"アフロユーラシア史前近代"の記事一覧

古代エジプトのミイラ製作に用いられた香油の成分

 古代エジプトのミイラ製作に用いられた香油の成分を報告した研究(Huber et al., 2023)が公表されました。古代エジプトのミイラ化は、考古学的記録で報告された最も複雑な葬儀慣行のいくつの重要な特徴として、4000年近くにわたって行なわれました。死後のため死者の身体と臓器を保存する死体防腐処理は、エジプトのミイラ化過程の中心的…
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中原の後期新石器時代の陶製排水体系

 中原の後期新石器時代の陶製排水体系を報告した研究(Li et al., 2023)が公表されました。中国の中原の現在の行政区分では河南省周口市淮陽区に位置する平糧台(Pingliangtai)遺跡は温帯モンスーン気候で、気温と降水量が劇的に変化し、夏の月間降水量は500mmを超えることもあります。平糧台遺跡の集落は氾濫原に位置していた…
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朝鮮民主主義人民共和国学界の古代史を読み解く

 表題の論文(松浦., 2022)を読みました。本論文は、日本の非専門家ではほとんど知られていないだろう、北朝鮮の古代史学界の動向を取り上げており、もちろん私もほとんど知らなかったため、たいへん有益でした。本論文によると、北朝鮮では建国後、1960年代半ばころに独自の古代史体系と呼ぶべきものがはっきりと見えてくるようになったそうで、それ…
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封印された古代エジプトの動物の棺の調査

 封印された古代エジプトの動物の棺の調査結果を報告した研究(O’Flynn et al., 2023)が公表されました。古代エジプトでは動物のミイラ化が一般的で、多くの非ヒト動物遺骸は、神の肉体的な化身だと信じられていたり、神への供物とされていたり、儀式に用いられたりして、非ヒト動物やヒトと非ヒト動物との混血を表現した彫像や奉納箱に納め…
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ヒッタイトの崩壊と旱魃

 ヒッタイトの崩壊と旱魃に関する研究(Manning et al., 2023)が報道されました。気候変動が人類史を大きく変化させる可能性は差し迫った関心事ですが、異なる種類の気候変動がもたらす具体的な影響についてはまだ不明です。この疑問には、古気候や考古学のデータを用いて取り組むことができます。たとえば、紀元前1200年頃の気候条件の…
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古代エジプトの遺体防腐処置

 古代エジプトの遺体防腐処置に関する研究(Rageot et al., 2023)が公表されました。古代エジプト人の防腐処理によって死体を保存する能力は、古代から人々を魅了してきただけでなく、このきわめて優れた化学的・儀式的処理が実際にどのように達成されたのか、という疑問を絶えず提起してきました。古代エジプトのミイラ製作は長期間を要する…
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アラビア半島の旱魃とイスラム教の勃興

 イスラム教勃興期におけるアラビア半島の気候に関する研究(Fleitmann et al., 2022)が公表されました。日本語の解説記事もあります。約300年にわたりアラビア半島で強大な勢力を誇っていたヒムヤル王国の経済は農業と貿易に基づいており、アフリカ東部と地中海地域を結んでいました。しかし、ヒムヤル王国の政治的・経済的・宗教的支…
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人工知能を利用した碑文の復元

 人工知能を利用した碑文の復元に関する研究(Assael et al., 2022)が公表されました。古代史は、過去の文化の思考や言語や社会や歴史に関する証拠を、碑文(金石文)として知られる印刻された文字を研究する碑文学(金石学)などの学問分野に依存しています。しかし、数世紀を経て、多くの碑文は損傷を受けて判読が難しくなっており、本来の…
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ベネチア潟で見つかったローマ時代の道路の証拠

 ベネチア潟で見つかったローマ時代の道路の証拠を報告した研究(Madricardo et al., 2021)が公表されました。ベネチア潟は、現在その大部分が水没していますが、ローマ時代には陸路で出入りができました。潟内の複数の島や水路からローマ時代の遺物が発見されていますが、ベネチア潟に人々がどの程度居住していたのかは分かっていません…
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