大河ドラマ『豊臣兄弟!』第21回「風雲!竹田城」

 今回は、「豊臣兄弟」の播磨攻略が描かれました。織田の播磨攻略は荒木村重が進めていましたが、その役割が藤吉郎(羽柴秀吉)に任されるようになったことが、荒木村重が織田信長に背いた原因ではないか、と推測されています(関連記事)。今回は、その点が描かれていました。ただ、本作の荒木村重は直ちに信長に叛くつもりはなく、松永久秀の二の舞になることを警戒していました。前回、松永久秀の討伐が描かれ、荒木村重も参陣していることが描かれていたので、ここはしっかり描かれていたように思います。できれば、前回までに荒木村重の人となりと背景がもう少し描かれていればよかったのですが。荒木村重は妻の前で、欲がないことを強調していましたが、裏があることを示唆する描写のようにも見えました。

 秀吉の播磨攻略で新たに登場したのが、小寺(黒田)官兵衛(孝高)でした。官兵衛は織田に就くことを播磨の豪族に説いて回り、播磨攻略は順調に進みます。本作の官兵衛は、自信家で竹中半兵衛に強い競争意識を抱いているようです。本作で最終回まで登場すると思われる官兵衛がどれだけ重要な役割を担うのか、まだ分かりませんが、初登場でなかなか強烈な印象を残したように思います。官兵衛が大河ドラマに登場するのは2020年放送の『麒麟がくる』以来ですが、この時は最終回に少し登場しただけなので、実質的には、官兵衛が主役だった2014年放送の『軍師官兵衛』以来となります。

 今回、小一郎(羽柴長秀、秀長)が攻略した竹田城の大将を務めた太田垣輝延を演じたのは、主演の仲野太賀氏の父親の中野英雄氏でした。この噂は週刊誌で以前に読んでいたので、出演自体はさほど驚きませんでしたが、小一郎と太田垣輝延が実際にやり取りをして、しかも小一郎が太田垣輝延を殴ったのは、演出がやり過ぎたように思います。いよいよ毛利との戦いが始まろうとしていますが、まだ吉川元春と小早川隆景の配役は発表されていないな、と思って検索したら、両者の配役は私が気づかないうちに発表されたようです。千利休の配役発表はまだのようですから、終盤の目玉なのでしょう。

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