大河ドラマ『どうする家康』第18回「真・三方ヶ原合戦」 今回は三方ヶ原合戦の詳細が回想で描かれました。今回からオープニングの背景が変わり、初回視聴時に、「背景の映像でクレジットが見えづらいこともあり、正直なところ改善してもらいたいものです」と述べましたが(関連記事)、これまでよりも見やすくなり、私のようにこの点で不満を抱いた視聴者から苦情が寄せられたため、改善されたのでしょうか。三方ヶ原合… コメント:0 2023年05月15日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第17回「三方ヶ原合戦」 今回は三方ヶ原合戦が描かれましたが、徳川家康と織田信長の交渉と関係、家康が今生の別れになると覚悟して瀬名に会ったことも含めて、三方ヶ原合戦へと至る過程こそ詳しかったものの、あっさりと三方ヶ原合戦での徳川軍の大敗まで進み、詳細は次回の「真・三方ヶ原合戦」にて回想で語られるようです。井伊虎松(直政)をこの徳川と武田の戦いにおける遠江の傍観… コメント:0 2023年05月08日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第16回「信玄を怒らせるな!」 今回は徳川と武田との対立の激化が描かれました。武田信玄の調略により徳川領が切り崩されていき、脅威に思った徳川家康は上杉謙信と提携しようとしますが、信玄に悟られ、信玄は各地に家康非難の書状を送ります。ただ、家康はこれによって信玄が怒ったというよりも、信玄は当初から遠江侵攻を考えており、口実に使っただけで、遠江への侵攻時期を窺っているだけ… コメント:0 2023年05月02日 大河ドラマ 続きを読むread more
再来年(2025年)の大河ドラマは蔦屋重三郎が主人公の『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』 再来年(2025年)の大河ドラマは蔦屋重三郎が主人公の『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』と発表されました。2025年の大河ドラマの予想(関連記事)では幕末以降としましたが、2020年(関連記事)と2022年(関連記事)と2023年(関連記事)に放送予定の大河ドラマ作品の予想で蔦屋重三郎も候補に挙げており、これは客観的な予想というよりは多分… コメント:2 2023年04月28日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第15回「姉川でどうする!」 今回は姉川の戦いが描かれました。金ヶ崎からの徳川家康と木下藤吉郎(羽柴秀吉)の撤退戦は具体的には描写されませんでしたが、家康の生涯は長く、その事績は逸話的なものも含めてよく知られており、1年間の放送ではどこかを省略もしくは簡略化しないといけませんので、金ヶ崎から撤退後の織田信長への報告で家康と藤吉郎のやり取りが描かれたこともあり、金ヶ… コメント:0 2023年04月24日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第14回「金ヶ崎でどうする!」 今回は金ヶ崎の撤退戦が描かれました。織田信長は越前の朝倉領に攻め込みますが、浅井長政の離反を知って撤退し、従軍していた徳川家康も退却戦に巻き込まれるわけですが、前回理由が描かれなかった浅井長政の離反は、朝倉との関係を重視したのではなく、信長の強すぎる野心が災厄をもたらす、と警戒しているようでした。浅井は織田だけではなく朝倉にも従属して… コメント:0 2023年04月18日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第13回「家康、都へゆく」 今回は徳川家康にとって初の上洛が描かれ、これまでは三河を中心に東海道が舞台でしたが、舞台が広がり、足利義昭と明智光秀と茶屋四郎次郎と浅井長政が初登場となったように、新展開を迎えた感があります。足利義昭は典型的な「馬鹿殿」に見え、かなり戯画化された感がありますが、出番が少なかったので、今後、信長が高く評価するだけの側面を見せるでしょうか… コメント:0 2023年04月04日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第12回「氏真」 今回は今川家の没落が描かれました。今川氏真は、本作と同じく徳川家康を主人公とする1983年放送の大河ドラマ『徳川家康』よりも本作の方が目立っているように思われ、家康の氏真への複雑な想いも描かれたことから、氏真は家康の晩年まで今後もたびたび登場するのではないか、と予想しています。その意味で、氏真の没落がどのように描かれるのか、注目してい… コメント:0 2023年03月28日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第11回「信玄との密約」 今回は、東海道における永禄年間後半の諸大名の争いが描かれました。松平家康は名字(苗字)を徳川と改めますが、三河に存在する他の有力な松平家とは別格の存在であることを示そうとしたのかな、とも思います。武田家ではこの時点で家康は織田信長の家臣と考えられていることが示されていましたが、じっさいに武田信玄は家康を信長の家臣と考えていたようで、家… コメント:0 2023年03月20日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第10回「側室をどうする!」 今回は本多忠勝も榊原康政も石川数正も登場せず、ほぼ松平(徳川)家康の家庭事情が描かれました。喜劇調でしたが、外してしまった感は否めないというか、かなり賛否が分かれそうな演出だったので、さらに視聴率が低下するのではないか、と懸念されます。当時、大名も含めて領主の正妻あるいは「家」妻(家康にとってこの時点では瀬名)の家政への権限は強く、側… コメント:0 2023年03月13日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第9回「守るべきもの」 今回は、三河一向一揆で家臣の離反が相次ぎ、苦戦に陥って疑心暗鬼となった松平(徳川)家康がいかにこの難局を乗り切るのか、注目されました。家臣団も苦戦で疲弊し、家中が分裂しそうな中で、家康に諫言したのは老臣の鳥居忠吉でした。主君が家臣を信じなければ、家臣は主君を信じない、というわけです。これで開き直った家康は家臣とともに出撃し、状況は次第… コメント:0 2023年03月06日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第8回「三河一向一揆でどうする!」 今回は、徳川(松平)家康にとって生涯でも有数の危機だったと思われる三河一向一揆の勃発が描かれました。前回、三河一向一揆へと至る過程と三河の真宗(一向一揆)寺院の内情が描かれていたので、三河一向一揆への展開にも説得力があったように思います。同じく家康を主人公とする1983年の大河ドラマ『徳川家康』では、三河一向一揆はあっさりとした描写だ… コメント:0 2023年02月27日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第7回「わしの家」 今回は三河一向一揆へと至る過程が描かれました。同じく徳川家康(松平元康)を主人公とする大河ドラマである1983年放送の『徳川家康』では、三河一向一揆はあっさりとした描写だったように記憶していますが、本作ではやや詳しく描かれるようです。家康はまだ三河を平定できておらず、今川との対立関係も続いており、戦費が嵩んで松平(徳川)家の財政は苦し… コメント:0 2023年02月20日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第6回「続・瀬名奪還作戦」 今回は、松平元康(徳川家康)による妻子奪還作戦が描かれました。前回、家康は本多正信の策を採用したものの失敗しましたが、今回も正信の策を採用します。今回は、今川重臣の鵜殿長照の息子を捕らえて人質として、妻子と交換する、という策です。松平軍が籠城する鵜殿長照を攻めて自害に追い込み、その息子二人を捕らえるところまでは上手く進み、家康の妻子と… コメント:0 2023年02月13日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第5回「瀬名奪還作戦」 今回は、松平元康(徳川家康)による駿府からの妻子奪還が中心に描かれました。ただ、近年の研究では、桶狭間の戦いの後に家康が岡崎城に入り、今川から明確に離反する1561年(以下、西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)4月の前までに、瀬名(築山殿)は岡崎城に移っていた、との見解が有力なようです(関連記事)。なお、家康の長男の竹千代… コメント:0 2023年02月06日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第4回「清須でどうする!」 今回は、松平元康(徳川家康)が今川方から離反し、織田方との講和のため向かった清須城での、家康と信長や木下藤吉郎(羽柴秀吉)やお市とのやり取りが中心に描かれました。今川から離反したこの状況では、家康は織田と組むしかないわけですが、織田とどのような関係を築くのか、家康の選択が問題になってくるわけで、家康に限らず戦乱の世の当主ともなればその… コメント:0 2023年01月30日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第3回「三河平定戦」 桶狭間の戦いで今川義元が討ち死にし、松平元康(徳川家康)は岡崎城に入り、この時点での家康は、今川から直ちに寝返るつもりはなく、やがて駿府に戻って義元の後継者である氏真の側近になろう、と考えています。本作の家康は誕生の地である田舎の岡崎より駿府の方に明らかに愛着を持っており、史実ではそうだったとしても不思議ではないようにも思います。とも… コメント:0 2023年01月24日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第2回「兎と狼」 今回は、桶狭間の戦いで今川義元が討ち取られた後の松平軍の窮地が描かれました。松平軍は大高城に兵糧を運搬したところで義元の討ち死にを知り、圧倒的に優勢な織田信長の率いる軍勢が迫ってくる、という危機的状況を松平元康(徳川家康)がどう切り抜けるのか、注目されました。しかし、信長は撤兵し、岡崎城から今川勢が撤退したことで、家康は駿府へ向かおう… コメント:0 2023年01月17日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『どうする家康』第1回「どうする桶狭間」 いよいよ今年(2023年)の大河ドラマが始まりました。今年は戦国時代の「三傑」の一人である徳川家康が主人公で、「三傑」の残り二人の織田信長と豊臣秀吉はもちろん、今川義元と武田信玄も登場しますし、おそらく後半には伊達政宗と真田信繁(本作では真田幸村との表記が採用されるかもしれませんが)も登場するでしょうから、戦国時代もの大河ドラマの総決… コメント:0 2023年01月09日 大河ドラマ 続きを読むread more
再来年(2025年)の大河ドラマの予想 そろそろ再来年(2025年)の大河ドラマが発表されそうなので、予想してみます。まず大前提として、2年連続で時代が重なることはあまりなく、多少重なったとしても舞台となる地域は異なる場合がほとんどのようだ、ということが挙げられます。来年は紫式部が主人公なので、平安時代である可能性は除外して問題ないと思います。昨年は平安時代末から鎌倉時代序… コメント:0 2023年01月03日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』全体的な感想 本作はTwitterなどインターネットでさまざまな考察が提示され、それだけ視聴者が深読みできるだけの内容だった、と言えるように思います。私が本作について気づかなかったことで、小ネタだけではなく、人間関係の機微も多くあり、教えられるところが多々ありました。Twitterに問題が多いことは否定できませんが、情報収集の点では私にとって総合的… コメント:0 2022年12月22日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第48回(最終回)「報いの時」 いよいよ最終回となります。この1年間、楽しんで視聴し続けてきただけに、かなりの寂しさがあります。冒頭で来年の大河ドラマの主役である徳川家康が『吾妻鏡』を読んでおり、しかも演者が来年と同じく松本潤氏だったのは驚きました。2016年放送の大河ドラマ『真田丸』で、翌年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』との関連で井伊家に言及されていただけに、『… コメント:2 2022年12月19日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第47回「ある朝敵、ある演説」 今回は承久の乱の勃発までが描かれました。放送開始前には、本作の山場は承久の乱になるのかな、と予想していましたが、当初の予想よりは随分とあっさりしたものになりそうで、北条義時の最期の方に力が入れられているのかもしれません。もっとも、承久の乱自体も、おそらくは当時の多くの人々にとっては、予想外に早い決着だったのでしょうが。三浦義村の怪しい… コメント:0 2022年12月12日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第46回「将軍になった女」 今回は源実朝殺害事件後の政治的駆け引きが描かれました。実衣は息子の阿野時元を次の鎌倉殿にしようと動きますが、北条義時と通じていた三浦義村に謀られた形となり、謀叛人として自害に追い込まれます。実衣の処分をめぐって、厳罰を主張する義時と政子や北条泰時が対立するのは、このところの流れから予想できましたが、これが義時の最期にどう関わってくるの… コメント:0 2022年12月05日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第45回「八幡宮の階段」 今回は源実朝殺害事件が描かれました。実朝の右大臣拝賀式で太刀持ちが北条義時から源仲章に交代したのは、実朝殺害事件での義時黒幕説の根拠ともされてきましたが、本作では、義時が源仲章殺害に失敗し、源仲章から実朝の命だと言われて交代させられたことになっていました。ここは、大枠では通説に従うものの、捻ってくる本作らしい展開でした。実朝が公暁に殺… コメント:0 2022年11月29日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第44回「審判の日」 今回は源実朝殺害事件の直前までの、主要人物の思惑と駆け引きが描かれました。公暁は乳父の三浦義村に、実朝殺害と北条打倒と自らの鎌倉殿就任の計画を持ちかけ、義村も同意したかのように振舞いますが、すでに北条義時と組んでおり、鎌倉から朝廷の影響力を排除するために、実朝と源仲章を殺害しようと考えているのかな、とも思わせる描写でした。ただ、北条に… コメント:0 2022年11月21日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第43回「資格と死角」 今回は鎌倉殿の後継者をめぐる駆け引きが描かれました。源実朝には子がおらず、後継者を誰にするかでさまざまな思惑が交錯するなか、公暁が都から鎌倉に帰ってきます。実朝は後継者を朝廷から迎えようと考えており、公暁を後継者と考えている三浦義村は不満を抱き、北条義時も実朝の構想には批判的です。三浦義村がこの件で義時に不満を示しましたが、ここまで感… コメント:0 2022年11月14日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第42回「夢のゆくえ」 今回は南宋への遣使船の建造と挫折が描かれました。これは通俗的には、和田義盛の敗死により政治への意欲をさらに失った源実朝の現実逃避として解釈される傾向が強いように思いますが、本作の実朝は前回で、和田義盛の敗死を目の当たりにして、政務への意欲と覚悟を示していたので、この遣使船についても通俗的な見解とは異なる解釈になりそうだな、と予想してい… コメント:0 2022年11月07日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第41回「義盛、お前に罪はない」 今回は和田義盛の乱が描かれました。和田義盛は北条義時と和睦したつもりでしたが、義盛の息子たちが暴走して戦いになる、という展開です。今回の合戦場面はそれなりの長さで、なかなか力の入ったものだったように思います。和田義盛の乱は、鎌倉での合戦としては本作では最大規模だと思いますので、もう少し長めの描写でもよかったかな、とも思いますが、この後… コメント:0 2022年10月31日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第40回「罠と罠」 今回は和田義盛の乱へと至る過程が描かれました。朝廷からの負担などを不満に思う御家人は最長老格の和田義盛を頼るようになり、これを北条義時も大江広元も危険視して、鎌倉体制維持のために義盛の粛清を決断するわけですが、義時にとっては、鎌倉体制維持と北条の世の確立は同じというか、同じと思い込もうとしているようにも見えます。義時は、単に権勢欲だけ… コメント:0 2022年10月24日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第39回「穏やかな一日」 前回で北条時政とその妻の「りく」が退場し、今回から最終章に入った、という感じです。執権となった北条義時の北条主導の強引な政治運営に三浦義村や和田義盛など多くの御家人は不満を抱き、これが和田義盛の乱につながるのでしょうが、三浦義村は和田義盛の乱でけっきょく和田義盛を「裏切る」わけで、義時を裏切るというか反北条側に与すると期待されてけっき… コメント:0 2022年10月17日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第38回「時を継ぐ者」 今回は北条時政とその妻の「りく」の失脚が描かれました。時政はあっさりと降参を決断し、この企ては最初から無謀だと分かっていながら、妻の「りく」を見捨てることができず、息子の義時の成長もあり、後を託そうと考えて死ぬ覚悟で決起したのでしょう。皆が喜ぶ姿を見たい、という人の好さが時政にはあり、それは急成長した鎌倉で宰相的役割を担うことになって… コメント:0 2022年10月03日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第37回「オンベレブンビンバ」 今回は北条時政とその妻の「りく」による陰謀が中心に描かれました。畠山重忠討伐により鎌倉で時政の評判が悪化し、義時を中心に幕府中枢はあからさまに時政を排除していきます。執権の座にありながら実権を失いつつあり焦る時政に息子の義時は引き際を考えるよう警告しますが、それにより親子の溝はさらに深まります。時政は義時に、源頼朝に似てきた、と言いま… コメント:0 2022年09月27日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第36回「武士の鑑」 今回は畠山重忠の最期が描かれました。畠山重忠は初回から登場し、好漢として描かれてきただけに、追い込まれていく過程とその最期は丁寧に描かれていました。畠山重忠を格好よく描こう、という制作側の意図は初回から窺えただけに、畠山重忠の最期は後半第一の山場になるのではないか、と予想していましたが、本作ではこれまででも有数の規模の野外ロケとなり、… コメント:0 2022年09月19日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第35回「苦い盃」 今回は、源実朝の結婚と、北条時政と畠山重忠との対立の激化が描かれました。実朝の正室である千世は顔見世程度の出番で、まだ人となりがほとんど描かれていませんが、実朝との夫婦関係はどうなるのでしょうか。時政と重忠との対立は、平賀朝雅の策謀により激化していき、「りく」が時政を煽っていくところはある程度予想通りでしたが、重忠の息子の重保が平賀朝… コメント:0 2022年09月12日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第34回「理想の結婚」 今回は政争へとつながる確執が描かれました。北条時政は執権となり鎌倉において御家人筆頭的な立場となったことで権勢を振るうようになり、すっかり浮かれています。時政は息子の義時の諫言も疎ましく思うようになり、これが両者の対立と時政の失脚につながっていくのでしょう。時政の失脚の要因として畠山重忠討伐もあったようですが、前回と今回で時政と重忠と… コメント:0 2022年09月05日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第33回「修善寺」 今回は源頼家の最期が描かれました。頼家は伊豆の修善寺に配流となり、源実朝が新たな鎌倉殿となって、北条時政が比企一族滅亡後に武蔵守任官を望むなど、北条一族の驕りに反感が高まっている、と三浦義村は北条義時に忠告します。義村は北条一族に含むところがあるようで、これまでも北条一族と対立しそうな場面がありましたが、今のところ北条一族というか義時… コメント:0 2022年08月29日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第32回「災いの種」 今回は、源頼家の死を前提としていた政争で比企一族を滅ぼした北条一族が頼家の回復に困惑しつつ、義時を中心にどう対処すべきか、悩みつつ決断する政治劇が描かれました。頼家は出家させられたものの、政務には意欲的で、北条一族はその扱いに困りますが、母の政子が頼家に比企一族は自害した、と伝えますが、さすがに頼家はこうした嘘に騙されず、北条が比企一… コメント:0 2022年08月22日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第31回「諦めの悪い男」 今回は源頼家が突如として重体に陥ったことに始まる、鎌倉殿の後継者をめぐる政争と、その結果としての比企一族の滅亡が描かれました。頼家の間近の死を前提に幕府要人が暗躍する描写は、脚本家の得意とするところでしょうから期待していましたが、上手く構成されていたと思います。主人公の北条義時の成長はこれまで段階的に描かれてきましたが、比企一族の滅亡… コメント:0 2022年08月16日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第30回「全成の確率」 今回は全成の失脚および北条と比企との暗闘が描かれました。本作の全成は、見せ場が皆無ではないとしても、弱気であまり頼りにならず、野心はあまりない人物として描かれてきました。それ故に異母兄の源頼朝から粛清されなかった、とも言えそうですが、殺伐とした本作の癒し役担当として、存在感があったように思います。これで頼朝の弟は全員退場となったわけで… コメント:0 2022年08月08日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第29回「ままならぬ玉」 今回は、梶原景時失脚後の鎌倉の暗闘が描かれました。景時が討ち取られる場面は描かれず、冒頭で鎌倉に景時も含めて梶原一族の首が送られてきて、源頼家たちが検分していました。今回序盤で三浦義澄と安達盛長も退場となり、ともに初回から登場しており、作中では比較的温厚だったので、これからの権力闘争の激しさを予感させます。頼家は所領をめぐる紛争で強引… コメント:0 2022年08月01日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第28回「名刀の主」 今回は梶原景時の失脚が描かれました。景時が多くの御家人から恨みや反感を買っていたことはしっかりと描かれてきたので、違和感はありません。景時を重用した源頼朝の死後、立場が危ういことは景時も自覚していたでしょうから、頼朝の後継者となった源頼家に取り入ろうとして、御家人でも自分だけは頼朝が信用していた、などと頼家に吹き込んでいたわけですが、… コメント:0 2022年07月26日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第27回「鎌倉殿と十三人」 前回で源頼朝が完全に退場し、後鳥羽上皇が成人役で今回初登場となったことで、今回からが後半と言えそうです。今回は、頼朝急逝後の鎌倉の有力者の思惑と駆け引きが描かれました。梶原景時が新たな鎌倉殿となった源頼家に取り入り、北条と比企との対立も深まって、一方で頼家を擁していると自負していた比企が、頼家から絶対的な信頼を得ているわけではないこと… コメント:0 2022年07月19日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第26回「悲しむ前に」 今回は、源頼朝の後の鎌倉の体制をどうすべきか、さまざまな人物の思惑と駆け引きが描かれました。これまでの人物描写を踏まえた話になっており、『真田丸』を見ても、こうした比較的狭い範囲内のやり取りは脚本家の得意とするところでしょうから、今後も面白さには期待できそうです。今回、頼朝は意識を失ったままであるもののまだ没しておらず、そのことで主要… コメント:0 2022年07月04日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第25回「天が望んだ男」 今回は源頼朝の死が描かれました。頼朝の死は本作の山場となりそうなので、大いに注目していました。本作と舞台がほぼ重なる1979年放送の大河ドラマ『草燃える』は全51回放送で、頼朝の死は第32回でした。本作が全何回になるのか知りませんが、近年の大河ドラマでは恒例だった季節ごとの休止がないので、2017年放送の『おんな城主 直虎』以来久しぶ… コメント:0 2022年06月28日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第24回「変わらぬ人」 今回は、今回は『曽我物語』で有名な富士の巻狩りの余波が描かれました。源頼朝は、自分の生死が不明だった時に鎌倉殿であるかのように振舞った弟の範頼への疑念を募らせ、範頼は伊豆の修善寺に幽閉となります。頼朝はその立場上猜疑心が強くなっていき、けっきょは範頼の殺害を命じますが、そのことに苦悩しているようです。こうした業の深さは北条義時にも通ず… コメント:0 2022年06月20日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第23回「狩りと獲物」 今回は『曽我物語』で有名な富士の巻狩りが描かれました。本作は有名な事件をかなりひねって描いてくるので、その意味でも注目していました。源頼朝が比奈に夜這いに行って助かり、工藤祐経が頼朝と勘違いされて討たれ、頼朝殺害の陰謀を敵討ちと北条義時が読み替えたことや、鎌倉が混乱する中での比企の陰謀と、比企に煽られた範頼が鎌倉殿の座を狙ったことなど… コメント:0 2022年06月13日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第22回「義時の生きる道」 今回は、源頼朝の上洛とそれに対する御家人の反応が描かれました。頼朝と後白河法皇との対面は緊張感があり、強大な武力を有する勢力への後白河法皇の警戒が現れていました。頼朝は比企一族の比奈(姫の前)に手を出そうとしますが、政子に知られて比奈を北条義時と結婚させる、と言い出します。しかし、北条義時は妻の八重を亡くして失意の日々を送っており、比… コメント:0 2022年06月06日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第21回「仏の眼差し」 今回は奥州藤原氏の滅亡が描かれました。滅亡に至る描写はほとんど描かれず、これにより日本において源頼朝に対抗できる有力な軍事勢力が消滅し、鎌倉の人間関係や政治力学がどう変わっていくのか、鎌倉と朝廷がどう関わっていくのか、という点に重きが置かれていたように思います。比企能員と北条時政とのさや当てもはっきりと描かれ、今後の第一の山場は頼朝の… コメント:0 2022年05月30日 大河ドラマ 続きを読むread more
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第20回「帰ってきた義経」 今回も源義経の動向を中心に話が進みました。追われる身となった義経は平泉の藤原秀衡を頼りますが、秀衡は間もなく没します。本作の秀衡は出番がほとんどなく、人物像が詳しく描かれたわけではありませんが、大物感があり、したたかなところも見せ、強く印象に残りました。ただ、平清盛もそうだったように、演者頼みの感は否めませんが。まあ、本作の主人公はあ… コメント:0 2022年05月24日 大河ドラマ 続きを読むread more