大相撲名古屋場所千秋楽

 今場所は、霧島関の横綱昇進が最大の注目だったように思いますが、2場所連続休場中の大の里関が復活するのか、安青錦関が10勝以上で大関に復帰できるのかも、気になっていました。先場所優勝し、大関昇進の足がかりを作った若隆景関は残念ながら初日から休場となり、おそらくは以前より八百長が激減していると思われる中で、3場所続けて三役で安定した成績を…
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ユーラシア東方内陸部の人口史

 中華人民共和国寧夏回族自治区(以下、寧夏と省略)で発見された人類遺骸のゲノムデータを報告した研究(Chang et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文の「年前」との年代表記は1950年が基準になっており、これは放射性炭素年代測定の基準年代が一…
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岩明均『七夕の国』全4巻(小学館)

 当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本や漫画も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本作もその一環です。私が所有しているのは、第1巻が1997年8月刊行の初版第1刷、第2巻が1998年7月刊行の初版第2刷(第1刷の刊行は1998年5月)、第3巻が1998年11月刊行の初版第1刷、第4巻が1…
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芥川龍之介の軍人評

 以前当ブログで取り上げた高杉洋平『帝国陸軍 デモクラシーとの相克』(関連記事)では、いわゆる大正デモクラシー期(厳密な大正期に限らず、昭和最初期も含めて)の軍人受難の時代が解説されています。この時期、軍縮志向のみならず、反軍事的風潮が強くなり、軍への侮蔑も強くなりました。もちろん同書でも、農村と都市や知識層と非知識層など、地域や階層に…
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ゴットランド島の新石器時代個体のゲノム

 ゴットランド島で発見された新石器時代個体のゲノムデータを報告した研究(Fraser et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。なお、以下の年代は基本的に較正されています。ゴットランド島では、紀元前3300~紀元前2800年頃に農耕民と狩猟採集民が共存…
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『卑弥呼』第170話「継承者」(追記有)

 『ビッグコミックオリジナル』2026年8月5日号掲載分の感想です。前号は休載だったので、久々の感があります。前回は、末盧(マツラ)国の沿岸で、魏からの使節団の長がヌカデに、梯儁と名乗ったところで終了しました。今回は、暈(クマ)国の鹿文(カヤ)で、暈国の大夫で実質的な最高権力者である鞠智彦(ククチヒコ)と、次の日見彦(ヒミヒコ)と噂され…
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西ローマ帝国崩壊後のヨーロッパ中央部の人口動態

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、西ローマ帝国崩壊後のヨーロッパ中央部の人口動態に関する研究(Blöcher et al., 2026)が公表されました。本論文は、ローマ帝国の辺境だった現在のドイツ南部を中心に、ローマ帝国末期から古代末期となる4~7世紀の人口動態を古代ゲノムデータによって検証しています。ドイツ南部の古代人258個体…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第28回「急げ!秀吉」

 今回は、藤吉郎(羽柴秀吉)の「中国大返し」が描かれました。本作では、本能寺の変が起きた時に、小一郎(長秀、羽柴秀長)が京都にいたことになっているので、それが本能寺の変から山崎の戦いまでの展開にどう結びつくのか、注目していました。織田信長の首をまだ確認できていない明智光秀は、小一郎を捕えるよう、斎藤利三に命じ、信長が生きている、との書状…
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ネアンデルタール人と現生人類の関係の補足

 人類進化に関する英語論文を日本語に訳してブログに掲載するだけではなく、これまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と一昨年(2024年)後半から考えており、昨年11月に、現生人類(Homo sapiens)の出現と最初期の拡散(関連記事)および現生人類とネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の関係(関…
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松浦玲『新選組』第3刷

 岩波新書(赤版)の一冊として、2003年10月に刊行されました。第1刷の刊行は2003年10月です。古書店で100円だったので購入しましたが、いつか読もうと思いながら、新選組にそこまで強い関心を抱いているわけではないので、ずっと放置していました。確か、2010年放送の大河ドラマ『龍馬伝』の頃に購入した記憶があるので、15年くらいは放置…
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ホモ・ナレディのプロテオーム解析

 ホモ・ナレディのプロテオーム(タンパク質の総体)解析結果を報告した研究(Madupe et al., 2026)が報道されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、南アフリカ共和国で発見された、中期更新世後半の小柄な人類であるホモ・ナレディの少なくとも20個体のプロテオーム解…
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皇位継承と「正論」

 皇室典範改正について新聞やTwitterで見かけることが増えたので、一度これまでに述べてきたことをまとめておきます。現行法では皇位継承が危ぶまれる中で、皇室典範改正が進められているわけですが、すでに小泉政権下で皇位継承の女系容認案が法制化されそうになりました。しかし、2006年の秋篠宮妃の懐妊公表と悠仁親王の誕生で、実質的に廃案となっ…
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スキタイ人の遺伝的多様性

 スキタイ人のゲノムデータを報告した研究(Ghalichi et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、スキタイ人の新規のゲノムデータと既知のゲノムデータを統合し、その社会構造を検証しています。スキタイ人の遺伝的祖先系統(祖先系譜、祖先成分、祖…
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インドネシアの人口史

 スマトラ島で発見された古代人のゲノムデータを報告した研究(Xu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、スマトラ島北部で発見された3300年前頃と1700年前頃の人類遺骸のゲノムデータを報告し、既知のアジア南東部島嶼部の古代人19個体のゲ…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第27回「本能寺の変」

 今回は、本能寺の変が描かれました。前回、織田(津田)信澄が本能寺の変で重要な役割を担うのではないか、と示唆されましたが、今回は、信澄が幼少時より、母から父(織田信長の弟の織田信勝)の仇を討つよう言われていたことも明かされました。ただ、信澄は舅の明智光秀にともに信長を討つよう促したものの、光秀は、聞かなかったことにする、と言って断ります…
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ヨーロッパ西部のネアンデルタール人のゲノムデータ

 ヨーロッパ西部のネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)のゲノムデータを報告した研究(Mesa et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。古代ゲノム研究の進展によって、ネアンデルタール人と現生人類(Homo sapiens)と…
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近現代史研究室『学び直す日本史 近代編』

 PHP研究所より2014年9月に刊行されました。本書の底本は2011年3月に刊行されました。著者名が不明な点は不安でしたし、底本の刊行は10年以上前とやや古いもの、電子書籍で読み放題だったので読んでみました。本書は幕末から高度経済成長期の頃までを取り上げています。21世紀の視点では、高度経済成長期の前後での日本社会の大きな変化を認め、…
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国風文化再論

 7年ほど前に、「国風文化」についてまとめたことがあります(関連記事)。遣唐使が結果的に9世紀前半で最後となって以降も、日本は「中国文化」の影響を強く受け続けており、それは唐に使者を派遣していた時代よりも強かった、と考えていた時代の記事でしたが、最近では、そのように単純化することも問題かもしれない、と考えが変わりました。とくに大きな影響…
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パラオの人口史

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、パラオの古代人のゲノムデータを報告した研究(Liu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、パラオの2900~500年前頃の4ヶ所の遺跡から発見された21個体のゲノムデータを報告し、この21個体全員が、…
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網野善彦氏が遺した問題

 最近、個人的なテレビ視聴の歴史について述べましたが(関連記事)、まだある程度記憶が残っているうちに、体系的ではなくとも備忘録として残しておきたい、と思ったからです。今回は、以前から考えている歴史にまつわる問題について、備忘録として残しておきます。これらの問題について、今後いつかはある程度の見通しを立てられるようにしたいものですが、大き…
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アジア東部の更新世の人類進化史

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、おもに中国で発見された更新世の人類化石についての研究(Yang et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、おもに中国を対象に、アジア東部の更新世の人類進化史を、形態学(化石)と考古学の観点から検証し、分子…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第26回「信長を笑わせろ!」

 今回は、本能寺の変へと至る過程が描かれました。織田(津田)信澄が大きな役割を担うことになったのは予想外でした。確かに、本作はキョウダイに焦点を当てているところがあり、それは表題に表れていますし、織田信長と市や信勝の関係が当初から描かれてきました。とくに信勝は、本作が始まった時点ではすでに死亡しているのに、何度か回想で描かれたことから、…
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中期更新世ホモ属のタンパク質解析

 中国で発見された中期更新世ホモ属のタンパク質を報告した研究(Fu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、中国で発見されてホモ・エレクトスに分類されている中期更新世の化石6点から、エナメル質タンパク質の解析に成功しました。その結果、これら…
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呉座勇一『軍師の日本史』

 角川新書の一冊として、KADOKAWAから2026年6月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書は日本人の軍師概念の変遷史で、おもに戦国時と代の武士が取り上げられていますが、単に現在の軍師概念と実態との乖離のみならず、そうした軍師像の形成過程を、江戸時代の講談や近代軍隊における参謀の存在や戦後の大衆文学を踏まえて広く検証しており、…
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クジラの「墓場」

 海底で発見されたクジラの死骸堆積を報告した研究(Peng et al., 2026)が公表されました。鯨骨(whale fall)は海底における生物多様性のオアシスで、多種多様な生物を支える複雑な局所生態系を生み出すことがあります。しかし、海洋から得られるそれらの記録はわずかで、断片的です。既知のクジラの死骸堆積のほとんどは水深数十メ…
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人馴れしていた猫の話

 最近、まだある程度記憶が残っているうちに、体系的ではなくとも備忘録として残しておきたい、と思うことが色々とあり、テレビの個人的な視聴史についてまとめました(関連記事)。その記事は、将来、情報通信技術のさらなる発展によって、こうしたデジタルデータに残っていない個人の視聴履歴も有効に活用できる研究が出ることを期待して、書き残しておきました…
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インセスト・タブーは普遍的な習慣か?

 2001年4月7日に行なわれた進化人類学分科会第5回シンポジウム(PDFファイル)で、西田利貞氏が、インセスト・タブーは普遍的な習慣なのか、問題提起しており、すでに四半世紀前の報告ですが、さすがに大家だけあって、不勉強な私にとっては今でも考えさせられる発言のように思います。まず西田氏は近親相姦が禁忌とされることの起源と進化について、近…
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テレビ視聴の個人史

 テレビの衰退が言われて久しいように思いますが、その原因については、的確な指摘がすでに多数あるでしょうし、私が独自の有益な見解を付け加えられるはずもないので、個人的なテレビ視聴の歴史を述べておきます。まだある程度記憶が残っているうちに、体系的ではなくとも備忘録として残しておきたい、とふと思ったからですが、後世の誰かに、20世紀後半~21…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第25回「変事の予兆」

 今回は、織田信長による重臣の追放が描かれました。信長は家臣たちに相撲を取るよう命じます。信長は、自身の若い近習である森乱の相手に、林秀貞や佐久間信盛や安藤守就といった長老格の重臣を次々と命じ、敗れた3人に追放を言い渡します。あまりに理不尽な信長の行動に小一郎(長秀、羽柴秀長)も藤吉郎(羽柴秀吉)も困惑する中で、藤吉郎が他の家臣に訊いて…
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ミツバチの女王の発生

 ミツバチの女王の発生に関する研究(Fang et al., 2026)が公表されました。社会性昆虫の巣の構造は多くの場合、隠れ家や貯蔵場所を提供する静的な構造要素と見なされます。しかし、こうした構築された環境が、生物学的形質をどの程度能動的に形作っているのかについては、ほとんど理解されていません。ミツバチのカースト決定を駆動する遺伝的…
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中公旧版版世界の歴史第1巻『古代文明の発見』第26版

 本書は中公文庫の一冊として、1994年11月に中央公論社から刊行されました。初版の刊行は1974年11月です。本書の親本は1960年11月に中央公論社から刊行されました。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書を取り上げた主要な…
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中国における人類進化認識と被害者意識

 以前、中国の人類進化観と民族主義に関する研究(Cheng., 2017)を当ブログで取り上げました。その研究によると、中国では現在、現代中国人の起源をめぐって、COC(hina-origin Chinese、中国起源の中国人)的見解とAOC(Africa-origin Chinese、アフリカ起源の中国人)的見解の対立があり、それは専…
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中華人民共和国の民族団結進歩促進法

 来月(2026年7月)1日、中華人民共和国では民族団結進歩促進法(原文)が施行されます。原文は当然中国語で漢字表記なので、私も含めて日本人ならば何となく意味が分かるかもしれませんが、私のように中国語を学んでいない日本人が解釈するのはやはり無謀で、機械翻訳に頼るしかないかな、と思ったら、検索して日本語訳を見つけました。この日本語訳に従い…
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ヒト科の腰椎発生解析

 ヒト科の腰椎発生について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Wang et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P200)。この研究は、さまざまなヒト科の異なる発達段階の腰椎を、…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第24回「軍師官兵衛!」

 今回は、織田軍による有岡城攻めと、有岡城に囚われた小寺(黒田)官兵衛(孝高)の救出を中心に話が展開しました。藤吉郎は播磨の毛利方の三木城を攻めており、荒木村重が籠る、摂津の有岡城が毛利方に寝返ると、挟み撃ちになるわけですが、宇喜田直家が織田方に寝返ったことで、毛利軍も三木城の救援は難しく、三木城の士気は下がっていきます。一方、小一郎(…
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ブログ開設から20年

 このブログを開設したのは2006年6月22日のことで(記事)、今日でブログ開設から20年となります。ブログ開設から1年後(記事)と5年後(記事)と10年後(記事)にそのことについて触れましたが、毎年6月22日に「ブログ開設*周年」という記事を掲載するのも芸がないので、それ以外の時にはとくにそのことには触れませんでした。今年は20周年と…
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『卑弥呼』第169話「使節団到来」

 『ビッグコミックオリジナル』2026年7月5日号掲載分の感想です。前回は、日下(ヒノモト)の王族であるハニヤスが、暈(クマ)国に船で到着し、出迎えた暈の兵士に、力を合わせて、山社(ヤマト)の日見子(ヒミコ)、つまりヤノハを殺そうという話を前向きに考えてくれるのだね、と語りかけるところで終了しました。今回は、末盧(マツラ)国の沿岸でヌカ…
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中公新版世界の歴史第1巻『人類の起源と古代オリエント』

 本書は1998年11月に中央公論社から刊行されました。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書を取り上げた主要な目的は、1990年代後半の日本社会における一般的な人類進化史の理解の程度を把握することです。本書は大貫良夫氏と前川和…
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ネアンデルタール人の狩猟や食性や外傷などについての備忘録

 人類進化に関するこれまでに得た知見をまとめ、独自の記事を掲載しよう、と一昨年(2024年)後半から考えています。しかし、怠惰な性分のため、ほとんど進んでいません。ただ、気になっており、まとめておきたい問題は多くあるので、短くて体系的に整理できておらず、雑然としていても、今後さらに体系的にまとめるための備忘録として、ブログに掲載します。…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』の評価と歴史創作と虚構

 現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、インターネット上では割と評判が悪いようですが、私が見ているインターネット上の『豊臣兄弟!』への評価はTwitterに偏っているので、当然、あくまでも私のTwitter環境での話です。ただ正直なところ、私の『豊臣兄弟!』に対する評価も、現時点では放送開始前の期待値を大きく下回っており、4K制作とな…
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『イリヤッド』の謎

 間もなくブログを開設してから20年が経過しますが、そもそも、ブログを開設した主要な動機の一つが、当時『ビッグコミックオリジナル』誌に連載中だった漫画作品『イリヤッド』について考察することでした。同作には、アトランティス探索を妨害し、殺人をも辞さない秘密結社が登場します。この秘密結社の現代の通名は「山の老人」ですが、なぜ結社が殺人を犯し…
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アメリカ大陸のロマの人口史

 アメリカ大陸のロマの人口史について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Comas., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P32)。ロマは以前には、「ジプシー」という名称でよく知られていま…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第23回「さらば半兵衛」

 今回は、竹中半兵衛(重治)の退場が描かれました。前回の最後で、摂津の荒木村重が織田方から毛利方へと寝返ったことが描かれ、「豊臣兄弟」はますます窮地に追い込まれました。そこで、小寺(黒田)官兵衛(孝高)が荒木村重の説得に赴くわけですが、村重に幽閉され、織田信長は官兵衛が寝返ったと考えて、官兵衛が人質に差し出している息子の松寿丸(黒田長政…
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中期更新世ヨーロッパの人類における埋葬の可能性の検証

 中期更新世ヨーロッパの人類における埋葬の可能性について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Harvati et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P75)。ギリシア南部のマニ半…
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Brian M. Fagan『現代人の起源論争 新訂版 人類二度目の旅路』

 ブライアン・M・フェイガン(Brian M. Fagan)著、河合信和訳で、どうぶつ社より1997年6月に刊行されました。初版の刊行は1994年、原書の刊行は1990年です。当ブログを始める前に読んでおり、まだ当ブログで取り上げておらず、最近再読した本も今後当ブログに掲載していくことにしましたが、本書もその一環です。本書を取り上げた主…
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ヨーロッパ西部の後期ネアンデルタール人の人口動態

 ヨーロッパ西部の後期ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の人口動態に関する補足が(Sánchez Goñi, and d’Errico., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、母系の観点でヨーロッパのネアンデルタール人の人…
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箱根の人

 『太陽にほえろ!』の86話「勇気ある賭け」(関連記事)と135話「ある敗北」(関連記事)には、箱根の豪華な邸宅で半ば隠居しているものの、依然として政財界に大きな影響力を有している黒幕が登場します。この黒幕は「箱根の人」と呼ばれており、犯罪にも関わっているというか、大元の指示を出していますが、『太陽にほえろ!』では珍しく、未解決というか…
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インド北部の6世紀古代人のミトコンドリアゲノム

 インド北部の洞窟で発見された6世紀の人類遺骸のミトコンドリアゲノムを報告した研究(Kumar et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、インド北部の6世紀の人類遺骸の母系が多様で、アジアの東部や中央部や南部と関連しており、文化的融合を示唆し…
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霊長類における食性の変化に伴う歯の適応

 霊長類における食性の変化に伴う歯の適応に関する研究(Gilbert et al., 2026)が公表されました。エナメル質は歯を覆う組織で、脊椎動物の体で最も硬い組織であるとともに、ナノメートルからミリメートルに及ぶ複雑なマルチスケール構造を有しています。その構造は、幅50~70 ナノメートル、長さ数マイクロメートルの細長いヒドロキシ…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第22回「播磨大誤算」

 今回は、織田方が攻略したと思った播磨で、毛利方の調略によって織田方から毛利方へと寝返る国衆が続出したことによる、藤吉郎(羽柴秀吉)と小一郎(長秀、羽柴秀長)の「豊臣兄弟」の危機が描かれました。テレビの番組表では、藤吉郎が記憶喪失になる、とあったので、どう描かれるのか、楽しみというより懸念していましたが、藤吉郎は、播磨攻略が窮地に陥り、…
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