"未分類"の記事一覧

アジア南東部における人類も含む大型動物絶滅の環境要因

 アジア南東部における人類も含む大型動物絶滅の環境要因に関する研究(Louys, and Roberts., 2020)が報道されました。アジア南東部は北部のインドシナ地域と南部のスンダ地域で構成されており、広大なフタバガキ科熱帯雨林により特徴づけられ、世界で最も種が豊富な生態系を有します。アジア南東部では、寒冷期に海面が低下するとスン…
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都道府県単位の日本人の遺伝的構造

 都道府県単位の日本人の遺伝的構造に関する研究(Watanabe et al., 2021)が報道され、話題になっているようです。日本語の解説記事もあります。この研究はオンライン版での先行公開となります。本論文では、日本人の遺伝的構造を解明するため、47都道府県単位と、さらに大きな9地域区分(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第28回「新しき幕府」

 1568年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)9月、織田信長は足利義昭を奉じて上洛し、松永久秀も信長に面会に行きますが、自分が三好三人衆と通じていると疑われているのではないか、と懸念していました。じっさい、諸勢力の処遇を論じる評定にて、足利義輝の殺害に久秀が加担していたので処分すべきと三淵藤英は主張しますが、信長家臣の柴…
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岡本隆司『腐敗と格差の中国史』

 NHK出版新書の一冊として、NHK出版から2019年4月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書は、現在、中華人民共和国の習近平政権で進められている「反腐敗」運動の歴史的起源を探ります。なぜ中国では最高権力者今が大々的に腐敗撲滅に力を入れているのか、単に共産党の一党独裁体制による腐敗、つまり権力、それも独裁的な権力は必ず腐敗する、…
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下側頭葉皮質のリサイクルがもたらしたヒトの読書能力

 ヒトの読書能力と下側頭葉皮質のリサイクルの奸計についての研究(Rajalingham et al., 2020)が報道されました。ヒトが読み書きのシステムを開発し始めたのは、過去数千年以内のことです。ヒトの読書能力は他の動物種と一線を画すものですが、数千年はヒトの脳が特に読書に専念する新しい領域を進化させるにはあまりにも短い時間枠です…
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旱魃期に繁殖活動を減らす鳴禽類

 鳴禽類では旱魃期に繁殖活動が減ることを報告した研究(Martin, and Mouton., 2020)が公表されました。旱魃の頻度と強度を含む気候変動性は今後の温暖化とともに激化する、と予測されています。一般に寿命の長い種ほど繁殖率が低いため、気候変動による個体の死滅から立ち直る能力が低い、と考えられています。しかし、生存と繁殖はト…
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フランスの博物館のチンギス・カン展をめぐる騒動

 フランス西部ナント(Nantes)の歴史博物館でチンギス・カンに関する展覧会が計画されていたものの、中国当局が検閲を試みたので延期された、と報道されました。ナントの歴史博物館は、中華人民共和国内モンゴル自治区フフホト(Hohhot)にある内モンゴル博物館の協力を得てこの企画展を準備してきたものの、中国の国家文物局が当初の案に変更を求め…
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ヒトの空間記憶における高カロリー食品の優先

 ヒトの空間記憶における高カロリー食品の優先を報告した研究(de Vries et al., 2020)が公表されました。この研究は、食品の位置記憶を測定するための実験を行ない、512人の参加者に対して、食品サンプルまたは食品の香りがする脱脂綿の入った瓶(合計8点)がそれぞれ別々に配置された部屋の中を、決められた順路に従って進むように指…
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ユダヤ砂漠南部の上部旧石器時代

 ユダヤ砂漠南部の上部旧石器時代に関する研究(Barzilai et al., 2020)が公表されました。ユダヤ砂漠地域の上部旧石器時代は、いくつかの洞窟および岩陰遺跡で知られています。20世紀前半の発掘では、アータバン(Taban)遺跡B層やエルクエルアフマール(Erq el-Ahmar)遺跡F~B層やエルハイム(el-Khiam)…
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マレー半島西部の7万年前頃の石器

 マレー半島西部の7万年前頃の石器に関する研究(Goh et al., 2020)が公表されました。コタタンパン(Kota Tampan)は、マレー半島北部西方のレンゴン渓谷(Lenggong Valley)に位置する開地遺跡(北緯5度63分318秒、東経100度88分424秒)です。レンゴン渓谷はアジア太平洋地域の考古学にとってひじょ…
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アルタイ地域の前期上部旧石器時代の骨角器

 アルタイ地域の前期上部旧石器時代(Early Upper Palaeolithic)の骨角器に関する研究(Belousova et al., 2020)が公表されました。骨角器と個人的装飾品は、文化的独自性の要素で、アジア北部と中央部における最初の上部旧石器時代社会の年代的指標でもあります。アジア北部および中央部における最古の骨角器群…
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レヴァントにおける30万年以上前の加熱処理による石器製作

 レヴァントにおける30万年以上前の加熱処理による石器製作を報告した研究(Agam et al., 2021)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。細粒の堆積岩である燧石(フリント)は、アフリカや近東やヨーロッパの遺跡の人類により石材として用いられました。実験的・考古学的・民族誌的研究から、燧石の熱処理がその破…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第27回「宗久の約束」

 1568年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)7月、足利義昭一行は織田信長が支配する美濃に到着します。明智光秀(十兵衛)も三淵藤英や細川藤孝とともに義昭に同行します。信長は義昭を歓待し、義昭は感激しますが、戦のために銭を献上したのに、貧しい民に施すと言ったり、刀に怯えたような表情を見せたりした義昭に失望します。しかし信長…
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岡本隆司『近代日本の中国観 石橋湛山・内藤湖南から谷川道雄まで』

 講談社選書メチエの一冊として、2018年7月に刊行されました。電子書籍での購入です。本書は、近代日本の中国観を、おもに知識人の言説に依拠して検証します。もちろん本書は、知識人の言説だけを取り上げるのではなく、それらが形成されて支持された背景、あるいは受け入れられなかった理由を検証します。具体的に取り上げられる知識人は、石橋湛山・矢野仁…
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貧困層の人々の富裕層への課税に対する支持

 貧困層の人々の富裕層への課税に対する支持に関する研究(Sands, and de Kadt., 2020)が公表されました。心理学研究から、個人の態度形成は仲間や他者との社会的比較によって形作られる、と示されています。人々は、不平等に関する情報を提示されると行動を変え、たとえば、気前が悪くなったり、協力的でなくなったりする、と明らかに…
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渡哲也氏・宮内淳氏・岸部四郎氏の訃報

 私の場合、訃報を取り上げるのには普段の生活とは異なる気力が必要なので、当ブログで言及しようと思いつつ、これまで触れずにきましたが、やや気力が戻ってきた機会に、今年(2020年)亡くなった渡哲也氏・宮内淳氏・岸部四郎氏について述べておきます。まず、3氏のご冥福をお祈りいたします。私が3氏を取り上げるのは『太陽にほえろ!』と関連があったか…
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エイズウイルスの異種間伝播

 エイズウイルスの異種間伝播に関する研究(Nakano et al., 2020)が公表されました。日本語の解説記事もあります。レトロウイルス科レンチウイルス属のエイズウイルスは、後天性免疫不全症候群(エイズ)の原因となり、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus、略してHIV)と呼ばれます。ウイル…
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イタリア北東部の後期ネアンデルタール人の歯

 イタリア北東部の後期ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の歯に関する研究(Romandini et al., 2020)が公表されました。現生人類(Homo sapiens)のヨーロッパへの到来、現生人類とネアンデルタール人との潜在的な相互作用、4万年前頃のネアンデルタール人の絶滅(関連記事)の根底にある生…
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『卑弥呼』第48話「暗殺」

 『ビッグコミックオリジナル』2020年10月20日号掲載分の感想です。前回は穂波(ホミ)の重臣であるトモから派遣された暗殺者のアチに、殺害対象者の名を問われたクラトが、ミマアキと答えるところで終了しました。今回は、クラトが穂波(ホミ)から山社(ヤマト)への献上品を運ぶ奴婢たちを先導している場面から始まります。この奴婢の中には、ミマアキ…
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マウスの性決定遺伝子

 マウスの性決定遺伝子に関する研究(Miyawaki et al., 2020)が公表されました。日本語の解説記事もあります。哺乳類には雄と雌の性があります。どのように性が決まるのか、古代ギリシア時代より議論されており、性決定の研究分野は生物学の大きな主題の一つです。哺乳類の性は性染色体の組み合わせで決まる、と知られています。XX型は雌…
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ネアンデルタール人由来の遺伝子に起因する新型コロナウイルス症の重症化(追記有)

 ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)由来の遺伝子に起因する新型コロナウイルス症の重症化に関する研究(Zeberg, and Pääbo., 2020)が報道されました。日本語の解説記事もあります。この研究はオンライン版での先行公開となります。今年(2020年)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の世…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第26回「三淵の奸計」

 朝倉義景は織田信長とともに足利義昭を奉じて上洛すると決断しますが、すでに足利義栄が14代将軍に任命されていました。しかし、義栄は病もあって上洛できず、義栄を将軍に推挙した近衛前久の立場は危うくなります。義昭は越前に入り、義景が烏帽子親となって元服します。しかし明智光秀(十兵衛)は、朝倉重臣の山崎吉家から、朝倉家中が上洛に関して一枚岩で…
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デニソワ洞窟での新たな発見

 南シベリアのアルタイ山脈のデニソワ洞窟(Denisova Cave)遺跡での新たな発見について報道されました。地元民から熊岩(Ayu Tash)と呼ばれているデニソワ洞窟では、ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)や種区分未定のホモ属であるデニソワ人(Denisovan)の存在が確認されています(関連記事)。…
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伊藤之雄『真実の原敬 維新を超えた宰相』

 講談社現代新書の一冊として、講談社より2020年8月に刊行されました。電子書籍での購入です。著者の講談社選書メチエ『原敬 外交と政治の理想』をいつか読もうと思っていたのですが、分厚いので尻込みしていたところ、本書の刊行を知り、講談社選書メチエよりは気軽に読めるかな、と考えて購入しました。本書も原敬についての堅実な評伝になっていますが、…
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カンブリア紀の寄生の証拠

 カンブリア紀の寄生の証拠に関する研究(Zhang et al., 2020)が公表されました。腕足動物は小さな貝殻のような海洋動物で、軟体動物の二枚貝類に似ています。現生腕足動物は約450種ですが、化石記録からは12000種以上が知られています。この研究は、中国雲南省で発見され、約5億1200万年前と推定されたカンブリア紀の腕足動物(…
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4万年前頃までさかのぼるポルトガルのオーリナシアン遺跡

 ポルトガルにおける4万年前頃までさかのぼるオーリナシアン(Aurignacian)の痕跡に関する研究(Haws et al., 2020)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。本論文の見解の概要は、すでに人間進化研究ヨーロッパ協会第9回総会で報告されていました(関連記事)。以下の年代は、基本的に放射性炭素年代…
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鳥類の認知能力の基盤

 鳥類の認知能力の基盤に関する二つの研究が公表されました。日本語の解説記事もあります。なぜ一部の鳥類が、哺乳類とは全く異なる前脳組織を有するにもかかわらず哺乳類と同様の認知能力を有するのか、1世紀にわたり議論されてきました。哺乳類の大脳皮質に認められる特徴的な層状構造の代わりに、鳥類の脳外套には高いニューロン密度が特徴的に認められます。…
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現生人類の自己家畜化の遺伝的基盤

 取り上げるのがたいへん遅れてしまいましたが、現生人類(Homo sapiens)の自己家畜化の遺伝的基盤に関する研究(Zanella et al., 2019)が報道されました。現生人類(Homo sapiens)は、家畜種を対応する野生種から区別する特徴を想起させる、一連の頭蓋顔面と向社会的特徴を示します(関連記事)。家畜化は、種が…
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信頼性を伝える顔の特徴

 信頼性を伝える顔の特徴に関する研究(Safra et al., 2020)が公表されました。社会的信頼は、積極的な社会的成果(経済実績の向上や犯罪率の低下など)に関連しています。しかし、信頼が何によって生じるのか、明確になっていません。その理由の一つは、社会的信頼の変化を長期間にわたって定量的に記録することが困難であるためです。この研…
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大相撲秋場所千秋楽

 今場所は初日から白鵬関と鶴竜関の両横綱が休場となり、混戦が予想されましたが、じっさい、8日目の時点で全勝力士どころか1敗力士もおらず、4敗での優勝や4力士以上での優勝決定戦も想定されました。しかし、優勝争いは4敗までは下がらず、14日目を終えた時点で、2敗の正代関と3敗の貴景勝関・翔猿関に絞られました。まず、正代関と翔猿関が対戦し、翔…
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ネアンデルタール人とデニソワ人のY染色体での系統関係

 ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)と種区分未定のホモ属であるデニソワ人(Denisovan)のY染色体DNA解析に関する研究(Petr et al., 2020)が公表されました。日本語の解説記事もあります。本論文はすでに今年(2020年)3月、査読前に公開されていました(関連記事)。その時と内容は基本的…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第25回「羽運を運ぶ蟻」

 1566年(西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)、覚慶(足利義昭)は還俗しますが、越前には入れません。足利義栄が将軍に任ぜられるのではないか、と焦る細川藤孝は朝倉義景に面会に行きますが、会えませんでした。1567年、織田信長は美濃を平定し、藤田伝吾からの手紙により、光秀たちも安心して美濃に帰れると分かり、光秀は母とともに美…
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青銅器時代レヴァント南部集団のゲノム解析

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、青銅器時代レヴァント南部集団のゲノム解析に関する研究(Agranat-Tamir et al., 2020)が報道されました。紀元前3500~紀元前1150年頃となる青銅器時代は、現在のイスラエルとヨルダンとレバノンとパレスチナ自治政府とシリア南西部を含むレヴァント南部の形成期でした。この時期には、…
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青木健『ペルシア帝国』

 講談社現代新書の一冊として、講談社より2020年8月に刊行されました。電子書籍での購入です。まず、「ペルシア」の語源はシュメール語で「名馬の産地」を意味する「パラフシェ」で、紀元前三千年紀にアッシリア語の「パルスアシュ」となり、イラン高原西北部を指す言葉として定着しました。後の「ペルシア」であるイラン高原西南部は、紀元前三千年紀後半以…
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淡水生態系の健全性にとって重要な腐肉食性のカメ

 淡水生態系の健全性にとって重要な腐肉食性のカメに関する研究(Santori et al., 2020)が公表されました。コイは、オーストラリアの多くの地域で有害生物とされ、その死骸が分解して生じる副産物であるアンモニアは、高濃度になると動物に対して毒性を示します。この研究は、ホークスビュー環礁で捕獲された雄の淡水性のカメ(Emydur…
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新石器時代から青銅器時代の近東人類集団の遺伝的構成

 取り上げるのが遅れてしまいましたが、新石器時代から青銅器時代の近東人類集団の遺伝的構成に関する研究(Skourtanioti et al., 2020)が報道されました。農耕開始以降、近東は複雑で初期国家水準の社会の形成において影響力のある地域で、19世紀以来大きな考古学的関心を集めてきました。過去10年の古代DNA研究の発展により、…
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アラビア半島内陸部におけるMIS5の現生人類の足跡(追記有)

 アラビア半島内陸部における海洋酸素同位体ステージ(MIS)5の現生人類(Homo sapiens)の足跡に関する研究(Stewart et al., 2020)が報道されました。アジア南西部はアフリカとユーラシアの間の重要な生物地理学的出入口なので、アフリカとユーラシア全域における人類と動物相の拡散および進化の理解に重要です。アフリカ…
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日本語とオーストロネシア語族との関係

 日本語とオーストロネシア語族との関係を指摘した研究(崎山., 2001)を読みました。もう20年近く前(2001年)の論文となるので、あるいは近年の言語学の知見を踏まえてかなりの修正が必要になるかもしれませんが、近年大きく発展した古代DNA研究、とくに、今年(2020年)になって飛躍的に進展したアジア東部の古代DNA研究(関連記事)の…
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ヴァイキングのゲノム解析

 ヴァイキングのゲノム解析に関する研究(Margaryan et al., 2020)が報道されました。ヴァイキング(Viking)は、襲撃・探検・略奪などを意味する「víking」という古ノルド語(古北欧語)に由来します。紀元後750~1050年頃となるヴァイキング時代の事象は、ヨーロッパの政治・文化・人口地図を変えました。スカンジナ…
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『卑弥呼』第47話「凶手」

 『ビッグコミックオリジナル』2020年10月5日号掲載分の感想です。前回は、クラトが穂波(ホミ)の重臣であるトモに、恋仲のミマアキの殺害を依頼したところで終了しました。今回は、伊都(イト)に講和の使者として赴いていたミマアキが、山社(ヤマト)に帰還する場面から始まります。伊都のイトデ王から山社へは王冠も含めて豪華な献上品が送られ、イク…
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チンパンジーの行動多様性と環境

 チンパンジーの行動多様性と環境に関する研究(Kalan et al., 2020)が公表されました。生物種や生物個体群において発達する行動特性と文化特性は、その生物種や生物個体群が生息する環境によって形成される場合もあります。たとえば、行動の種類が多ければ、長期間にわたって環境の変動性に対処する上で役立つ可能性があります。この研究は、…
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大河ドラマ『麒麟がくる』第24回「将軍の器」

 1565年(以下、西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)、将軍の足利義輝は松永久秀の息子である久通を含む三好勢に襲撃されて殺害されます(永禄の変)。次の将軍の有力候補と目される、義輝の弟の覚慶(足利義昭)は興福寺一条院に幽閉されます。義輝を殺すつもりがなかった久秀は覚慶を訪ね、覚悟を問い質します。久秀の意を受けた細川藤孝は、…
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家畜ウマのアナトリア半島起源説の検証

 家畜ウマのアナトリア半島起源説を検証した研究(Guimaraes et al., 2020)が公表されました。5500年前頃となるウマの家畜化は、古代世界で最重要の技術革新の一つです。馬力の利用により、ウマは輸送に革命を起こし、交易・戦争・移住のパターンに影響を及ぼしたので、古代世界の政治・経済・社会関係は変化しました(関連記事)。考…
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森恒二『創世のタイガ』第7巻(講談社)

 本書は2020年9月に刊行されました。第7巻は、タイガたちのいる現生人類(Homo sapiens)の集落がネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)に襲撃され、リカとユカなど拉致された女性たちをタイガたちが奪回に行く場面から始まります。タイガにより飼われている狼のウルフが敵であるネアンデルタール人の気配を察知し…
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『アナザーストーリーズ』「偽りの“神の手” 旧石器発掘ねつ造事件」

 BSプレミアムで放送されたので視聴しました。そろそろ旧石器捏造事件の発覚(2000年11月5日)から20年が経過します。もう旧石器捏造事件が一般向けメディアで取り上げられることもひじょうに少なくなったように思いますが、発覚から20年ということで、これから11月にかけて旧石器捏造事件を取り上げる雑誌や新聞もあるのでしょうか。内容に関して…
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コーカサスの25000年前頃の人類のゲノムデータ(追記有)

 人間進化研究ヨーロッパ協会第10回総会で、コーカサスの25000年前頃の人類のゲノムデータに関するPDFファイル(Gelabert et al., 2020)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P49)。近年では、環境DNA研究の古代DNA研究の応用により、遺跡の堆積物から、後期および中期更新世のさまざまなホモ…
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イスラエルの旧石器時代遺跡の堆積物のDNA解析

 人間進化研究ヨーロッパ協会第10回総会で、イスラエルの旧石器時代遺跡の堆積物のDNA解析に関する研究(Slon et al., 2020)が報告されました。この研究の要約はPDFファイルで読めます(P110)。古代DNA研究の進展により、ユーラシアにおいて更新世人類のDNA解析に成功したため、中部旧石器時代と上部旧石器時代の人類集団の…
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ウマ遺骸の性比の変化

 ウマ遺骸の性比の変化に関する研究(Fages et al., 2020)が公表されました。5500年前頃のウマの家畜化は人類史の転機となりました。最古となる馬の家畜化の確実な証拠はカザフスタン北部のボタイ(Botai)文化で得られており、年代は5500年前頃です(関連記事)。ウマの家畜化により高速輸送が可能となり、青銅器時代となる40…
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日本人のゲノムにおけるヒトヘルペスウイルス6由来の領域

 現代日本人のゲノムにおけるヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)に関する研究(Liu et al., 2020)が公表されました。日本語の解説記事もあります。ヒトゲノムの約8%は「内在性ウイルス配列」と呼ばれる古代のウイルス由来の配列で占められており、その多くは数百万年前にヒトの祖先のゲノムに入り込んだ、と考えられています。当初、ゲノム…
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人類最初の出アフリカ

 人類最初の出アフリカに関する研究(Scardia et al., 2021)が公表されました。この研究はオンライン版での先行公開となります。以前の人類進化史では、最初にジャワ島で報告されたホモ・エレクトス(Homo erectus)が、アフリカからユーラシアへと拡散した最初の人類とされていました。この想定は、ジョージア(グルジア)のド…
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