大河ドラマ『豊臣兄弟!』第19回「過去からの刺客」

 今回は、小一郎(長秀、羽柴秀長)の妻である慶を中心に話が展開しました。慶は小一郎にまったく心を開かず、複数の男性と性的関係を結んでいる、と示唆されていましたが、さすがに主人公の妻で、配役発表も早かっただけに、「仕掛け」があるのだろうな、と推測していた視聴者は、私も含めて多くいたでしょう。じっさい、慶には戦死した前夫との間に息子の与一郎…
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ペルム紀の初期爬虫類のミイラ化した化石

 ペルム紀の初期爬虫類のミイラ化した化石を報告した研究(Reisz et al., 2026)が公表されました。肋骨による吸引呼吸は、羊膜類(哺乳類と爬虫類と鳥類およびそれらの共通祖先)が陸域を征服する上で不可欠な進化的新機軸でした。現生の羊膜類は、肋間筋によって生じる吸気と呼気のために、統合された胸郭骨格を用いていますまが、これは、よ…
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森恒二『創世のタイガ』第14巻(講談社)

 2026年3月に刊行されました。第13巻は、現生人類(Homo sapiens)側の王であるタイガが、現生人類とネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)との共存を考えており、現生人類とネアンデルタール人が戦い続けている根本的原因はその王(第二次世界大戦のドイツとフランスの国境付近の戦場から来たドイツ人将校ですが…
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『卑弥呼』第20集発売

 待望の第20集が発売されました。第20集には、 第151話「永遠の夢」 https://sicambre.seesaa.net/article/202506article_22.html 第152話「最後の秘策」 https://sicambre.seesaa.net/article/202507article_20.…
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真核生物の進化系統樹

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、真核生物の進化系統樹に関する研究(Williamson et al., 2025)が公表されました。eToL(The eukaryote Tree of Life、真核生物の系統樹)はすべての真核生物の関係を表し、その根は、現生の複雑な生物すべての起源となって、LECA(Last Eukaryoti…
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幽霊はスマートロックを開ける

1. 完璧な隣人 東京、世田谷区。再開発で建てられた「ルミナス・コート代田」は、最新のIoT(モノのインターネット)技術を駆使した、文字通り「スマート」な高級マンションだった。 住人はスマートフォン一つで玄関を解錠し、外出先からエアコンや照明を操作できる。共有の専用アプリを使えば、住人同士の掲示板や、宅配ボックスの着荷通知、…
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アリューシャン列島先住民の人口史

 アリューシャン列島の古代人のゲノムデータが、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Hay et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P78)。この研究は、ヨーロッパ人との接触前の個体…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第18回「羽柴兄弟!」

 今回は、「豊臣兄弟」の名字が羽柴となり、信長から新たに北近江を所領として与えられ、長浜城を拠点として、領地を治める苦労と工夫が描かれました。羽柴秀吉(藤吉郎)はついに城主となり、「豊臣兄弟」の役割も変わって、物語は新章に入った、と言えるでしょう。それにしても、前回最後で浅井長政が自害してから、長篠の戦いも語りだけですまされるなど、一気…
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鋏角類のカンブリア紀起源

 カンブリア紀の新たな軟体節足動物を報告した研究(Lerosey-Aubril, and Ortega-Hernández., 2026)が公表されました。現生の鋏角類は12万種以上からなる著しく多様な節足動物のクレード(単系統群)で、サソリ類やクモ類やダニ類といった生態学的および経済的にきわめて重要な、よく知られた分類群を含んでいます…
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三谷博『明治維新10講』

 岩波新書(赤版)の一冊として、岩波書店より2025年12月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書は明治維新を、国内政局のみならず、広く世界史に位置づけています。本書はまず、体制改革の必要性は認識されても、最終的な目標を設定し、その必要性と正当性を訴えた人物がいなかった点で、明治維新はフランス革命やロシア革命とは異なる、と指摘しま…
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初期人類の環境

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、初期人類の環境に関する研究(Bromage et al., 2026)が公表されました。代謝プロファイリングの科学では、代謝物と呼ばれる代謝の副産物として生じる化合物を利用して、内的な生物学的機能や生理学的な健康と疾患を説明し、生物の生息環境に特有の外的影響の証拠が示されま。本論文は、古生物とその環…
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ヘビ類の起源に近いジュラ紀の新たな化石有鱗類

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、ヘビ類の起源に近いジュラ紀の新たな化石有鱗類を報告した研究(Benson et al., 2025)が公表されました。有鱗類(トカゲ類とヘビ類)は約12000の現生種から構成されており、その生態はひじょうに多様で、クラウン群の起源は約1億9000万年前にさかのぼります。形態的特徴と分子系統学的特徴の…
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平凡な兄弟の生涯

 AIに小説を書かせたところ、予想していた以上に自然な展開と文体だったので(関連記事)、ごく短い指示(1908年生まれと1910年生まれの日本人の平凡な兄弟の関係と生涯を、情感豊かに5000字程度で執筆してください)で小説を書かせたところ(今回はGemini)、やはり自然な感じの小説が生成されました。昨年(2025年)4月にAIに検索さ…
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多細胞化の過程

 多細胞化の過程に関する研究(Ros-Rocher et al., 2026)が公表されました。多細胞生物は多くの細胞から構成され、多細胞性は真核生物において独立して複数回進化した、と考えられています。多細胞性には、クローン性(姉妹細胞の分離を伴わない連続的な細胞分裂)と集合(別個の細胞が集合して多細胞体を形成する)という2通りの異なる…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第17回「小谷落城」

 今回は、朝倉と浅井の滅亡まで一気に話が進みました。足利義昭は都から追放されましたが、足利将軍が都から落ち延びることは戦国時代には珍しくなく、実際、義昭はこの後も将軍として活動し、織田信長と敵対し続けます。本作では義昭が「豊臣兄弟」を高く評価して親しくており、義昭を見送る「豊臣兄弟」との別れも和やかなものでしたから、再登場がありそうで、…
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AIに生成させた小説

 AIが大流行しており、小説を書かせることもできる、と聞いたので、どんなものなのか、と試してみたところ、貧弱な指示に対して、小説を読み慣れていない一般人の私にとってはなかなか読める文学的表現を生成したので、とりあえず第1章までをブログ記事として掲載します。反映してほしかった設定が取り込まれていないところもありますが、私の指示が当ブログの…
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落合淳思『「王」の誕生 古代中国文明の戦争・祭祀・階層』

 角川新書の一冊として、KADOKAWAから2026年4月に刊行されました。電子書籍での購入です。当ブログでは原則として「文明」という用語を使わないことにしているので、この記事でも引用以外では「文明」とは表記せず、「文化」などに置き換えます。本書は、現代の中華人民共和国において、「唯物史観(史的唯物論)」という非科学的なイデオロギーによ…
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古人類学の記事のまとめ(58)2026年1月~2026年4月

 2026年1月~2026年4月の当ブログの古人類学関連の記事を以下に整理しておきます。なお、過去のまとめについては、2026年1月~2026年4月の古人類学関連の記事の後に一括して記載します。とくに重要と判断した研究については、冒頭に★をつけています。私以外の人には役立たないまとめでしょうが、当ブログは不特定多数の読者がいるという前提…
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緑のサハラ期の旱魃

 緑のサハラ期の旱魃に関する研究(Sylvestre et al., 2026)が公表されました。前期完新世から中期完新世にかけて、サハラ地域とサヘル地域は、緑のサハラ期とも言われる、AHP(African Humid Period、アフリカ湿潤期)と呼ばれる湿潤期にありました。AHPは、14800年前比呂に始まり、9000年前~600…
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最古のアンキロサウルス類

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、最古のアンキロサウルス類(ankylosaurs)を報告した研究(Maidment et al., 2025)が公表されました。装甲を持つアンキロサウルス類(曲竜類、鎧竜類)の恐竜は、後期白亜紀の北半球の生態系のものが最もよく知られていますが、前期~中期ジュラ紀におけるその初期進化については、化石記…
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統合失調症の集団間の差異

 統合失調症の集団間の差異に関する研究(Bigdeli et al., 2026)が公表されました。統合失調症および関連する精神病は、あらゆるヒト集団で発生し、「黒人」およびおもにアフリカ系集団で診断率が最も高くなっています。数十年にわたる研究で、統合失調症には高度に遺伝性で多遺伝子性の基盤がある、と明らかにされており、その基盤の多くは…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第16回「覚悟の比叡山」

 今回は、織田信長による比叡山焼き討ちが描かれました。これに「豊臣兄弟」と明智光秀がどう絡むのか、注目していました。本作の主人公は小一郎(長秀、羽柴秀長)で、準主人公が木下(羽柴)秀吉(藤吉郎)ですが、これまで、小一郎を目立たたせようとする場面は、強引というか説得力に欠けることが多いように思うので、その点で不安はありました。今回は、比叡…
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ヨーロッパ西部の狩猟採集民の遺伝的存続

 ヨーロッパ西部の新石器時代人類集団の新たな古代ゲノムデータを報告した研究(Olalde et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、現在のオランダとベルギーとドイツの紀元前8500~紀元前1700年頃の人類112個体の新たなゲノムデータを報告…
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周藤芳幸『ミケーネ文明 古代ギリシアの原像』

 岩波新書(赤版)の一冊として、岩波書店より2026年3月に刊行されました。電子書籍での購入です。当ブログでは原則として「文明」という用語を使わないことにしているので、この記事でも「文明」とは表記せず、「文化」などに置き換えます。本書はミケーネ文化の概説で、ミケーネ文化を広く地中海世界に位置づけ、同時代の他地域および紀元前8世紀以降のギ…
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大規模群衆によって生み出される振動運動

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、大規模群衆によって生み出される振動運動に関する研究(Gu et al., 2025)が公表されました。コンサートやフェスティバルのような密集した群衆は、現代社会における最も危険な環境の一つです。危険は、制御されていない集団運動から生じ、壁への圧迫や窒息や死亡事故につながります。群衆動態に関する現状の…
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マウスにおける鉄欠乏と性別決定

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、マウスにおける鉄欠乏と性別決定についての研究(Okashita et al., 2025)が公表されました。二価鉄(Fe²⁺)は、DNAやタンパク質の脱メチル化のようなさまざまな酸化還元酵素反応に関わっており、あらゆる真核細胞にとって不可欠な要素です。哺乳類における雄の性決定のさいに、発生中の生殖腺…
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ニュージーランド先住民の人口史

 ニュージーランド先住民の人口史について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Dickerson et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P43)。ポリネシア人集団の中で、プカプカ…
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『卑弥呼』第166話「勝利の日」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年5月5日号掲載分の感想です。前回は、山社(ヤマト)の楼観で、以前より優しくなった、とヌカデに指摘されたヤノハが、この情けが倭国統一の足枷にならねばよい、と思っているのだろう、と言ったところで終了しました。今回は、魏の昌黎県に留まっているトメ将軍一行が、遼東郡を抜けてどのように倭に向かうのか、検討し…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第15回「姉川大合戦」

 今回は、有名な姉川合戦が描かれました。おそらく姉川合戦は、織田信長と木下(羽柴)秀吉(藤吉郎)にとって生涯でも有数の規模の野戦だったでしょうが、徳川家康も参陣していたため、いわゆる戦国の三傑全員が揃って直接的に関わった大規模な野戦ということで、これまでの大河ドラマでもたびたび描かれてきました。姉川合戦は、本能寺の変ほど視聴者から注目さ…
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アジア東部の非現生人類ホモ属

 アジア東部の非現生人類ホモ属に関する解説(Ran et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、近年のアジア東部の非現生人類ホモ属に関する研究の進展を簡潔にまとめており、たいへん有益と思います。以下、敬称は省略します。また、本論文の「中国」の指…
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若宮總『イランの地下世界』

 角川新書の一冊として、KADOKAWAから2024年5月に刊行されました。電子書籍での購入です。以下、敬称は省略します。著者名は実名ではなく筆名とのことで、これは、イランに関する機微に触れる情報を明かしているため、長年イランで暮らしてきた著者が、イラン政府から入国を許可されなくなる懸念があるからです。今年(2026年)1月3日に、『イ…
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白亜紀前期のパキケファロサウルス類

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、モンゴルで発見された白亜紀前期のパキケファロサウルス類を報告した研究(Chinzorig et al., 2025)が公表されました。ドーム状の頭を持つパキケファロサウルス類は、ひじょうに謎めいた恐竜の一群です。頭蓋冠が肥大していて精巧な頭蓋装飾を有するこのクレード(単系統群)の恐竜は、複雑な社会的…
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アルゼンチンの恐竜化石

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、アルゼンチンで発見された恐竜化石を報告した研究(Hechenleitner et al., 2025)が公表されました。パンゲアの陸上生態系は後期三畳紀(約2億3700万~2億100万年前)に激変し、それが哺乳型類やワニ形類や恐竜類の出現と多様化につながりました。南アメリカ大陸のカーニアン(Carn…
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カンブリア紀の海洋生態系

 カンブリア紀の海洋生態系について報告した研究(Zeng et al., 2026)が公表されました。カンブリア紀のBST(Cambrian Burgess Shale-type 、バージェス頁岩型)化石生物相には、顕生代最古の海洋生態系のほぼ完全なスナップショットが記録されています。しかし、軟組織を保存する多様性の高いBST生物相を含…
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朝鮮半島三国時代人類の社会構造

 韓国南東部の三国時代の遺跡で発見された人類遺骸のゲノムデータを報告した研究(Moon et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。また、本論文の「中国」の指す範囲はよく分からず、現在の中華人民共和国の支配領域もしくはもっと狭くダイチン・グルン(大清帝国…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第14回「絶体絶命!」

 今回は、織田軍の金ヶ崎からの撤退戦が描かれました。太閤記ものでは前半の山場となることが多い話ですが、本作では木下(羽柴)秀吉(藤吉郎)ではなく木下(羽柴)小一郎(長秀、羽柴秀長)が主人公ですから、これまでの作風からして、大河ドラマ(時代劇)の視聴者に馴染み深い物語ではあるものの、小一郎が目立つよう捻った展開になるのではないか、と予想し…
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哺乳類の顎関節の収斂進化

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、哺乳類の顎関節の進化に関する研究(Mao et al., 2025)が公表されました。単一の歯骨から構成される下顎と、歯骨の関節丘および鱗状骨の関節窩の間の二次的な頭蓋下顎関節の進化は、脊椎動物におけるきわめて重要な新機軸で、哺乳類を特徴づける形質と考えられてきました。本論文は、二次顎関節の新規な形…
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富島健夫『サイン・ノート』の想い出

 私には子供の頃から懐古趣味があり、寝る時や移動中に自分の経験(ちょっと遠い一人だけの外出、家族に連れて行ってもらった旅行、相撲や野球やドラマといったテレビ視聴、読書など)をよく回想していました。次第に自分が物心のついていない時、さらには生まれていない頃の出来事や作品に興味を抱き、中学生になった頃からは朝日新聞の縮刷版を熱心に読むように…
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再来年(2028年)の大河ドラマはジョン万次郎を主人公とする『ジョン万』

 再来年(2028年)の大河ドラマはジョン万次郎(中濱万次郎)を主人公とする『ジョン万』に決定した、と報道されました。脚本は藤本有紀氏、主演は山崎賢人氏です。来年の大河ドラマが、小栗忠順(上野介)を主人公とする『逆賊の幕臣』なので、再来年も幕末もの、しかも幕臣に取り立てられた人物だったのは本当に意外で、予想も大外れでした。何よりも驚いた…
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有顎脊椎動物の姉妹群における頭部と胴部の境界の新規構成

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、有顎脊椎動物の姉妹群における頭部と胴部の境界の新規構に関する研究(Miyashita et al., 2025)が公表されました。有顎脊椎動物の起源に関する標準的な仮説では、複雑な感覚系、血流量の多い心臓、開口筋と頭胸部蝶番の統合といった一連の解剖学的な新機軸によって促進された、底生性のグレーザー(…
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後期白亜紀ヨーロッパの角竜類

 後期白亜紀ヨーロッパの角竜類を報告した研究(Maidment et al., 2026)が公表されました。後期白亜紀のヨーロッパは群島で、多様性の低さや遺存性や島嶼性矮小化などの島効果で特徴づけられる恐竜動物相が存在しました。この地域の恐竜群集は、典型的なローラシア大陸あるいはゴンドワナ大陸の恐竜類と類縁な分類群と、独自の固有種が独特…
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東天山の人口史

 東天山山脈で発見された青銅器時代~歴史時代の人類遺骸の新たなゲノムデータを報告した研究(Yang et al., 2026)が公表されました。現在は中華人民共和国の支配下にあり、行政区分では新疆ウイグル自治区とされている東トルキスタンの東天山山脈と西天山山脈で発見された青銅器時代~歴史時代の12ヶ所の遺跡から発掘された人類遺骸23個体…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第13回「疑惑の花嫁」

 今回は、小一郎(長秀、羽柴秀長)と慶との結婚を中心に話が展開しました。前回、慶は初めて登場しましたが、顔見世程度で、今回初めてその人となり(の一端?)が示されました。慶は複数の男と密会しているとの噂があり、小一郎に問われて慶も複数の男との性的関係を強く示唆しました。慶は織田を強く恨んでおり、体は男に許しても心は織田には許さない、と強く…
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『卑弥呼』第165話「足枷」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年4月20日号掲載分の感想です。前回は、金砂(カナスナ)国の出雲で、日下(ヒノモト)の吉備津彦(キビツヒコ)が、出雲の巨大神殿の階段を、棺を綱で自分の体に括りつけて登っていき、事代主(コトシロヌシ)に、日下が出雲に全面降伏する、と伝えたところで終了しました。今回は、その10日前、日下国の勾田(マガタ…
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小田中直樹・帆刈浩之編『世界史/いま、ここから』

 山川出版社より2017年4月に刊行されました。本書は、人・モノ・情報の移動、宗教と信仰、科学技術と環境に焦点を当てた世界史です。とはいえ、世界史をどう叙述するのか、という問題があり、本書は世界史を時空間的に区分しています。地域区分は、欧米(ヨーロッパと北アメリカ)、西アジア(東地中海沿岸部、中東)、東アジア(東南アジアも含まれます)の…
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インド北部古代人のゲノムデータ

 インド北部古代人のゲノムデータについて、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Aragon et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P6)。本研究は、インド北東部の、3300年前頃…
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遺伝子移入領域を特定する新たな手法

 後期ホモ属における遺伝子移入領域を特定する新たな手法について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Rogers et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P162)。この研究は、現…
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ユーラシア西部のイヌの進化史(追記有)

 後期更新世~初期完新世のユーラシア西部のイヌのゲノムデータを報告した研究(Marsh et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ユーラシア西部の後期更新世~初期完新世のイヌの新たなゲノムデータを報告し、遺伝的に均一なイヌ個体群が遅くとも14…
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ヨーロッパの初期のイヌの進化史(追記有)

 上部旧石器時代以降代のヨーロッパのイヌの新たなゲノムデータを報告した研究(Bergström et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、旧石器時代および中石器時代のヨーロッパの216点のイヌ科遺骸を分析し、そのうち141点でオオカミ(ハイイ…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第12回「小谷城の再会」

 今回は、織田信長が小谷城を訪れ、同行した「豊臣兄弟」とともに市と再会した話が描かれました。本作では市の扱いが大きく、「豊臣兄弟」と信長および市の兄妹を対比させる意図なのでしょうが、保守的というか通俗的な人物造形と人間関係が特徴に思える本作において、少なくとも現時点では、市が「豊臣兄弟」を嫌っておらず、一定の信頼を寄せているように見える…
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