古人類学の記事のまとめ(57)2025年9月~2025年12月

 2025年9月~2025年12月の当ブログの古人類学関連の記事を以下に整理しておきます。なお、過去のまとめについては、2025年9月~2025年12月の古人類学関連の記事の後に一括して記載します。とくに重要と判断した研究については、冒頭に★をつけています。私以外の人には役立たないまとめでしょうが、当ブログは不特定多数の読者がいるという…
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謹賀新年

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。ついに2026年を迎えました。もう4年近く前となる2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの直接的な軍事侵略は今も続いており、中東情勢も根本的解決には程遠く、アメリカ合衆国のトランプ政権の迷走的な一国主義もあって、世界情勢の見通しがさらに暗くなった感もあります。…
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年末の挨拶

 いよいよ2025年も終わりが近づいてきました。1年間この過疎ブログをお読みくださった方、さらには有益な情報を寄せてくださった方には感謝申し上げます。今年もロシアによるウクライナへの直接的な軍事侵略は続き、一昨年秋以降は中東情勢が悪化したうえに、今年1月に始動したアメリカ合衆国の第二次トランプ政権では、始動前から懸念されていたように、同…
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第71回東京大賞典結果

 近年では競馬への情熱をかなり失ってしまい、競馬関連の記事を掲載することが少なくなりましたが、有馬記念と東京大賞典だけは当ブログを始めてから毎年必ず取り上げてきたので、今年(2025年)も記事を掲載します。昨日(2025年12月29日)行なわれた今年の東京大賞典には、古馬では、今年の帝王賞とJBCクラシックを勝った4歳馬のミッキーファイ…
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第70回有馬記念結果

 近年では競馬への情熱をかなり失ってしまい、競馬関連の記事を掲載することが少なくなりましたが、有馬記念と東京大賞典だけは当ブログを始めてから毎年必ず取り上げてきたので、今年(2025年)も記事を掲載することにしました。今年の有馬記念には、古馬では、昨年の覇者であるレガレイラ、今年の宝塚記念を勝ったメイショウタバル、今年ドバイシーマクラシ…
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2025年の古人類学界

 あくまでも私の関心に基づいたものですが、年末になったので、今年(2025年)も古人類学界について振り返っていくことにします。近年ずっと繰り返していますが、今年も核DNAやミトコンドリアDNAを含めて古代DNA研究の進展には目覚ましいものがありましたが、プロテオーム(タンパク質の総体)解析でも重要な研究が公表されています。正直なところ、…
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本村凌二『地中海世界の歴史8 人類と文明の変容 「古代末期」という時代』

 講談社選書メチエの一冊として、2025年月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書の対象範囲は軍人皇帝の時代から西ローマ帝国の滅亡までとなり、心性史、より具体的には多神教世界から一神教であるキリスト教世界への移行が中心的に取り上げられています。本書は、当時の世界にあって一神教は異例の宗教であり、それが広大なローマ帝国において浸透し…
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アウストラロピテクス属の新たな化石

 鮮新世のアウストラロピテクス属の新たな化石を報告した研究(Haile-Selassie et al., 2026)が公表されました。エチオピアのウォランソ・ミル(Woranso-Mille)の鮮新世の堆積層(359万年前~333万年前)から出土した化石に対するアウストラロピテクス・デイレメダ(Australopithecus deyi…
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イタリア南部の中期青銅器時代人類集団のゲノムデータ

 イタリア南部の中期青銅器時代人類集団のゲノムデータを報告した研究(Fontani et al., 2025)が公表されました。本論文は、イタリア半島南部の中期青銅器時代の人類遺骸のゲノムデータを報告し、同時代のイタリア半島の人類集団とよりも、前期青銅器時代シチリア島人類集団の方と遺伝的に類似していることを示します。また本論文は、1個体…
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イラクの更新世の石器

 イラクの更新世の石器を報告した研究(Egberts et al., 2025)が公表されました。イラクは更新世人類の拡散において重要な位置を占めていると考えられますが、その実態はよく分かっていません。本論文は、イラク南西部のIWD(Iraqi Western Desert、イラク西部砂漠)に位置するシュビチャ(Shbicha)地域の更…
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過去16万年間のアジア東部の人類史

 過去16万年間のアジア東部の人類史の総説(He et al., 2025)が公表されました。本論文は、おもに遺伝学的観点から過去16万年間のアアジア東部の人類史に関する近年までの研究を整理しており、近年飛躍的に発展しているアジア東部の古代ゲノム研究の把握にひじょうに有益です。本論文の主要な対象は現生人類(Homo sapiens)です…
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陝西省の後期新石器時代人類集団のゲノムデータ

 陝西省の後期新石器時代人類集団のゲノムデータを報告した研究(Chen et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、初期の社会階層化と国家形成の進展が示唆される、陝西省の後期新石器時代遺跡で発見された人類遺骸のゲノムデータを報告しています。この…
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『卑弥呼』第160話「幟を掲げて」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年1月5日号掲載分の感想です。前回は、魏の遼東郡で、日下と通じていた穂波(ホミ)国の重臣の息子であるトモが、親友のミマアキに、ミマアキの恋人だったクラトを殺したのはヤノハだ、と伝えたところで終了しました。今回は、ミマアキがかつてクラトの墓前を訪れた回想場面(第136話)から始まります。ミマアキは、ク…
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池田嘉郎『悪党たちのソ連帝国』

 新潮選書の一冊として、新潮社から2022年8月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書は、「悪党」というか歴代の「最高指導者」に焦点を当てたソ連史です。ただ、本書冒頭で「強力な意志によって国家を統治した六名の人物」とあるように、一般的に認識されているソ連の「最高指導者」のうち、レーニンとスターリンとフルシチョフとブレジネフとアンド…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の記事のまとめ

 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が終了したので、関連記事をまとめました。 再来年(2025年)の大河ドラマは蔦屋重三郎が主人公の『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』 https://sicambre.seesaa.net/article/202304article_28.html 第1回「ありがた山の寒がらす」 ht…
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東天山山脈の上部旧石器時代石器

 東天山山脈の上部旧石器時代の石器群を報告した研究(Wang et al., 2025)が公表されました。本論文は、【現在は中華人民共和国の支配下にあり、行政区分では新疆ウイグル自治区とされている】東トルキスタンの東天山山脈で発見された上部旧石器時代の石刃や細石刃と、東天山山脈に位置する蒲類洞窟(Pulei Cave)の堆積物の年代測定…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』全体的な感想

 これまで大河ドラマの予想で蔦屋重三郎を主人公候補として何度か挙げたことがあり、これは客観的な予想というよりも多分に願望だったため、2025年の大河ドラマが蔦屋重三郎を主人公とする『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』だと発表された時には本当に嬉しく、近年の大河ドラマの放送開始前の期待値では最高で、じっさいに放送が始まってからもひじょうに楽しん…
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青海省の後漢時代の古代人のゲノムデータ

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、青海省で発見された後漢時代の古代人のゲノムデータを報告した研究(Wang et al., 2025)が公表されました。本論文は、青海チベット高原の後漢時代の古代人のゲノムを解析し、黄河流域集団と関連する遺伝的祖先系統(祖先系譜、祖先成分、祖先構成、ancestry)が優勢であるものの、在来集団的な祖…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第48回(最終回)「蔦重栄華乃夢噺」

 ついに最終回を迎え、1年間ずっと楽しんで視聴してきたので、かなりの寂しさがあります。蔦屋重三郎は松平定信(田安賢丸)たちと組んで一橋治済に「天誅」を下し、店を再開します。一橋治済は阿波の孤島へと幽閉されることになりましたが、その護送中に監視の武士を刺して抜け出しますが、落雷によって落命します。一橋治済の替玉となった阿波の蜂須賀家お抱え…
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リビアの7000年前頃の人類のゲノムデータ

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、リビアの7000年前頃の人類のゲノムデータを報告した研究の解説(Curry., 2025)が公表されました。この記事は、現在のリビア南西部のタドラルト・アカクス山脈(Tadrart Acacus Mountains)に位置するタカルコリ(Takarkori)岩陰で発見された、牧畜新石器時代となる70…
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河合信和『ネアンデルタール人と現代人』第2刷

 文春新書の一冊として、文藝春秋社より1999年9月に刊行されました。第1刷の刊行は1999年8月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書は現生人類(Homo sapiens)の起源および現生人類とネアンデルタール人(Hom…
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海の民と十字軍と古代ゲノム研究

 後期青銅器時代の地中海東部世界の「崩壊」をもたらしたとされる「海の民」についても、当ブログでは考古学や歴史学や遺伝学に関する文献を複数取り上げてきたので、古代ゲノム研究も含めて一度短くまとめ、古代ゲノム研究の意義として、十字軍についても少しだけ言及します。現在では「海の民」と総称されている集団は、当時のエジプトの記録によると、ペレセト…
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新種のティラノサウロイド恐竜

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、新種のティラノサウロイド恐竜を報告した研究(Voris et al., 2025)が報道されました。ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)を含むエウティラノサウルス類(Eutyrannosaurians)は、白亜紀の末期(6600万年前頃)までアジアと北アメリカ大陸の陸上動…
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台湾住民の医療および遺伝的データ

 おもに漢人系の台湾住民の医療および遺伝的データに関する二つの研究が公表されました。これらの研究によって、台湾住民の大規模な医療および遺伝的データが報告され、精密医療や健康対策や創薬など「実用的な」分野での今後の大きな貢献が期待されます。こうした大規模な医療および遺伝的データについては、まだ不足している地域も多いでしょうから、そうした「…
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ヨーロッパ最古級のホモ属の顔面

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、ヨーロッパ最古級のホモ属の顔面を報告した研究(Huguet et al., 2025)が公表されました。ヨーロッパ西部における最初の人類がどの系統で、その身体的特徴はどのようなものだったのか、また、そうした人類がいつどこで暮らしていたのかは、前期更新世のユーラシアにおける人類の定着についての研究では…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第47回「饅頭こわい」

 今回は、一橋治済をめぐる暗闘が描かれました。蔦屋重三郎は松平定信(田安賢丸)に脅されたことを契機に、一橋治済に恨みを抱く人々ととともに一橋治済への復讐というか「天誅」として、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)など懇意にしていた人々とともに、写楽という「企画」を立ち上げ、東洲斎写楽という画号で絵を売り出したわけですが、松平定信による自身を対…
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『卑弥呼』第159話「信頼」

 『ビッグコミックオリジナル』2025年12月20日号掲載分の感想です。前回は、魏の司馬懿(司馬仲達)がヤノハとは旧知の何(カ)に、魏軍と公孫淵軍の戦場を、倭から魏への使節団が突破することを支援すると約束し、司馬懿の邸宅から退出した何が、配下であるトヒコおよびノヅナにそれを伝えて、ともに喜ぶところで終了しました。今回は、日下(ヒノモト)…
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山野浩一『伝説の名馬』1~4巻

 中央競馬ピーアール・センターより、第1巻は1993年10月、第2巻は1994年9月、第1巻は1996年3月、第4巻は1997年9月に刊行されました。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書は100頭の世界の日本以外の名馬100頭…
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狩猟採集民の地中海における航海

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、狩猟採集民の地中海における航海についての研究(Scerri et al., 2025)が公表されました。マルタ諸島は地中海で最も遠隔な小島群の一つで、シチリア島の沿岸から約100キロメートル離れた場所に位置しており、シチリア島とは13000年前頃に沈んだ陸橋によってつながっていた、と推測されていいま…
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人類の二足歩行の進化

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、人類の二足歩行の進化に関する研究(Senevirathne et al., 2025)が公表されました。二足歩行はヒトを特徴づける形質です。二足歩行を可能にしている、なじみ深い御椀形の骨盤では、体の側面に沿って湾曲した短い幅広の腸骨翼が歩行を安定させ、内臓器官や大きな脳と広い肩幅の胎児を支えています…
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イギリスの大規模なゲノムデータ

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、イギリスの大規模なゲノムデータを報告した研究(The UK Biobank Whole-Genome Sequencing Consortium., 2025)が公表されました。全ゲノム塩基配列解読は、ヒトゲノムについて偏りのない完全な知見をもたらし、他の遺伝子型決定技術の技術的制約にとらわれない、…
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アフリカ東部とカナダ北極圏の1000万年以上前のタンパク質解析

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、アフリカ東部とカナダ北極圏の1000万年以上前の非ヒト動物遺骸のタンパク質解析解析結果を報告した二つの研究が公表されました。プロテオーム(タンパク質の総体)解析は、遺伝的情報量こそDNA(deoxyribonucleic acid、デオキシリボ核酸)よりずっと劣るものの、時空間的に古代DNAの解析が…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第46回「曽我祭の変」

 今回は、ついに東洲斎写楽の売り出しへと至る過程が描かれました。一橋治済への復讐というか「天誅」として、蔦屋重三郎と「同志」によって立ち上げられた「企画」である写楽ですが、重三郎は役者絵を売り出そうとするものの、納得のいく絵ができません。そこで、重三郎の妻である「てい」が重三郎と歌麿の仲立ちをして、歌麿は耕書堂に戻るわけですが、本作では…
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パラントロプス属の手の化石

 パラントロプス属の手の化石を報告した研究(Mongle et al., 2025)が報道されました。本論文は、ケニアのトゥルカナ湖(Lake Turkana)の東側のクービフォラ(Koobi Fora)で発見された、152万年前頃のパラントロプス・ボイセイ(Paranthropus boisei)の化石(KNM-ER 101000)を…
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原田俊治『新世界の名馬』第2刷

 サラブレッド血統センターより1993年7月に刊行されました。第1刷の刊行は1993年5月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書は、1970年に初版が刊行された原田俊治『世界の名馬 セントサイモンからケルソまで』(関連記事…
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アラビア半島の過去800万年間の環境

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、アラビア半島の過去800万年間の環境を報告した研究(Markowska et al., 2025)が報道されました。サハラ・アラビア砂漠は地球上において最大の生物地理学的障壁の一つで、過去の人類の移動など、アフリカ大陸とユーラシア大陸の間の分散を妨げてきました。最近の研究は、この障壁が少なくとも11…
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先史時代の女性に関する認識

 古代ゲノム研究によって先史時代の女性に関する認識が変容してきたことについての解説(Gross., 2025)が公表されました。本論文は、いわゆる先史時代における女性の役割について、人類学や考古学では現代の先入観に基づく偏った議論になっていた側面があることや、先史時代における母系社会というか母方居住社会の事例が古代ゲノム研究によって解明…
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チンパンジーの暴力と適応度

 野生のチンパンジー(Pan troglodytes)の暴力と適応度に関する研究(Wood et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ボノボ(Pan paniscus)とともに現代人にとって最も近縁な現生分類群であるチンパンジーにおいて、致死…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第45回「その名は写楽」

 今回は、東洲斎写楽の「企画」へと至る過程が描かれました。本作の東洲斎写楽は、本作において諸悪の根源と強く示唆されてきた一橋治済に殺害されたり、踊らされたりしてきた(と思われる)人々の関係者による、復讐のための手段というか「企画」と位置づけられているようです。具体的には、蔦屋重三郎とその関係者が協力し、一橋治済の「犯罪」を示唆する作品の…
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大相撲九州場所千秋楽

 今場所は、事前にこれといって大きな話題はなかったように思いますが、新入幕から4場所連続での二桁勝利とした安青錦関が、来場所後に大関へと昇進できるだけの成績を残せるのか、個人的には注目していました。安青錦関は、優勝もしくは優勝同点ならば、来場所後ではなく今場所後の大関昇進もあるかな、と考えていましたが、13日目に大の里関に負けて、優勝争…
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ユーラシア東部南方の崖に吊るされた棺の被葬者のゲノムデータ

 ユーラシア東部南方の崖に吊るされた棺の被葬者のゲノムデータを報告した研究(Zhou et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、おもに中国南西部とタイを対象に、ユーラシア東部南方で見られる埋葬慣行である、崖に吊るされた棺(Hanging Co…
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原田俊治『世界の名馬 セントサイモンからケルソまで』第5版

 サラブレッド血統センターより1995年1月に刊行されました。初版の刊行は1970年8月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書の初版が刊行されたのは私が生まれる前で、ハイセイコーによる競馬人気の過熱の前のことです。その時代…
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『卑弥呼』第158話「軍神、鬼神」

 『ビッグコミックオリジナル』2025年12月5日号掲載分の感想です。前号は休載だったので、久々の感があります。前回は、宍門(アナト)国の阿武(アブ)で、ヤノハが自分を人質に取ろうとした漁師たちに、戦いは一番簡単な解決策に思えるが、その後は勝者も敗者も取り返しがつかないほど後悔し、結局はどちらも負けたことに気づくのだから、錨を下ろして無…
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人類進化史におけるスラウェシ島をめぐる問題

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と昨年(2024年)後半から考えています。しかし、最新の研究を追いかけるのが精一杯で、独自の記事をほとんど執筆できておらず、そもそも最新の研究にしてもごく一部しか読めていません。この状況を多少なりとも改善するために…
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協力を生む複合的な機構

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、協力を生む複合的な機構に関する研究(Efferson et al., 2024)が公表されました。ヒトが行なう1回限りの協力に関して、繰り返し相互作用による説明と、集団の競争による説明があります。繰り返し相互作用から得られる説明は、直観には反するものの正統的です。一方、集団間の競争から得られ…
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倭の五王と皇位継承

 いわゆる倭の五王について当ブログでは複数の文献を取り上げてきましたが、おもに皇位(王位)継承との関連で短くまとめておきます。なお、この記事では便宜的に、天皇号が使用されていなかったと思われる時代の君主(大王)にも天皇号を使用します。倭の五王とは、『宋書』に見える讃と珍と済と興と武ですが、『梁書』では、讃ではなく賛、珍ではなく彌とありま…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第44回「空飛ぶ源内」

 今回は、平賀源内をめぐって話が展開しました。平賀源内は前半の重要人物で、主人公である蔦屋重三郎の導き手であると同時に、重三郎と田沼意次を結びつける役割も果たしており、前半は吉原、後半は日本橋を中心とした江戸市中と幕閣とを接続させるうえで、最も重要な人物だったと思います。江戸市中と幕閣という本作の二元構成が物語として上手く機能するうえで…
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最近のアジア東部人類集団の重要な古代ゲノム研究

 最近のアジア東部人類集団の重要な古代ゲノム研究に関する解説(Peng et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文はおもに、今年(2025年)公表された、中華人民共和国雲南省で発見された古代人のゲノムデータを報告した研究[12]と、黄河および長江…
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山野浩一『サラブレッドの誕生』第3刷

 朝日選書の一冊として、朝日新聞社より1991年7月に刊行されました。第1刷の刊行は1990年7月です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書によって著者の山野浩一先生には1990年度のJRA馬事文化賞が授けられました。当ブログ…
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現生人類とネアンデルタール人の関係および人類の社会構造

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と昨年(2024年)後半から考えています。しかし、最新の研究を追いかけるのが精一杯で、独自の記事をほとんど執筆できておらず、そもそも最新の研究にしてもごく一部しか読めていません。この状況を多少なりとも改善するために…
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