大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第48回(最終回)「蔦重栄華乃夢噺」

 ついに最終回を迎え、1年間ずっと楽しんで視聴してきたので、かなりの寂しさがあります。蔦屋重三郎は松平定信(田安賢丸)たちと組んで一橋治済に「天誅」を下し、店を再開します。一橋治済は阿波の孤島へと幽閉されることになりましたが、その護送中に監視の武士を刺して抜け出しますが、落雷によって落命します。一橋治済の替玉となった阿波の蜂須賀家お抱え…
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リビアの7000年前頃の人類のゲノムデータ

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、リビアの7000年前頃の人類のゲノムデータを報告した研究の解説(Curry., 2025)が公表されました。この記事は、現在のリビア南西部のタドラルト・アカクス山脈(Tadrart Acacus Mountains)に位置するタカルコリ(Takarkori)岩陰で発見された、牧畜新石器時代となる70…
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河合信和『ネアンデルタール人と現代人』第2刷

 文春新書の一冊として、文藝春秋社より1999年9月に刊行されました。第1刷の刊行は1999年8月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書は現生人類(Homo sapiens)の起源および現生人類とネアンデルタール人(Hom…
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海の民と十字軍と古代ゲノム研究

 後期青銅器時代の地中海東部世界の「崩壊」をもたらしたとされる「海の民」についても、当ブログでは考古学や歴史学や遺伝学に関する文献を複数取り上げてきたので、古代ゲノム研究も含めて一度短くまとめ、古代ゲノム研究の意義として、十字軍についても少しだけ言及します。現在では「海の民」と総称されている集団は、当時のエジプトの記録によると、ペレセト…
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新種のティラノサウロイド恐竜

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、新種のティラノサウロイド恐竜を報告した研究(Voris et al., 2025)が報道されました。ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)を含むエウティラノサウルス類(Eutyrannosaurians)は、白亜紀の末期(6600万年前頃)までアジアと北アメリカ大陸の陸上動…
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台湾住民の医療および遺伝的データ

 おもに漢人系の台湾住民の医療および遺伝的データに関する二つの研究が公表されました。これらの研究によって、台湾住民の大規模な医療および遺伝的データが報告され、精密医療や健康対策や創薬など「実用的な」分野での今後の大きな貢献が期待されます。こうした大規模な医療および遺伝的データについては、まだ不足している地域も多いでしょうから、そうした「…
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ヨーロッパ最古級のホモ属の顔面

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、ヨーロッパ最古級のホモ属の顔面を報告した研究(Huguet et al., 2025)が公表されました。ヨーロッパ西部における最初の人類がどの系統で、その身体的特徴はどのようなものだったのか、また、そうした人類がいつどこで暮らしていたのかは、前期更新世のユーラシアにおける人類の定着についての研究では…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第47回「饅頭こわい」

 今回は、一橋治済をめぐる暗闘が描かれました。蔦屋重三郎は松平定信(田安賢丸)に脅されたことを契機に、一橋治済に恨みを抱く人々ととともに一橋治済への復讐というか「天誅」として、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)など懇意にしていた人々とともに、写楽という「企画」を立ち上げ、東洲斎写楽という画号で絵を売り出したわけですが、松平定信による自身を対…
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『卑弥呼』第159話「信頼」

 『ビッグコミックオリジナル』2025年12月20日号掲載分の感想です。前回は、魏の司馬懿(司馬仲達)がヤノハとは旧知の何(カ)に、魏軍と公孫淵軍の戦場を、倭から魏への使節団が突破することを支援すると約束し、司馬懿の邸宅から退出した何が、配下であるトヒコおよびノヅナにそれを伝えて、ともに喜ぶところで終了しました。今回は、日下(ヒノモト)…
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山野浩一『伝説の名馬』1~4巻

 中央競馬ピーアール・センターより、第1巻は1993年10月、第2巻は1994年9月、第1巻は1996年3月、第4巻は1997年9月に刊行されました。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書は100頭の世界の日本以外の名馬100頭…
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狩猟採集民の地中海における航海

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、狩猟採集民の地中海における航海についての研究(Scerri et al., 2025)が公表されました。マルタ諸島は地中海で最も遠隔な小島群の一つで、シチリア島の沿岸から約100キロメートル離れた場所に位置しており、シチリア島とは13000年前頃に沈んだ陸橋によってつながっていた、と推測されていいま…
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人類の二足歩行の進化

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、人類の二足歩行の進化に関する研究(Senevirathne et al., 2025)が公表されました。二足歩行はヒトを特徴づける形質です。二足歩行を可能にしている、なじみ深い御椀形の骨盤では、体の側面に沿って湾曲した短い幅広の腸骨翼が歩行を安定させ、内臓器官や大きな脳と広い肩幅の胎児を支えています…
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イギリスの大規模なゲノムデータ

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、イギリスの大規模なゲノムデータを報告した研究(The UK Biobank Whole-Genome Sequencing Consortium., 2025)が公表されました。全ゲノム塩基配列解読は、ヒトゲノムについて偏りのない完全な知見をもたらし、他の遺伝子型決定技術の技術的制約にとらわれない、…
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アフリカ東部とカナダ北極圏の1000万年以上前のタンパク質解析

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、アフリカ東部とカナダ北極圏の1000万年以上前の非ヒト動物遺骸のタンパク質解析解析結果を報告した二つの研究が公表されました。プロテオーム(タンパク質の総体)解析は、遺伝的情報量こそDNA(deoxyribonucleic acid、デオキシリボ核酸)よりずっと劣るものの、時空間的に古代DNAの解析が…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第46回「曽我祭の変」

 今回は、ついに東洲斎写楽の売り出しへと至る過程が描かれました。一橋治済への復讐というか「天誅」として、蔦屋重三郎と「同志」によって立ち上げられた「企画」である写楽ですが、重三郎は役者絵を売り出そうとするものの、納得のいく絵ができません。そこで、重三郎の妻である「てい」が重三郎と歌麿の仲立ちをして、歌麿は耕書堂に戻るわけですが、本作では…
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パラントロプス属の手の化石

 パラントロプス属の手の化石を報告した研究(Mongle et al., 2025)が報道されました。本論文は、ケニアのトゥルカナ湖(Lake Turkana)の東側のクービフォラ(Koobi Fora)で発見された、152万年前頃のパラントロプス・ボイセイ(Paranthropus boisei)の化石(KNM-ER 101000)を…
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原田俊治『新世界の名馬』第2刷

 サラブレッド血統センターより1993年7月に刊行されました。第1刷の刊行は1993年5月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書は、1970年に初版が刊行された原田俊治『世界の名馬 セントサイモンからケルソまで』(関連記事…
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アラビア半島の過去800万年間の環境

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、アラビア半島の過去800万年間の環境を報告した研究(Markowska et al., 2025)が報道されました。サハラ・アラビア砂漠は地球上において最大の生物地理学的障壁の一つで、過去の人類の移動など、アフリカ大陸とユーラシア大陸の間の分散を妨げてきました。最近の研究は、この障壁が少なくとも11…
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先史時代の女性に関する認識

 古代ゲノム研究によって先史時代の女性に関する認識が変容してきたことについての解説(Gross., 2025)が公表されました。本論文は、いわゆる先史時代における女性の役割について、人類学や考古学では現代の先入観に基づく偏った議論になっていた側面があることや、先史時代における母系社会というか母方居住社会の事例が古代ゲノム研究によって解明…
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チンパンジーの暴力と適応度

 野生のチンパンジー(Pan troglodytes)の暴力と適応度に関する研究(Wood et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ボノボ(Pan paniscus)とともに現代人にとって最も近縁な現生分類群であるチンパンジーにおいて、致死…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第45回「その名は写楽」

 今回は、東洲斎写楽の「企画」へと至る過程が描かれました。本作の東洲斎写楽は、本作において諸悪の根源と強く示唆されてきた一橋治済に殺害されたり、踊らされたりしてきた(と思われる)人々の関係者による、復讐のための手段というか「企画」と位置づけられているようです。具体的には、蔦屋重三郎とその関係者が協力し、一橋治済の「犯罪」を示唆する作品の…
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大相撲九州場所千秋楽

 今場所は、事前にこれといって大きな話題はなかったように思いますが、新入幕から4場所連続での二桁勝利とした安青錦関が、来場所後に大関へと昇進できるだけの成績を残せるのか、個人的には注目していました。安青錦関は、優勝もしくは優勝同点ならば、来場所後ではなく今場所後の大関昇進もあるかな、と考えていましたが、13日目に大の里関に負けて、優勝争…
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ユーラシア東部南方の崖に吊るされた棺の被葬者のゲノムデータ

 ユーラシア東部南方の崖に吊るされた棺の被葬者のゲノムデータを報告した研究(Zhou et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、おもに中国南西部とタイを対象に、ユーラシア東部南方で見られる埋葬慣行である、崖に吊るされた棺(Hanging Co…
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原田俊治『世界の名馬 セントサイモンからケルソまで』第5版

 サラブレッド血統センターより1995年1月に刊行されました。初版の刊行は1970年8月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書の初版が刊行されたのは私が生まれる前で、ハイセイコーによる競馬人気の過熱の前のことです。その時代…
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『卑弥呼』第158話「軍神、鬼神」

 『ビッグコミックオリジナル』2025年12月5日号掲載分の感想です。前号は休載だったので、久々の感があります。前回は、宍門(アナト)国の阿武(アブ)で、ヤノハが自分を人質に取ろうとした漁師たちに、戦いは一番簡単な解決策に思えるが、その後は勝者も敗者も取り返しがつかないほど後悔し、結局はどちらも負けたことに気づくのだから、錨を下ろして無…
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人類進化史におけるスラウェシ島をめぐる問題

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と昨年(2024年)後半から考えています。しかし、最新の研究を追いかけるのが精一杯で、独自の記事をほとんど執筆できておらず、そもそも最新の研究にしてもごく一部しか読めていません。この状況を多少なりとも改善するために…
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協力を生む複合的な機構

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、協力を生む複合的な機構に関する研究(Efferson et al., 2024)が公表されました。ヒトが行なう1回限りの協力に関して、繰り返し相互作用による説明と、集団の競争による説明があります。繰り返し相互作用から得られる説明は、直観には反するものの正統的です。一方、集団間の競争から得られ…
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倭の五王と皇位継承

 いわゆる倭の五王について当ブログでは複数の文献を取り上げてきましたが、おもに皇位(王位)継承との関連で短くまとめておきます。なお、この記事では便宜的に、天皇号が使用されていなかったと思われる時代の君主(大王)にも天皇号を使用します。倭の五王とは、『宋書』に見える讃と珍と済と興と武ですが、『梁書』では、讃ではなく賛、珍ではなく彌とありま…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第44回「空飛ぶ源内」

 今回は、平賀源内をめぐって話が展開しました。平賀源内は前半の重要人物で、主人公である蔦屋重三郎の導き手であると同時に、重三郎と田沼意次を結びつける役割も果たしており、前半は吉原、後半は日本橋を中心とした江戸市中と幕閣とを接続させるうえで、最も重要な人物だったと思います。江戸市中と幕閣という本作の二元構成が物語として上手く機能するうえで…
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最近のアジア東部人類集団の重要な古代ゲノム研究

 最近のアジア東部人類集団の重要な古代ゲノム研究に関する解説(Peng et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文はおもに、今年(2025年)公表された、中華人民共和国雲南省で発見された古代人のゲノムデータを報告した研究[12]と、黄河および長江…
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山野浩一『サラブレッドの誕生』第3刷

 朝日選書の一冊として、朝日新聞社より1991年7月に刊行されました。第1刷の刊行は1990年7月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書によって著者の山野浩一先生には1990年度のJRA馬事文化賞が授けられました。当ブログ…
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現生人類とネアンデルタール人の関係および人類の社会構造

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と昨年(2024年)後半から考えています。しかし、最新の研究を追いかけるのが精一杯で、独自の記事をほとんど執筆できておらず、そもそも最新の研究にしてもごく一部しか読めていません。この状況を多少なりとも改善するために…
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堀川晃菜「台湾にもいたデニソワ人 ごつい化石が語る独自の進化」

 『日経サイエンス』2025年12月号に掲載された表題の記事を読みました。この記事では、台湾本島と澎湖諸島の間の水深60m~120mの澎湖海峡(Penghu Channel)で、他の脊椎動物とともに漁網にかかって発見された「澎湖1号(Penghu 1)」と呼ばれているホモ属の下顎骨のプロテオーム(タンパク質の総体)解析(Tsutaya …
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『卑弥呼』第19集発売

 待望の第19集が発売されました。第19集には、 口伝143「置き去り」 https://sicambre.seesaa.net/article/202501article_21.html 口伝144「再生」 https://sicambre.seesaa.net/article/202502article_7.html…
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現生人類の出現と最初期の拡散(追記有)

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と昨年(2024年)後半から考えています。しかし、最新の研究を追いかけるのが精一杯で、独自の記事をほとんど執筆できておらず、そもそも最新の研究にしてもごく一部しか読めていません。この状況を多少なりとも改善するために…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第43回「裏切りの恋歌」

 今回は、蔦屋重三郎と喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)の関係を中心に話が展開しました。重三郎と歌麿の関係は、付き合いが深くて長い相手への配慮のなさに起因する関係の悪化など、普遍的な人間関係が描かれていますが、ここに歌麿から重三郎への性愛的な感情と、版元と絵師兼奉公人的立場といった関係を絡めて、ここまで上手く構成されていると思います。序盤で…
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人類進化史概略

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と昨年(2024年)後半から考えていますが、最新の研究を追いかけるのが精一杯で、独自の記事をほとんど執筆できておらず、そもそも最新の研究にしてもごく一部しか読めていません。現在の私の知見ではまだ「入力」が足りないこ…
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平井吉夫編『スターリン・ジョーク』再版

 河出文庫の一冊として、河出書房新社から1990年4月に刊行されました。初版の刊行は1990年3月です。本書の親本は河出書房新社から1983年8月に刊行されました。本書を購入したのは、再販から間もない1990年の夏を迎える前だった、と記憶しています。その前年に「東欧革命」が起きて、十代後半の多感な時期だったこともあり、私も社会主義や「左…
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イベリア半島南部におけるオーリナシアンからグラヴェティアンへの移行

 ヒト進化研究ヨーロッパ協会第15回総会で、イベリア半島南部の上部旧石器時代の技術的移行に関する研究(Gomes., 2025)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P88)。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。この研究は、スペインのムルシア(Murcia)市のムラ(…
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デニソワ人に関する最近の研究の解説

 種区分未定のホモ属であるデニソワ人(Denisovan)に関する最近の研究の解説(Nakagome., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文はおもに、ユーラシア東部の現生人類(Homo sapiens)におけるデニソワ人からの遺伝的影響を検証した最近の研…
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ヨーロッパ中央部における中期~後期更新世のカバ

 ヨーロッパ中央部における中期~後期更新世のカバ(Hippopotamus amphibius)の存在を報告した研究(Arnold et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ドイツのライン川上流のグラーベン(Graben)のアイヒ(Eich)…
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ヨーロッパの後期ネアンデルタール人のミトコンドリアDNA(追記有)

 ヒト進化研究ヨーロッパ協会第15回総会で、ヨーロッパの後期ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)のmtDNA(Mitochondrial DNA、ミトコンドリアDNA)に関する研究(Fotiadou et al., 2025)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P76)。[]は本論文の…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第42回「招かれざる客」

 今回は、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)の美人画の効果もあって江戸で起きた看板娘熱と、それをめぐっての蔦屋重三郎と歌麿の関係を中心に話が描かれました。重三郎は、松平定信(田安賢丸)による政治(寛政の改革)で吉原など江戸が不景気だったのに、歌麿によってその不景気が覆りつつあることから、さらに歌麿に絵を描かせ、弟子に歌麿の名で描かせるようと…
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ヒマラヤの人口史

 ヒマラヤの2300年前頃以降の人類の新たなゲノムデータを報告した研究(Bandyopadhyay et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、インド北部のヒマラヤ山脈の2300~100年前頃の7個体および現代人10個体と、ネパールのヒマラヤ中…
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楊海英『中国共産党 歴史を書き換える技術』

 ワニブックスPLUS新書の一冊として、ワニブックスより2025年10月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書の主題は「中国による歴史修正の実態」で、中華人民共和国の経済・軍事・政治力が今後も増大し、中国が覇権国家としての地位をさらに確たるものにした場合、日本でも伝統的な「中華至上主義史観」が新たな装いで声高に主張されるようになり…
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クリミア半島のネアンデルタール人の学際的研究

 クリミア半島のネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)に関する研究(Pigott et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、クリミア半島で発見された動物の骨を、新たな動物考古学的手法でヒト科と同定し、放射性炭素年代測…
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アフリカ東部の初期ホモ属化石

 ヒト進化研究ヨーロッパ協会第15回総会で、アフリカ東部の初期ホモ属化石に関する研究(Blasi-Toccacceli et al., 2025)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P26)。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。ホモ属は280万~190万年前頃の間に…
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初期オホーツク文化関連個体のゲノムデータ

 初期オホーツク文化関連個体のゲノムデータを報告した研究(Sato et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、浜中2遺跡で発見された、オホーツク文化初期となる5~6世紀頃の女性1個体(NAT004)のゲノムデータを報告し、そのゲノムがカムチャ…
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出村政彬「縄文人の祖先を探る 3万年より前にいたゴースト集団」

 『日経サイエンス』2025年12月号に掲載された表題の記事を読みました。この記事は査読前論文(Watanabe et al., 2024)を取り上げており、私も昨年(2024年)5月にTwitterでこの論文について言及しました。Watanabe et al., 2024はざっと読んだだけですが、「縄文人」42個体のゲノム解析から、「…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第41回「歌麿筆美人大首絵」

 今回は、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、雄助)の大成、および歌麿と蔦屋重三郎との関係が描かれました。重三郎は耕書堂から歌麿の美人画を売り出し、それが雲母刷りの大首絵で斬新だったことや、評判の人相見である大当開運を耕書堂に呼ぶなどの工夫もあって、評判となります。歌麿を一番の絵師にするという、歌麿が唐丸として蔦屋で手伝っていた頃からの重三郎の願い…
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