大相撲秋場所千秋楽
今場所は、霧島関の横綱昇進が最大の注目でしたが、不振の両横綱が立ち直れるのかどうかも、私も含めて案じていた人は多かったように思います。その両横綱のうち、豊昇龍関は全休となり、手術後の復調に時間がかかっているようです。豊昇龍関は今場所が横綱10場所目で、まだ優勝がなく、今年(2026年)に入って、初場所が10勝5敗、春場所が11勝4敗、夏場所が初日に負けて2日目から休場、名古屋場所が7勝7敗で千秋楽は休場でした。まだ横綱審議委員会から引退勧告を出すのは早いと思いますが、まずは状態を立て直すことに専念すべきで、状態が戻らないようなら、来場所も休場でもかまわないと思います。ただ、その場合は来年初場所が正念場となります。
霧島関は7日目まで2敗で、今場所後の横綱昇進の可能性がまだわずかに残っていましたが、8日目に負けて落ち込んだのか、9日目と10日目も負けてしまい、千秋楽に勝ち越しがかかるところまで追い込まれ、千秋楽は琴櫻関に勝って何とか勝ち越し、8勝7敗で場所を終えました。これで横綱昇進は一から出直しとなってしまいました。今場所の霧島関は、7日目まで2敗だったものの、相撲内容は全体的に悪かったので、この結果も仕方のないところでしょうか。この1年近く、最も成績が安定しているのは霧島関でしょうが、なかなか12勝の壁を破ることができませんでした。ただ、以前よりも八百長が激減しているのだとしたら、13勝以上はなかなか難しいでしょうし、連続して13勝以上はなおさら難しくなります。大関や横綱の昇進基準、さらには大関や横綱に昇進してからの成績も、その点を踏まえる必要があるとは思います。
優勝争いを牽引したのはもう一人の横綱である大の里関で、4日目に高安関に負けたものの、8日目に単独首位に立ちました。ただ、大の里関は強い時と脆い時の差が激しいというか、立ち会いで圧倒すると強いものの、圧倒できなかった場合は安易に引く癖が修正されていないどころか、悪化している感さえあります。今場所で完全に相撲勘を取り戻して、来場所からは圧倒的な強さを見せてもらいたいところですが、この1年間の苦境で、立ち会いで抵抗されると引いてしまう癖がすっかり定着してしまったのではないか、と懸念されます。その意味で、単独首位に立ち、最初に勝ち越しを決めても、大の里関を安心して見ていられる状況ではありませんでした。それでも、大の里関はこのところ負けていた伯乃富士関と藤ノ川関と熱海富士関に勝ち、単独首位で星二つの差をつけて13日目に霧島関に攻め急いだ感もあって負けてしまい、やはりまだ復調していないのかな、とさらに不安になりました。
大の里関は14日目に琴櫻関に負けてしまい、千秋楽を迎えた時点で、優勝争いは大の里関と安青錦関に絞られ、相星決戦となる結びの一番で両者が対戦するという、盛り上がる展開となりましたが、大の里関を応援している私にとっては、13日目と14日目は攻め急いだ感があり、何とも残念でした。大の里関は安青錦関には合口がよいものの、終盤の状態からは、とても楽観できる状況ではなく、不安が残りました。結びの一番では、大の里関が立ち合いから圧倒し、突き出して安青錦関を破り、1年振りとなる6回目の優勝を果たしました。かなり不安でしたが、大の里関の復活優勝となり、安堵しています。安青錦関にとって、やはり横綱昇進の最大の壁は大の里関になりそうです。安青錦関には、まず足の怪我が完治するよう、願っています。
今場所は、熱海富士関の大関昇進も話題で、熱海富士関は10日目に勝ち越しを決めて、しかも琴櫻関相手に堂々とした勝ち方だったので、今場所後の大関昇進と優勝もあるかな、と思いましたが、11日目から4連敗となり、千秋楽も新関脇の藤ノ川関に負けて二桁勝利に届かず、8勝7敗で場所を終えました。熱海富士関はさらに力強くなった感じで、大の里関相手にも立ち合いの圧力で負けていないどころか、上回っている感さえありますが、相撲の上手さの点でまだ足りないところがあるように思います。熱海富士関は多数の関取を抱える伊勢ヶ濱部屋所属で、稽古環境には恵まれているだけに、来場所での巻き返しと、近いうちに大関に昇進することを期待しています。ただ、来場所13勝以上で優勝し、内容がよければ、来場所後に熱海富士関が大関に昇進しても不思議ではないように思います。
藤ノ川関は11勝4敗として、大関昇進の起点を作りましたが、正直なところ、他の力士による研究が進めば、大関昇進は容易ではないように思います。上述のように、近年では以前よりも八百長が激減しているのだとしたら、大関に昇進できるだけの成績を残すのはなかなか難しいように思います。その意味で、大関昇進、さらには横綱昇進の基準も変えていくべきなのでしょうが、相撲協会も報道陣も愛好者も保守的な傾向が強そうですから、どうしても以前の基準で考えてしまうのでしょうか。そもそも、八百長が激減している状況で、1場所15日で1年6場所は多すぎるように思いますが、これは大関と横綱の昇進基準以上に変えるのが難しそうです。
霧島関は7日目まで2敗で、今場所後の横綱昇進の可能性がまだわずかに残っていましたが、8日目に負けて落ち込んだのか、9日目と10日目も負けてしまい、千秋楽に勝ち越しがかかるところまで追い込まれ、千秋楽は琴櫻関に勝って何とか勝ち越し、8勝7敗で場所を終えました。これで横綱昇進は一から出直しとなってしまいました。今場所の霧島関は、7日目まで2敗だったものの、相撲内容は全体的に悪かったので、この結果も仕方のないところでしょうか。この1年近く、最も成績が安定しているのは霧島関でしょうが、なかなか12勝の壁を破ることができませんでした。ただ、以前よりも八百長が激減しているのだとしたら、13勝以上はなかなか難しいでしょうし、連続して13勝以上はなおさら難しくなります。大関や横綱の昇進基準、さらには大関や横綱に昇進してからの成績も、その点を踏まえる必要があるとは思います。
優勝争いを牽引したのはもう一人の横綱である大の里関で、4日目に高安関に負けたものの、8日目に単独首位に立ちました。ただ、大の里関は強い時と脆い時の差が激しいというか、立ち会いで圧倒すると強いものの、圧倒できなかった場合は安易に引く癖が修正されていないどころか、悪化している感さえあります。今場所で完全に相撲勘を取り戻して、来場所からは圧倒的な強さを見せてもらいたいところですが、この1年間の苦境で、立ち会いで抵抗されると引いてしまう癖がすっかり定着してしまったのではないか、と懸念されます。その意味で、単独首位に立ち、最初に勝ち越しを決めても、大の里関を安心して見ていられる状況ではありませんでした。それでも、大の里関はこのところ負けていた伯乃富士関と藤ノ川関と熱海富士関に勝ち、単独首位で星二つの差をつけて13日目に霧島関に攻め急いだ感もあって負けてしまい、やはりまだ復調していないのかな、とさらに不安になりました。
大の里関は14日目に琴櫻関に負けてしまい、千秋楽を迎えた時点で、優勝争いは大の里関と安青錦関に絞られ、相星決戦となる結びの一番で両者が対戦するという、盛り上がる展開となりましたが、大の里関を応援している私にとっては、13日目と14日目は攻め急いだ感があり、何とも残念でした。大の里関は安青錦関には合口がよいものの、終盤の状態からは、とても楽観できる状況ではなく、不安が残りました。結びの一番では、大の里関が立ち合いから圧倒し、突き出して安青錦関を破り、1年振りとなる6回目の優勝を果たしました。かなり不安でしたが、大の里関の復活優勝となり、安堵しています。安青錦関にとって、やはり横綱昇進の最大の壁は大の里関になりそうです。安青錦関には、まず足の怪我が完治するよう、願っています。
今場所は、熱海富士関の大関昇進も話題で、熱海富士関は10日目に勝ち越しを決めて、しかも琴櫻関相手に堂々とした勝ち方だったので、今場所後の大関昇進と優勝もあるかな、と思いましたが、11日目から4連敗となり、千秋楽も新関脇の藤ノ川関に負けて二桁勝利に届かず、8勝7敗で場所を終えました。熱海富士関はさらに力強くなった感じで、大の里関相手にも立ち合いの圧力で負けていないどころか、上回っている感さえありますが、相撲の上手さの点でまだ足りないところがあるように思います。熱海富士関は多数の関取を抱える伊勢ヶ濱部屋所属で、稽古環境には恵まれているだけに、来場所での巻き返しと、近いうちに大関に昇進することを期待しています。ただ、来場所13勝以上で優勝し、内容がよければ、来場所後に熱海富士関が大関に昇進しても不思議ではないように思います。
藤ノ川関は11勝4敗として、大関昇進の起点を作りましたが、正直なところ、他の力士による研究が進めば、大関昇進は容易ではないように思います。上述のように、近年では以前よりも八百長が激減しているのだとしたら、大関に昇進できるだけの成績を残すのはなかなか難しいように思います。その意味で、大関昇進、さらには横綱昇進の基準も変えていくべきなのでしょうが、相撲協会も報道陣も愛好者も保守的な傾向が強そうですから、どうしても以前の基準で考えてしまうのでしょうか。そもそも、八百長が激減している状況で、1場所15日で1年6場所は多すぎるように思いますが、これは大関と横綱の昇進基準以上に変えるのが難しそうです。
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