大相撲夏場所千秋楽
今場所は、大の里関と安青錦関が初日から休場し、何とも寂しくなりました。安青錦関は大関陥落となりましたが、状態が戻れば、来場所10勝以上して大関に復帰できる可能性は高いでしょう。心配なのは大の里関で、昨年(2025年)九州場所で痛めた左肩の状態がまだ悪いようで、このまま横綱として初優勝した昨年秋場所を最後に、優勝できずに引退することさえ懸念されます。大の里関の師匠である二所ノ関親方(稀勢の里関)は、新横綱の場所で大怪我をした後も、強引に出場を続けて、けっきょく引退に追い込まれており、休場を決断したのはよかったと思いますが、何とか復活してもらいたいものです。
大の里関と安青錦関が休場したことで、場所前に好調が伝えられていた豊昇龍関にとっては、横綱として初優勝の好機でしたが、初日に高安関に負けたさい、太股を痛めて2日目から休場となりました。豊昇龍関にとっては何とも残念な休場でした。横綱が二人とも休場し、大関も一人休場したことで、豊昇龍関に勝った高安関の初優勝に期待しましたが、2日目は勝ったものの、3日目に平戸海関に負けて、残念ながら4日目から休場となりました。さらに、先場所久々に二桁勝ち、復調したかと思われた琴櫻関も大不振で、何と11日目に負け越し、12日目から休場となりました。
2横綱3大関で番付は豪華になったように見えましたが、2日目からは横綱が不在となり、12日目からは大関以上が霧島関のみとなりました。上位陣の「だらしなさ」を批判する大相撲関係者や愛好者は少なくないかもしれませんが、昔と比較して八百長が激減しているのだとしたら、上位陣ほど強い相手と対戦し、疲労しやすいことを考えると、1場所15日で1年6場所が多すぎるのであって、単純に上位陣を批判すべきではないように思います。また、巡業も多すぎるのかもしれません。現在の上位陣に対して、「番付の重み」を根拠として単純に適用すべきではない、と私は近年考えています。やはり、八百長を減らすことと、1場所15日で1年6場所の制度を維持することは両立しないように思います。
優勝争いは、追いつかれることがあっても終始、霧島関が引っ張りました。ここ数場所、霧島関は好調を維持していますが、首の怪我がかなり復調しているようです。元々、霧島関は豊昇龍関よりも横綱に近いと思っていたので、他の上位陣が総崩れとなった中で、優勝争いを引っ張ったのは当然とも言えるでしょう。優勝争いは、千秋楽を迎えて、3敗の霧島関と若隆景関に、4敗の義ノ富士関と伯乃富士関と宇良関と琴栄峰関と藤凌駕関に絞られました。まさに大混戦となりましたが、八百長がほぼ根絶されたのだとしたら、今後もこうした展開は珍しくないでしょう。
千秋楽は、まず伯乃富士関が藤青雲関と対戦し、立ち会いに変化して勝ちました。正直なところ、褒められた勝ち方ではありませんが、優勝決定戦も見据えて、体力を温存したかったのでしょうか。まあ、邪推かもしれませんが、まだ若いだけに、安易な変化には頼らないでもらいたいものです。次に、4敗同士の義ノ富士関と琴栄峰関が対戦し、義ノ富士関が寄り切って勝ち、現時点での地力の差が出た感もあります。続いて、3敗の若隆景関と4敗の藤凌駕関が対戦し、地力の差を見せて肩透かしで勝ち、これで4敗力士の優勝の可能性が消えました。結びの一番では霧島関と3敗の宇良関が対戦し、押し倒して勝ち、若隆景関と霧島関の優勝決定戦となりました。本割では11日目に霧島関が若隆景関に勝ちましたが、若隆景関は終盤に調子を上げてきたように思えたので、好勝負を期待しました。優勝決定戦では、若隆景関が霧島関を圧倒し、一気に押し出して勝って、4年前の春場所以来となる2回目の優勝を果たしました。終盤の調子からは、若隆景関が勝っても不思議ではないと思っていましたが、それにしても、霧島関がほとんど何もできなかったのには驚きました。
残念なのは、玉鷲関が太股を痛めており、本来の調子ではなく、初日から9連敗となり、10日目と11日目に勝ったものの、けっきょく、2勝13敗で場所を終えたことです。今場所は、攻める力が弱かったこともありますが、それ以上に、攻められると脆く、これで、玉鷲関は来場所十両に陥落することが決定的となりました。玉鷲関は13年間幕内の座を守り続けてきただけに、これで引退するのかな、とも懸念していましたが、千秋楽の中継で紹介された玉鷲関の発言からすると、現役続行のようです。玉鷲関は、怪我から回復すれば、まだ幕内で勝ち越せるだけの力は残っているようにも思います。個人的には、もっと玉鷲関の取り組みを見たいところではあります。上位陣の多くが休場したのは残念でしたが、熱戦が多く、全体的には見どころのある場所で、満足しています。
大の里関と安青錦関が休場したことで、場所前に好調が伝えられていた豊昇龍関にとっては、横綱として初優勝の好機でしたが、初日に高安関に負けたさい、太股を痛めて2日目から休場となりました。豊昇龍関にとっては何とも残念な休場でした。横綱が二人とも休場し、大関も一人休場したことで、豊昇龍関に勝った高安関の初優勝に期待しましたが、2日目は勝ったものの、3日目に平戸海関に負けて、残念ながら4日目から休場となりました。さらに、先場所久々に二桁勝ち、復調したかと思われた琴櫻関も大不振で、何と11日目に負け越し、12日目から休場となりました。
2横綱3大関で番付は豪華になったように見えましたが、2日目からは横綱が不在となり、12日目からは大関以上が霧島関のみとなりました。上位陣の「だらしなさ」を批判する大相撲関係者や愛好者は少なくないかもしれませんが、昔と比較して八百長が激減しているのだとしたら、上位陣ほど強い相手と対戦し、疲労しやすいことを考えると、1場所15日で1年6場所が多すぎるのであって、単純に上位陣を批判すべきではないように思います。また、巡業も多すぎるのかもしれません。現在の上位陣に対して、「番付の重み」を根拠として単純に適用すべきではない、と私は近年考えています。やはり、八百長を減らすことと、1場所15日で1年6場所の制度を維持することは両立しないように思います。
優勝争いは、追いつかれることがあっても終始、霧島関が引っ張りました。ここ数場所、霧島関は好調を維持していますが、首の怪我がかなり復調しているようです。元々、霧島関は豊昇龍関よりも横綱に近いと思っていたので、他の上位陣が総崩れとなった中で、優勝争いを引っ張ったのは当然とも言えるでしょう。優勝争いは、千秋楽を迎えて、3敗の霧島関と若隆景関に、4敗の義ノ富士関と伯乃富士関と宇良関と琴栄峰関と藤凌駕関に絞られました。まさに大混戦となりましたが、八百長がほぼ根絶されたのだとしたら、今後もこうした展開は珍しくないでしょう。
千秋楽は、まず伯乃富士関が藤青雲関と対戦し、立ち会いに変化して勝ちました。正直なところ、褒められた勝ち方ではありませんが、優勝決定戦も見据えて、体力を温存したかったのでしょうか。まあ、邪推かもしれませんが、まだ若いだけに、安易な変化には頼らないでもらいたいものです。次に、4敗同士の義ノ富士関と琴栄峰関が対戦し、義ノ富士関が寄り切って勝ち、現時点での地力の差が出た感もあります。続いて、3敗の若隆景関と4敗の藤凌駕関が対戦し、地力の差を見せて肩透かしで勝ち、これで4敗力士の優勝の可能性が消えました。結びの一番では霧島関と3敗の宇良関が対戦し、押し倒して勝ち、若隆景関と霧島関の優勝決定戦となりました。本割では11日目に霧島関が若隆景関に勝ちましたが、若隆景関は終盤に調子を上げてきたように思えたので、好勝負を期待しました。優勝決定戦では、若隆景関が霧島関を圧倒し、一気に押し出して勝って、4年前の春場所以来となる2回目の優勝を果たしました。終盤の調子からは、若隆景関が勝っても不思議ではないと思っていましたが、それにしても、霧島関がほとんど何もできなかったのには驚きました。
残念なのは、玉鷲関が太股を痛めており、本来の調子ではなく、初日から9連敗となり、10日目と11日目に勝ったものの、けっきょく、2勝13敗で場所を終えたことです。今場所は、攻める力が弱かったこともありますが、それ以上に、攻められると脆く、これで、玉鷲関は来場所十両に陥落することが決定的となりました。玉鷲関は13年間幕内の座を守り続けてきただけに、これで引退するのかな、とも懸念していましたが、千秋楽の中継で紹介された玉鷲関の発言からすると、現役続行のようです。玉鷲関は、怪我から回復すれば、まだ幕内で勝ち越せるだけの力は残っているようにも思います。個人的には、もっと玉鷲関の取り組みを見たいところではあります。上位陣の多くが休場したのは残念でしたが、熱戦が多く、全体的には見どころのある場所で、満足しています。
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