"古人類学"の記事一覧

インド北部の6世紀古代人のミトコンドリアゲノム

 インド北部の洞窟で発見された6世紀の人類遺骸のミトコンドリアゲノムを報告した研究(Kumar et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、インド北部の6世紀の人類遺骸の母系が多様で、アジアの東部や中央部や南部と関連しており、文化的融合を示唆し…
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霊長類における食性の変化に伴う歯の適応

 霊長類における食性の変化に伴う歯の適応に関する研究(Gilbert et al., 2026)が公表されました。エナメル質は歯を覆う組織で、脊椎動物の体で最も硬い組織であるとともに、ナノメートルからミリメートルに及ぶ複雑なマルチスケール構造を有しています。その構造は、幅50~70 ナノメートル、長さ数マイクロメートルの細長いヒドロキシ…
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アラビア北部の末期更新世の岩絵

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、アラビア半島北部の末期更新世の岩絵を報告した研究(Guagnin et al., 2025)が報道されました。アラビア北部には、LGM(Last Glacial Maximum、最終氷期極大期)から1万年前頃の間の年代測定された考古学的遺跡がなく、完新世湿潤期の開始の前の人口消滅の可能性を示していま…
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スペインの洞窟で明らかになった新石器時代の食人行為

 新石器時代の食人行為を報告した研究(Saladié et al., 2025)が公表されました。イベリア半島には、集団埋葬や死後の遺体の再分配を含む多様な埋葬慣習の記録が残っています。イベリア半島における人肉食の事例は100万年前頃までさかのぼるかもしれませんが、当時の文化慣習の曖昧さや埋葬条件の不確実性から、人体処理の直接的な証拠は…
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オーストラリアにおける12000年前頃の儀式の痕跡

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、オーストラリアにおける12000年前頃の儀式の痕跡を報告した研究(David et al., 2024)が公表されました。文字のない社会において、民族誌的に知られている儀式が数百年以上にわたって考古学的にさかのぼることは稀で、古代の儀式の歴史的記録は、世代を超えて伝えられていく間に変化してい…
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上部旧石器時代ヨーロッパにおけるクジラの骨の利用

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、上部旧石器時代ヨーロッパにおけるクジラの骨の利用を報告した研究(McGrath et al., 2025)が公表されました。沿岸地域に住んでいた古代の人類は、クジラを資源として利用していた可能性が高い、と考えられています。しかし、先史時代の沿岸遺跡は脆弱で海面上昇の影響を受けやすく、先史時代…
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「縄文時代」についての補足

 昨年(2025年)9月に「縄文時代」についての備忘録を掲載しましたが、その後、Twitterで投稿した断片的な情報や私見を短くまとめておきます。なお、以下では、千年前の略称としてK(kilo years ago、千年前)を用います。Twitterで検索すると、「縄文文化」は「南方系」と断定する投稿も見かけますが、かなり問題がある認識と…
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言語についての備忘録

 言語学については無知なので、的外れな発言になりそうですが、今後調べていくための参照として、以前からの思いつきを備忘録として残しておきます。「縄文時代」が近現代の考古学における便宜的な時代区分にすぎないことは、繰り返し強調されるべきとは思います。「縄文人」は「縄文文化」という便宜的な考古学的区分と関連する人々にすぎず、「縄文人」を単一の…
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猪目洞窟出土人骨の学際的研究

 島根県出雲市の猪目洞窟遺跡で出土した人骨に関する研究(神澤他., 2026)が公表されました。Twitterで紹介されていたので、読みました。猪目洞窟遺跡出土の人骨については、以前もゲノム解析結果が報告されていました(神澤他., 2021)。以下の略称は、DNA(deoxyribonucleic acid、デオキシリボ核酸)、mtDN…
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アリューシャン列島先住民の人口史

 アリューシャン列島の古代人のゲノムデータが、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Hay et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P78)。この研究は、ヨーロッパ人との接触前の個体…
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初期人類の環境

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、初期人類の環境に関する研究(Bromage et al., 2026)が公表されました。代謝プロファイリングの科学では、代謝物と呼ばれる代謝の副産物として生じる化合物を利用して、内的な生物学的機能や生理学的な健康と疾患を説明し、生物の生息環境に特有の外的影響の証拠が示されま。本論文は、古生物とその環…
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ヨーロッパ西部の狩猟採集民の遺伝的存続

 ヨーロッパ西部の新石器時代人類集団の新たな古代ゲノムデータを報告した研究(Olalde et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、現在のオランダとベルギーとドイツの紀元前8500~紀元前1700年頃の人類112個体の新たなゲノムデータを報告…
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ニュージーランド先住民の人口史

 ニュージーランド先住民の人口史について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Dickerson et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P43)。ポリネシア人集団の中で、プカプカ…
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アジア東部の非現生人類ホモ属

 アジア東部の非現生人類ホモ属に関する解説(Ran et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、近年のアジア東部の非現生人類ホモ属に関する研究の進展を簡潔にまとめており、たいへん有益と思います。以下、敬称は省略します。また、本論文の「中国」の指…
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朝鮮半島三国時代人類の社会構造

 韓国南東部の三国時代の遺跡で発見された人類遺骸のゲノムデータを報告した研究(Moon et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。また、本論文の「中国」の指す範囲はよく分からず、現在の中華人民共和国の支配領域もしくはもっと狭くダイチン・グルン(大清帝国…
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東天山の人口史

 東天山山脈で発見された青銅器時代~歴史時代の人類遺骸の新たなゲノムデータを報告した研究(Yang et al., 2026)が公表されました。現在は中華人民共和国の支配下にあり、行政区分では新疆ウイグル自治区とされている東トルキスタンの東天山山脈と西天山山脈で発見された青銅器時代~歴史時代の12ヶ所の遺跡から発掘された人類遺骸23個体…
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インド北部古代人のゲノムデータ

 インド北部古代人のゲノムデータについて、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Aragon et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P6)。本研究は、インド北東部の、3300年前頃…
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遺伝子移入領域を特定する新たな手法

 後期ホモ属における遺伝子移入領域を特定する新たな手法について、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催された第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Rogers et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P162)。この研究は、現…
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後期ネアンデルタール人のミトコンドリアDNA

 後期ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の新たなミトコンドリアDNAを報告した研究(Fotiadou et al., 2026)が報道されました。この研究は昨年(2025年)、ヒト進化研究ヨーロッパ協会第15回総会で概要が報告されていました(関連記事)。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上…
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アルタイ山脈のネアンデルタール人の高品質なゲノムデータ

 アルタイ山脈で発見されたネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)男性の新しい高品質なゲノムデータを報告し、現生人類(Homo sapiens)や種区分未定のホモ属であるデニソワ人(Denisovan)との関係を検証した研究(Massilani et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の…
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北京の最初期完新世個体のゲノム

 北京西部の遺跡で発見された最初期完新世個体のゲノムを報告した研究(Zhang et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、北京西部の遺跡で発見された11000~9000年前頃の個体のゲノムデータを報告し、11000年前頃の個体が、これまで特定…
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中期更新世ヨーロッパの人類進化史

 中期更新世ヨーロッパの人類進化史の総説(Rosas et al., 2026)が公表されました。本論文は、中期更新世ヨーロッパの人類進化史について、証拠が限られていることもあって提唱されている複数の仮説を検証しており、最新の知見が得られる点でもたいへん有益と思います。本論文は、中期更新世ヨーロッパ人類の異なる形態の混在について、必ずし…
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アッシリアのニネヴェ陥落時の人類遺骸のゲノムデータ

 ニネヴェで発見されたアッシリア末期の人類遺骸のゲノムデータについて、今年(2026年)3月18日~21日にかけてアメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催されている第95回アメリカ生物学会(旧称はアメリカ自然人類学会)総会で報告されました(Shamoon-Pour et al., 2026)。この報告の要約はPDFファイルで読めます(P1…
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アフリカ東部の新たなアウストラロピテクス属とホモ属の化石

 アフリカ東部の新たなアウストラロピテクス属化石を報告した研究(Villmoare et al., 2026)が公表されました。本論文は、エチオピアで新たに発見された、278万年前頃および259万年前頃のホモ属化石と、263万年前頃のアウストラロピテクス属化石を報告しています。この新たに発見されたアウストラロピテクス属化石は、近い年代の…
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黄河下流域の漢代人類のゲノムデータ

 黄河下流域の漢代人類のゲノムデータを報告した研究(Qiu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。また、本論文の「中国」の指す範囲はよく分からず、現在の中華人民共和国の支配領域もしくはもっと狭くダイチン・グルン(大清帝国、清王朝)の18省かもしれま…
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150万年前頃の異なる人類系統の足跡

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、150万年前頃の人類の足跡を報告した研究(Hatala et al., 2024)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ケニアの150万年前頃の異なる歩行様式の人類の足跡が、数時間もしくは数日以内に残されたことを報告し…
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ネアンデルタール人と現生人類の交雑の性差

 ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)と現生人類(Homo sapiens)の交雑における性差を示した研究(Platt et al., 2026)が報道されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。日本語の解説記事もあります。ネアンデルタール人と現生人類との間…
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ゴットランド島の完新世狩猟採集民のゲノムデータ

 ゴットランド島の完新世狩猟採集民の新たなゲノムデータを報告した研究(Mattila et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、バルト海のゴットランド島の完新世狩猟採集民の新たなゲノムデータを報告し、既知のゴットランド島の完新世狩猟採集民のゲ…
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ユーラシアにおけるイヌとヒトの拡散

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、ユーラシアのイエイヌ(Canis familiaris、Canis lupus familiaris)の新たな古代ゲノムデータを報告した研究(Zhang et al., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。日本語の解説記事も…
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縄文人のミトコンドリアゲノム

 「縄文時代」の人類のミトコンドリアゲノムを報告した研究(Yoshida et al., 2026)が公表されました。日本語の解説記事もあります。なお、「縄文時代」との時代区分や「縄文人」との表記には問題があるでしょうが、煩雑になるので、以下では「縄文時代」と「縄文人」を「」では括りません。本論文は、縄文人のミトコンドリアゲノムから縄文…
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イラン東部の中期更新世の石器

 イラン東部の中期更新世の石器を報告した研究(Rafei et al., 2026)が公表されました。本論文は、南ホラーサーン州(South Khorasan Province)のホスフ市(Khosuf City)郊外のゴアブ(Goab)粘土平野(playa)で発見された、中期更新世のルヴァロワ(Levallois)式石器などムステリア…
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クラ・ダイ語族およびミャオ・ヤオ語族話者の人口史

 古代ゲノムデータに基づくクラ・ダイ語族およびミャオ・ヤオ(モン・ミエン)語族話者の人口史に関する研究(Tao et al., 2026)が公表されました。本論文は、現在の中国南西部(広西チワン族自治区、以下広西と省略します)に見られる洞窟埋葬から発見された古代人14個体の新たなゲノムデータを報告し、既知の古代人および現代人と比較するこ…
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ワラセアの67800年以上前の洞窟壁画(追記有)

 ワラセアの洞窟壁画の年代が67800年以上前であることを報告した研究(Oktaviana et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ワラセアのスラウェシ島およびその近隣のステンシル(物体を表面に置き、その上から塗装することで、表面に図を残す…
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ユーラシア東部内陸の銅器時代~鉄器時代の人口史

 古代ゲノムデータに基づいてユーラシア東部内陸の銅器時代~鉄器時代の人口史を検証した研究(Zhao et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、現在は中華人民共和国の支配下にあり、行政区分では新疆ウイグル自治区とされている東トルキスタン北西部の…
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ヤクート人の遺伝的歴史

 シベリア北部の新たな古代ゲノムデータを報告した研究(Crubézy et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、シベリア北東部の人類遺骸の古代ゲノムデータを用いて、ヤクート人(サハ人)の遺伝的歴史を検証しました。その結果、ヤクート人の遺伝的起…
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野林厚志「台湾における人類集団の連続性の生態・民族誌検証」

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、本論文は、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)2016-2020年度「パレオアジア文化史学」(領域番号1802)計画研究B01「アジア新人文化形成プロセスの総合的研究」2020年度研究報告書(PaleoAsia Project Series 32)に所収されています。公式サイトにて本…
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金谷美和、上羽陽子、中谷文美「道具としての植物利用(3)―インド北東部アッサム地域を中心に」

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、本論文は、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)2016-2020年度「パレオアジア文化史学」(領域番号1802)計画研究B01「アジア新人文化形成プロセスの総合的研究」2020年度研究報告書(PaleoAsia Project Series 32)に所収されています。公式サイトにて本…
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西北九州の弥生時代人類のゲノムデータ

 九州北西部の弥生時代の人類遺骸の新たなゲノムデータを報告した研究(Kim et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。なお、「縄文時代」との時代区分や「縄文人」との表記には問題があるでしょうし、それは「弥生時代」や「弥生人」についてもかなりの程度当ては…
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アフリカ南部古代人のゲノムデータ

 アフリカ南部古代人のゲノムデータを報告した研究(Jakobsson et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、南アフリカ共和国の遺跡から発見された較正年代(明示しない場合、以下の年代は、基本的に較正されています)10200~150年前頃の人…
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中原の近世人類のゲノムデータ

 中原の近世人類のゲノムデータを報告した研究(Zhou et al., 2026)が公表されました。本論文は、中華人民共和国河南省の墓地で発見された18世紀頃の被葬者のゲノムデータを報告しています。その結果、この中原の近世人類集団は、後期新石器時代黄河流域集団との強い遺伝的連続性を示し、中原の唐代集団の直接的子孫としてモデル化でき、河南…
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モロッコの77万年前頃の人類化石

 モロッコの77万年前頃の人類化石を報告した研究(Hublin et al., 2026)が報道されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、モロッコで発見された77万年前頃の人類化石の形態を既知の人類化石と比較し、祖先的特徴と、その後の人類に見られる派生的特徴の混在が見られる…
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雲南古代人のゲノム研究の解説

 中華人民共和国雲南省で発見された古代人のゲノム研究の解説(Stoneking., 2025)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は。雲南省で発見された古代人のゲノム研究[13]を解説しています。その研究[13]は注目すべき見解を三つ提示しており、近年でも有数の注目…
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ヨーロッパ北西部における40万年前頃の意図的な火熾し

 ヨーロッパ北西部における40万年以上前かもしれない意図的な火熾しの証拠を報告した研究(Davis et al., 2026)が報道されました。火熾しは人類に固有の新機軸で、道具の製作や象徴文化や社会的意思疎通といった他の複雑な行動とは一線を画しています。制御された火の使用は適応の機会をもたらし、これが人類の進化に重大な影響を与えました…
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アルゼンチン古代人のゲノムデータ

 アルゼンチンで発見された古代人のゲノムデータを報告した研究(Maravall-López et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、現在のアルゼンチンにおいて以前には知られていなかった遺伝的祖先系統(祖先系譜、祖先成分、祖先構成、ances…
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ホモ・フロレシエンシスの行動の再検討

 ヒト進化研究ヨーロッパ協会第15回総会で、ホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)の行動を再検討した研究(Veatch et al., 2025)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P236)。インドネシアのフローレス島の考古学的洞窟遺跡であるリアン・ブア(Liang Bua)は、ホモ・フロ…
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古代の病原体

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、古代の病原体に関する研究(Sikora et al., 2025)が公表されました。感染症は、歴史を通してヒト集団に深刻な影響を及ぼしてきてましたが、それらの起源や過去の動態については重要な疑問が残っています。とくに完新世については、農業や牧畜が主要な生業となり、生産経済の開始によって人類の…
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中原の殷代後期人類のゲノムデータ

 中原の殷(商)代後期人類のゲノムデータを報告した研究(Tang et al., 2026)が公表されました。本論文は、河南省の殷代後期の遺跡で発見された人類遺骸のゲノムデータから、後期新石器時代の中原集団の直接的祖先としてモデル化できることと、社会的階層が遺伝的差異と関連していなかったことを示しています。なお、本論文の「中国」の指す範…
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ユーラシア北東部の新石器時代の親族関係

 古代ゲノムデータに基づく新石器時代ユーラシア北東部の親族関係についての研究(Liu et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、ユーラシア北東部の新たな古代人のゲノムデータと既知の証拠から、先史時代のユーラシアにおける居住や埋葬や配偶の慣行が…
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前期青銅器時代ヨーロッパ中央部の社会

 オーストリアで発見された前期青銅器時代の人類遺骸のゲノムデータを報告した研究(Furtwängler et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、オーストリアで発見された前期青銅器時代の個体群の新たなゲノムデータを提示し、おもに厳格ではない女…
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燕山地域の新石器時代人類のゲノムデータ

 燕山地域の新石器時代人類のゲノムデータを報告した研究(Zhang et al., 2026)が公表されました。[]は本論文の参考文献の番号で、当ブログで過去に取り上げた研究のみを掲載しています。本論文は、モンゴル高原と華北との間の移行地帯である燕山地域の、7700~4300年前頃となる前期新石器時代と後期新石器時代の人類遺骸のゲノムデ…
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