"大河ドラマ"の記事一覧

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2回「願いの鐘」

 今回も、中村と清須を中心に話が展開しました。まだ小一郎(羽柴秀長)は織田信長に仕官していないので、中村の描写が多く、中村における小一郎一家の立場も、家族間や小一郎と直との会話で浮き彫りになっていきます。小一郎と直との関係や、藤吉郎(羽柴秀吉)が織田家で虐げられているところなど、初回にも感じましたが、保守的な作風のように思います。近年の…
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』第1回「二匹の猿」

 いよいよ今年(2026年)の大河ドラマが始まりました。近年は大河ドラマの感想記事を惰性で執筆しているところも多分にありますが、当ブログを始めてから昨年まで19年連続で大河ドラマの初回の感想記事を掲載してきたので、今年も少なくとも初回記事は執筆します。まあこの間の大河ドラマ感想記事の執筆は、2008年放送の『篤姫』は初回だけで、2009…
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再来年(2028年)の大河ドラマの予想

 そろそろ再来年(2028年)の大河ドラマが発表されそうなので、予想します。まず大前提として、2年連続で時代が重なることはあまりなく、多少重なったとしても舞台となる地域は異なる場合がほとんどのようだ、ということが挙げられます。来年は小栗忠順が主人公なので、幕末が舞台となる可能性は低そうです。ただ、2018年の『西郷どん』の翌年が『いだて…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』全体的な感想

 これまで大河ドラマの予想で蔦屋重三郎を主人公候補として何度か挙げたことがあり、これは客観的な予想というよりも多分に願望だったため、2025年の大河ドラマが蔦屋重三郎を主人公とする『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』だと発表された時には本当に嬉しく、近年の大河ドラマの放送開始前の期待値では最高で、じっさいに放送が始まってからもひじょうに楽しん…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第48回(最終回)「蔦重栄華乃夢噺」

 ついに最終回を迎え、1年間ずっと楽しんで視聴してきたので、かなりの寂しさがあります。蔦屋重三郎は松平定信(田安賢丸)たちと組んで一橋治済に「天誅」を下し、店を再開します。一橋治済は阿波の孤島へと幽閉されることになりましたが、その護送中に監視の武士を刺して抜け出しますが、落雷によって落命します。一橋治済の替玉となった阿波の蜂須賀家お抱え…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第47回「饅頭こわい」

 今回は、一橋治済をめぐる暗闘が描かれました。蔦屋重三郎は松平定信(田安賢丸)に脅されたことを契機に、一橋治済に恨みを抱く人々ととともに一橋治済への復讐というか「天誅」として、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)など懇意にしていた人々とともに、写楽という「企画」を立ち上げ、東洲斎写楽という画号で絵を売り出したわけですが、松平定信による自身を対…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第46回「曽我祭の変」

 今回は、ついに東洲斎写楽の売り出しへと至る過程が描かれました。一橋治済への復讐というか「天誅」として、蔦屋重三郎と「同志」によって立ち上げられた「企画」である写楽ですが、重三郎は役者絵を売り出そうとするものの、納得のいく絵ができません。そこで、重三郎の妻である「てい」が重三郎と歌麿の仲立ちをして、歌麿は耕書堂に戻るわけですが、本作では…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第45回「その名は写楽」

 今回は、東洲斎写楽の「企画」へと至る過程が描かれました。本作の東洲斎写楽は、本作において諸悪の根源と強く示唆されてきた一橋治済に殺害されたり、踊らされたりしてきた(と思われる)人々の関係者による、復讐のための手段というか「企画」と位置づけられているようです。具体的には、蔦屋重三郎とその関係者が協力し、一橋治済の「犯罪」を示唆する作品の…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第44回「空飛ぶ源内」

 今回は、平賀源内をめぐって話が展開しました。平賀源内は前半の重要人物で、主人公である蔦屋重三郎の導き手であると同時に、重三郎と田沼意次を結びつける役割も果たしており、前半は吉原、後半は日本橋を中心とした江戸市中と幕閣とを接続させるうえで、最も重要な人物だったと思います。江戸市中と幕閣という本作の二元構成が物語として上手く機能するうえで…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第43回「裏切りの恋歌」

 今回は、蔦屋重三郎と喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)の関係を中心に話が展開しました。重三郎と歌麿の関係は、付き合いが深くて長い相手への配慮のなさに起因する関係の悪化など、普遍的な人間関係が描かれていますが、ここに歌麿から重三郎への性愛的な感情と、版元と絵師兼奉公人的立場といった関係を絡めて、ここまで上手く構成されていると思います。序盤で…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第42回「招かれざる客」

 今回は、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、勇助)の美人画の効果もあって江戸で起きた看板娘熱と、それをめぐっての蔦屋重三郎と歌麿の関係を中心に話が描かれました。重三郎は、松平定信(田安賢丸)による政治(寛政の改革)で吉原など江戸が不景気だったのに、歌麿によってその不景気が覆りつつあることから、さらに歌麿に絵を描かせ、弟子に歌麿の名で描かせるようと…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第41回「歌麿筆美人大首絵」

 今回は、喜多川歌麿(唐丸、捨吉、雄助)の大成、および歌麿と蔦屋重三郎との関係が描かれました。重三郎は耕書堂から歌麿の美人画を売り出し、それが雲母刷りの大首絵で斬新だったことや、評判の人相見である大当開運を耕書堂に呼ぶなどの工夫もあって、評判となります。歌麿を一番の絵師にするという、歌麿が唐丸として蔦屋で手伝っていた頃からの重三郎の願い…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第40回「尽きせぬは欲の泉」

 今回は、幕府から身上半減の処分を受けた蔦屋重三郎の巻き返しを中心に話が展開しました。重三郎は身上半減の処分を目玉に売り出そうとしましたが、その勢いはすぐに失われます。重三郎は鶴屋喜右衛門とともに北尾政演(山東京伝)に執筆を依頼しますが、重い処分を受けた政演は及び腰で、代わりに滝沢瑣吉(曲亭馬琴)を紹介します。勝川春章は重三郎に勝川春朗…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第39回「白河の清きに住みかね身上半減」

 今回は、洒落本の刊行による蔦屋重三郎と北尾政演(山東京伝)の処罰をめぐる騒動が描かれました。耕書堂から刊行された京伝の黄表紙などが摘発されて絶版となり、重三郎は身上半減、京伝は手鎖50日の処分を受けます。日本橋進出後の重三郎にとっては最大の打撃となるわけで、重三郎がこの危機にどう対応するかが、終盤の見どころとなりそうで、妻の「きよ」の…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第38回「地本問屋仲間之始」

 今回は、蔦屋重三郎と北尾政演(山東京伝)の関係および地本問屋の株仲間の結成を中心に話が展開しました。重三郎は喧嘩別れになった政演と、鶴屋喜右衛門の仲介で和解を試みますが、政演は幕府の弾圧を恐れて、耕書堂での黄表紙の執筆を躊躇います。松平定信(田安賢丸)の政治(寛政の改革)に迎合すれば、黄表紙のみならず娯楽が抑圧される、と主張する重三郎…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第37回「地獄に京伝」

 今回は、恋川春町(倉橋格)自害後の蔦屋重三郎の挑戦が、北尾政演(山東京伝)との関係を中心に描かれました。耕書堂から刊行された恋川春町(倉橋格)作の『鸚鵡返文武二道』に松平定信(田安賢丸)が激怒したことから、恋川春町が自害に追い込まれ、幕政を主導する定信の出版統制に重三郎がどう対抗するのか、注目していました。重三郎は『鸚鵡返文武二道』の…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第36回「鸚鵡のけりは鴨」

 今回は、耕書堂から刊行された恋川春町(倉橋格)作の『鸚鵡返文武二道』をめぐる大騒動が描かれました。耕書堂から刊行された朋誠堂喜三二(平沢常富)作で喜多川歌麿画の『文武二道万石通』は、松平定信(田安賢丸)の反田沼路線の改革(寛政の改革)への皮肉が込められていましたが、それはほとんどの読者に通じず、黄表紙愛好家でもある松平定信も、むしろ自…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第35回「間違凧文武二道」

 今回は、蔦屋重三郎と松平定信(田安賢丸)の攻防と喜多川歌麿(唐丸、捨吉、雄助)の心境を中心に話が展開しました。耕書堂から刊行された朋誠堂喜三二(平沢常富)作で喜多川歌麿画の『文武二道万石通』は大当たりとなり、重三郎は松平定信の反田沼路線の改革(寛政の改革)への皮肉を込めたつもりでしたが、その意図はほとんどの読者には通じませんでした。『…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第34回「ありがた山とかたじけ茄子」

 今回は、田沼意次の退場が描かれました。田沼意次はまだ完全には失脚しておらず、蔦屋重三郎もつながりのある意次の老中復帰を願っていましたが、老中首座に抜擢されたのは松平定信(田安賢丸)でした。定信の江戸市中の評判は上々ですが、これには定信による情報工作もありました。老中首座となった定信は明確な反「田沼路線」を打ち出し、倹約を強く主張します…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第33回「打壊演太女功徳」

 今回は、江戸での打ち壊しが描かれました。本作は江戸市中を中心としつつも幕閣の二元構成になっており、主人公が蔦屋重三郎で、作中では田沼意次とのつながりがあるものの、基本的には幕閣とのつながりがないため、両者をどう結びつけるのか、難しいところもあるとは思います。その意味で、なかなか接続しにくい江戸市中と幕閣とを結びつけて描ける題材である打…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第32回「新之助の義」

 今回は、打ち壊しへと至る江戸市中の困窮と田沼意次失脚後の幕閣の混乱を中心に話が展開し、幕閣の描写が普段より長く、江戸市中については、前回、妻の「ふく」を殺害された小田新之助が重要な役割を担いました。田沼意次は老中を辞し、登城も差し止めとなったものの、田沼派だった老中の松平康福と水野忠友が大奥を動かしたことで、意次は登城を許可されます。…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第31回「我が名は天」

 今回は、利根川の決壊とも絡めて幕閣の描写が多めでした。利根川の決壊によって江戸市中も打撃を受け、被災した小田新之助と「ふく」の夫婦の悲劇も含めて、江戸市中の様子も描かれました。本作は江戸市中を中心としつつも幕閣の二元構成になっており、主人公が蔦屋重三郎で、作中では田沼意次とのつながりがあるものの、基本的には幕閣とのつながりがないため、…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第30回「人まね歌麿」

 今回は、蔦屋重三郎と喜多川歌麿(唐丸、捨吉、雄助)の関係を中心に話が展開しました。本作の文化人では、朋誠堂喜三二(平沢常富)や恋川春町(倉橋格)や大田南畝(四方赤良)などが重要人物でしょうが、その中でも喜多川歌麿(唐丸、捨吉、雄助)は別格のようで、本作の後半は重三郎と歌麿の関係を中心に動き、東洲斎写楽についても、歌麿が関わってくるので…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第29回「江戸生蔦屋仇討」

 今回は、田沼意知の殺害をめぐる蔦屋重三郎の「仇討」が描かれました。重三郎はこの事件を題材に、黄表紙で大当たりを出そうとします。鶴屋喜右衛門は北尾政演(山東京伝)を耕書堂に貸し出し、重三郎は大田南畝(四方赤良)や朋誠堂喜三二(平沢常富)なども呼び、案を出し合うことにしますが、政演は駄目出しに臍を曲げ、重三郎に辞退を申し出ます。ここは、絵…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第28回「佐野世直大明神」

 今回は、佐野政言による田沼意知殺害事件とその反響が描かれました。本作では、一橋治済の謀略によって佐野政言は田沼意知への恨みを募らせていき、殺害に及んだ、と強く示唆する構成でした。正直なところ、この時代の政治史で一橋治済を黒幕とするのは、多くの人が思いつきやすそうですから、陳腐とも言えるように思いますが、一橋治済の深いところでの目的や人…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第27回「願わくば花の下にて春死なん」

 今回は、佐野政言が田沼意知に斬りかかるところまで描かれました。佐野政言は、これまで一橋治済との関係が描かれておらず、今回、田沼意知が佐野政言に話しかけているところを見ても、一橋治済は佐野政言を知らなかったようですから、この時までは、佐野を利用して田沼に打撃を与えようとは考えていなかったのでしょう。ここから例によって一橋治済の策略が始ま…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第26回「三人の女」

 今回は、米価高騰をめぐる日本橋と幕閣の対策から話が展開しました。本作はこれまで、吉原を中心とした江戸市中を中心に、幕閣との二元構成で話が展開していましたが、蔦屋重三郎が前回ついに日本橋進出を果たしたことで、今後の江戸市中の描写は吉原から日本橋に中心が移りそうです。江戸市中と幕閣との接点を設定するのはなかなか難しいと思いますが、本作では…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第25回「灰の雨降る日本橋」

 今回も、蔦屋重三郎の日本橋への進出を中心に話が展開しました。日本橋では鶴屋の向かいの版元である丸屋が店を畳んで譲ることになりますが、婿を迎えていた先代の娘である「てい」は、吉原の耕書堂には絶対に売りたくない、と考えており、重三郎は日本橋に進出できずにいました。そこへ、浅間山の大噴火によって江戸に灰が降り積もり、重三郎は丸屋の権利を買い…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第24回「げにつれなきは日本橋」

 今回は、蔦屋重三郎の日本橋進出をめぐる話が描かれました。日本橋への進出を決意した重三郎にとって好都合なことに、日本橋では鶴屋の向かいの版元である丸屋が店を畳んで譲ることになりますが、婿を迎えていた先代の娘である「てい」は、吉原の耕書堂には絶対に売りたくない、と鶴屋喜右衛門に伝えています。「てい」は後に重三郎の妻となることがすでに公表さ…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第23回「我こそは江戸一利者なり」

 今回は、蔦屋重三郎の日本橋進出へと至る過程が描かれました。耕書堂の経営は順調で、重三郎は田沼意次に重用され蓄財に励んでいる土山宗次郎から、資金援助するので日本橋に出店するよう勧誘されます。しかし、養子の重三郎を吉原から離れさせたくない駿河屋市右衛門は不機嫌なようで、重三郎も自分を縛りつけてくる養父に対して不満が高まっているようです。本…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第22回「小生、酒上不埒にて」

 今回は、前回拗ねてしまった恋川春町(倉橋格)を中心に話が展開しました。蔦屋重三郎は春町に執筆を促しますが、説得に失敗します。春町の真意は、朋誠堂喜三二(平沢常富)と喜多川歌麿(唐丸、捨吉、雄助)が春町を訪ねたさいに明かされ、春町は北尾政演(山東京伝)の才能に遠く及ばない、と自覚し、戯作の世界にいること嫌気がさしたわけです。しかし、大田…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第21回「蝦夷桜上野屁音」

 今回は、文化場面と政治場面とのつながりが本格的になることを予感させる内容でした。本作は、吉原と蔦屋重三郎を中心とした江戸市中の描写と、幕閣の政治描写の二元構成となっていますが、両者のつながりは弱いところがありました。序盤は、おもに平賀源内が田沼意次と市中の両方に関わり、江戸市中と幕閣政治をつないでいたわけですが、すでに退場したので、江…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第20回「寝惚けて候」

 今回は、蔦屋重三郎が大田南畝(四方赤良)との出会い、狂歌に深く関わっていく契機が描かれました。大田南畝は、おそらくこれから最終回まで出演するでしょうし、その意味でも本作では重要人物になりそうです。南畝も重三郎も江戸っ子の一類型といった感じの粋な人物で、いかにも相性がよさそうです。重三郎は南畝の狂歌に感心し、狂歌に強い関心を抱いたようで…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第19回「鱗の置き土産」

 今回は、序盤の重要人物だった鱗形屋孫兵衛と蔦屋重三郎の和解が描かれました。部外者から見ると、鱗形屋孫兵衛は重三郎にとって愛憎相半ばするというか、むしろ罠にはめられて以降はほぼ憎悪の対象になるのではないか、とも思えますが、本作の重三郎は器の大きいところがあり、孫兵衛を深く恨んでいる様子がありません。孫兵衛は鱗形屋を畳むことにして、版権や…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第18回「歌麿よ、見徳は一炊夢」

 今回は、蔦屋重三郎とともに、喜多川歌麿(捨吉)が主人公といった印象を受けました。生死不明だった唐丸が歌麿なのか別人なのか、私も気になっており、歌麿だと予想していましたが、やはり唐丸は歌麿で、その過酷な子供時代が明かされました。唐丸は母親が遊女で、母親は唐丸を堕胎しようとしたもののできず、7歳になると母親とその男から売春を強要されており…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第17回「乱れ咲き往来の桜」

 前回で序盤の重要人物だった平賀源内が退場し、すでに瀬以(花の井、五代目瀬川)も退場しており、今回と次回で今後の重要人物が相次いで新たに登場するようですから、前回までが前半で、今回からが中盤といった感もあります。耕書堂の経営は順調ですが、蔦屋重三郎は誰かを雇うわけではなく、重三郎はその理由について、唐丸を待っているからと伝えます。重三郎…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第16回「さらば源内、見立ては蓬莱」

 今回は平賀源内の退場が描かれました。前回描かれた徳川家基の毒殺と松平武元の死(暗殺?)が、今回の源内の退場にもつながっており、これが源内と田沼意次の関係を悪化させ、源内の精神状態をますます不安定化させることなど、長期の一話完結ではない連続ものの時代劇としてなかなか上手い構成だと思います。源内の精神状態が不安定化していく前提として、直接…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第15回「死を呼ぶ手袋」

 今回は、将軍の徳川家治の世継ぎだった徳川家基の死が描かれました。家基の若すぎる死について、毒殺と疑っている人は少なくないかもしれませんが、本作でも毒殺と描かれていました。本作では、家基が田沼意次をひじょうに嫌っている、と描かれており、自分の息子を将軍の後継者に考えていると思われる野心家の一橋治済と組んで、田沼意次が毒殺したのではないか…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第14回「蔦重瀬川夫婦道中」

 今回は、蔦屋重三郎と瀬以(花の井、五代目瀬川)の関係の結末が描かれました。座頭金の問題で当道座が摘発され、鳥山検校(玉一)と鳥山検校に身請けされた瀬以も幕吏に連行されてしまい、抗議した重三郎も一旦は拘束されますが、重三郎も瀬以もすぐに釈放されます。当道座との関わりから、吉原にも類が及ぶところでしたが、吉原の有力者によって何とか回避され…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第13回「お江戸揺るがす座頭金」

 今回は、当道座による座頭金の問題が描かれました。鱗形屋孫兵衛は偽版で再び処分を受けましたが、それは、座頭金に苦しめられ、経営状態を少しでも改善するためでした。この座頭金の問題は幕閣でも問題となっており、本作は吉原や江戸市中と幕閣との二重構造になっていますが、これまでつながりはやや弱いところがありました。しかし今回は、当道座による座頭金…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第12回「俄なる『明月余情』」

 今回は、吉原での祭りの開催をめぐる、吉原内部の対立というか主導権争いが描かれました。今回は、主人公の蔦屋重三郎の行動および思惑とともに、大文字屋市兵衛と若木屋与八の祭りでの主導権争い、重三郎と平沢常富(朋誠堂喜三二)の関係の進展が描かれました。これまで平沢常富の見せ場はほとんどなく、平沢常富は重三郎を高く評価していたようですが、重三郎…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第11回「富本、仁義の馬面」

 前回、鶴屋喜右衛門は、『青楼美人合姿鏡』が売れない、と考えていましたが、今回、その意味が明かされました。『青楼美人合姿鏡』は版元にとって、確かに目新しさはあるものの、一般層が金を払ってまで買いたいものではない、というわけです。じっさい、『青楼美人合姿鏡』の売れ行きは悪く、蔦屋重三郎は次の手をどうすべきか、思案します。主人公がその才覚と…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第10回「『青楼美人』の見る夢は」

 今回は、瀬川(花の井)の身請けへと至る過程での蔦屋重三郎の試行錯誤が、重三郎と瀬川との関係を背景に描かれました。重三郎はここまで、育ってきた吉原を再び繁栄させ、女郎をはじめとして吉原で働く人々を幸せにしたい、との動機から試行錯誤しており、版元への本格参入を目指しているのもそのためです。そこには、瀬川への想いもあるわけですが、瀬川はけっ…
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再来年(2027年)の大河ドラマは小栗忠順を主人公とする『逆賊の幕臣』

 再来年(2027年)の大河ドラマは紫式部を主人公とする小栗忠順(上野介)を主人公とする『逆賊の幕臣』に決定した、と報道されました。脚本は、安達奈緒子氏、主演は松坂桃李氏です。再来年の大河ドラマは幕末(~近代)ものが最有力と予想していましたが(関連記事)、小栗忠順は念頭にありませんでした。これまで大河ドラマの予想で幕末ものでは主人公とし…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第9回「玉菊灯籠恋の地獄」

 今回は、蔦屋重三郎と花の井(五代目瀬川)の関係を中心に、その対比として「うつせみ」と小田新之助の恋愛も描かれました。「うつせみ」と新之助が両想いであることは以前から描かれていましたが、重三郎と花の井の関係は、これまで花の井からの片想いで、重三郎の方は花の井への想いを自覚しておらず、この対比がなかなか面白くなっています。しかし、花の井が…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第8回「逆襲の『金々先生』」

 これまで、蔦屋重三郎の版元業への参入を中心に物語が動いており、話の核がしっかりしていることとともに、重三郎の才覚と行動力によって話が展開していることに本作の魅力はあります。重三郎の版元業への本格的参入は順風満帆とはいきませんが、それでも前進していると言えそうで、今回も重三郎の版元業への参入が核となっていました。『節用集』の偽版で捕まり…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第7回「好機到来『籬の花』」

 今回は幕府政治の場面が描かれず、蔦屋重三郎の版元業界への参入の奮闘が描かれました。本作の主人公はあくまでも蔦屋重三郎ですから、幕府政治が描かれない回は今後もありそうです。鱗形屋孫兵衛が『節用集』の偽版で捕まり、拷問を受け、もう鱗形屋は終わった、と西村屋与八や鶴屋喜右衛門など地本問屋は判断し、鱗形屋が出版していた『吉原細見』を代わりに刊…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第6回「鱗剥がれた『節用集』」

 今回は、蔦屋重三郎と鱗形屋孫兵衛との関係を軸に話が展開しました。重三郎は孫兵衛に嵌められ、利用されているとも言える関係ですが、それでも今は、孫兵衛と組むのが最善と考えて、隠忍自重しています。とはいえ、重三郎にも割り切れないところはあるようで、そうした人間関係の機微も今回は描かれました。重三郎は、鱗形屋が『節用集』の偽版に手を染めている…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第5回「蔦に唐丸因果の蔓」

 今回は、唐丸を中心に話が展開しました。唐丸は初回冒頭の明和の大火で蔦屋重三郎と知り合い、その後は重三郎の弟分のようにともに蔦屋で働いていたので、重要人物であることは明らかでしょう。私は初回の時点で、唐丸は喜多川歌麿だと確信し、前回、唐丸が絵の才能を見せたことで、作中ではまだ明示されていないものの、唐丸は歌麿なのだ、と改めて考えていまし…
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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第4回「『雛形若菜』の甘い罠」

 今回も、吉原を中心とした蔦屋重三郎の話を中心にしつつ、江戸幕府中枢の政治劇との二元構成となっていました。この構成は、最終回まで基本的には変わらないのでしょう。現時点では、初回に重三郎と田沼意次が会った以外には、重三郎の話と幕府中枢の政治劇が別々に展開していますが、現時点では平賀源内を通じて重三郎と田沼意次が間接的につながっています。今…
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