶狭間の戦いが描かれました。桶狭間の戦いも本能寺の変とともに大河ドラマの定番で、本作の主人公である小一郎(羽柴秀長)もその兄の藤吉郎(羽柴秀吉)も、桶狭間の戦いのさいにどこにいて何をしていたのか伝える、確実な史料はないでしょうから、創作の余地が大きいと言えます。それだけに、脚本家の力量が問われるとも言えるわけで、本作の評価を決め…
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大相撲初場所千秋楽

 今場所は、横綱の豊昇龍関と大の里関の不調が場所前から報道されており、とくに大の里関については、先場所千秋楽に初めて休場し、負傷からどの程度回復しているのか不運でした。大の里関については、あるいはもう以前のように圧倒的な強さを発揮するのは難しいのではないか、今場所は休場する方がよいのではないか、とも懸念していましたが、押し切れないとすぐ…
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モロッコの77万年前頃の人類化石

 モロッコの77万年前頃の人類化石を報告した研究(Hublin et al., 2026)が報道されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、モロッコで発見された77万年前頃の人類化石の形態を既知の人類化石と比較し、祖先的特徴と、その後の人類に見られる派生的特徴の混在が見られる…
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Debra Soh『ジェンダーの終焉 性とアイデンティティに関する神話を暴く』

 デブラ・ソー(Debra Soh)著、森田成也訳で、2025年11月に北新宿出版より刊行されました。原書の刊行は2020年です。電子書籍での購入です。当ブログでは「gender」を「性別」と訳すことが多いものの、この記事では、本書の翻訳に倣って「ジェンダー」と表記します。著者は性科学を専攻していたものの、ジェンダー学や女性学などに基づ…
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雲南古代人のゲノム研究の解説

 中華人民共和国雲南省で発見された古代人のゲノム研究の解説(Stoneking., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は。雲南省で発見された古代人のゲノム研究[13]を解説しています。その研究[13]は注目すべき見解を三つ提示しており、近年でも有数の注目…
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ヨーロッパ北西部における40万年前頃の意図的な火熾し

 ヨーロッパ北西部における40万年以上前かもしれない意図的な火熾しの証拠を報告した研究(Davis et al., 2026)が報道されました。火熾しは人類に固有の新機軸で、道具の製作や象徴文化や社会的意思疎通といった他の複雑な行動とは一線を画しています。制御された火の使用は適応の機会をもたらし、これが人類の進化に重大な影響を与えました…
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『卑弥呼』第161話「謁見」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年2月5日号掲載分の感想です。前号は休載だったので、久々の感があります。前回は、山社(ヤマト)連合の魏への使節団が魏の遼東郡で魏軍と遭遇し、魏軍の総大将の司馬懿(司馬仲達)が山社連合の使節団に、そなたたちの国の女王によろしく、と伝えたところで終了しました。今回は、238年(以下、西暦は厳密な換算では…
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アルゼンチン古代人のゲノムデータ

 アルゼンチンで発見された古代人のゲノムデータを報告した研究(Maravall-López et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、現在のアルゼンチンにおいて以前には知られていなかった遺伝的祖先系統(祖先系譜、祖先成分、祖先構成、ances…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第3回「決戦前夜」

 今回は、序盤の山場と思われる桶狭間の戦いへと至る過程が描かれました。小一郎(羽柴秀長)は直とともに藤吉郎(羽柴秀吉)に従って中村から清須に来たものの、今川の大軍が尾張に攻め寄せてきたことから、後悔もしています。直は浅野長勝の邸宅に身を寄せ、寧々(高台院)に仕えることになります。本作の今川義元は、20世紀後半まで根強かったように思われる…
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ホモ・フロレシエンシスの行動の再検討

 ヒト進化研究ヨーロッパ協会第15回総会で、ホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)の行動を再検討した研究(Veatch et al., 2025)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P236)。インドネシアのフローレス島の考古学的洞窟遺跡であるリアン・ブア(Liang Bua)は、ホモ・フロ…
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柴田穂『謎の北朝鮮 地上の楽園か、この世の苦界か』16刷

 カッパ・ビジネスの一冊として、光文社より1989年5月に刊行されました。初版1刷の刊行は1986年7月です。初版1刷の刊行時、著者は産経新聞論説委員長でした。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書を読んだのは高校生の頃に起きた…
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古代の病原体

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、古代の病原体に関する研究(Sikora et al., 2025)が公表されました。感染症は、歴史を通してヒト集団に深刻な影響を及ぼしてきてましたが、それらの起源や過去の動態については重要な疑問が残っています。とくに完新世については、農業や牧畜が主要な生業となり、生産経済の開始によって人類の…
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中原の殷代後期人類のゲノムデータ

 中原の殷(商)代後期人類のゲノムデータを報告した研究(Tang et al., 2026)が公表されました。本論文は、河南省の殷代後期の遺跡で発見された人類遺骸のゲノムデータから、後期新石器時代の中原集団の直接的祖先としてモデル化できることと、社会的階層が遺伝的差異と関連していなかったことを示しています。なお、本論文の「中国」の指す範…
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ユーラシア北東部の新石器時代の親族関係

 古代ゲノムデータに基づく新石器時代ユーラシア北東部の親族関係についての研究(Liu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ユーラシア北東部の新たな古代人のゲノムデータと既知の証拠から、先史時代のユーラシアにおける居住や埋葬や配偶の慣行が…
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前期青銅器時代ヨーロッパ中央部の社会

 オーストリアで発見された前期青銅器時代の人類遺骸のゲノムデータを報告した研究(Furtwängler et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、オーストリアで発見された前期青銅器時代の個体群の新たなゲノムデータを提示し、おもに厳格ではない女…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2回「願いの鐘」

 今回も、中村と清須を中心に話が展開しました。まだ小一郎(羽柴秀長)は織田信長に仕官していないので、中村の描写が多く、中村における小一郎一家の立場も、家族間や小一郎と直との会話で浮き彫りになっていきます。小一郎と直との関係や、藤吉郎(羽柴秀吉)が織田家で虐げられているところなど、初回にも感じましたが、保守的な作風のように思います。近年の…
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燕山地域の新石器時代人類のゲノムデータ

 燕山地域の新石器時代人類のゲノムデータを報告した研究(Zhang et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、モンゴル高原と華北との間の移行地帯である燕山地域の、7700~4300年前頃となる前期新石器時代と後期新石器時代の人類遺骸のゲノムデ…
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上田信『東ユーラシア全史 陸海の交易でたどる5000年』

 中公新書の一冊として、中央公論新社より2025年12月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書は交易を中心に据えてのユーラシア東部の通史で、陸地のみならず海洋も考慮し、日本列島もたびたび取り上げており、おもに農耕開始以降を対象としていますが、現生人類(Homo sapiens)の拡散も短く言及されています。本書におけるユーラシアの…
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モンゴル高原南東部の新石器時代人類のゲノムデータ

 モンゴル高原南東部の新石器時代人類の新たなゲノムデータを報告した研究(Liu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、8800~5000年前頃となるモンゴル高原南東部の古代人35個体のゲノムデータを報告し、8800~7500年前頃の個体群…
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