再来年(2028年)の大河ドラマはジョン万次郎を主人公とする『ジョン万』

 再来年(2028年)の大河ドラマはジョン万次郎(中濱万次郎)を主人公とする『ジョン万』に決定した、と報道されました。脚本は藤本有紀氏、主演は山崎賢人氏です。来年の大河ドラマが、小栗忠順(上野介)を主人公とする『逆賊の幕臣』なので、再来年も幕末もの、しかも幕臣に取り立てられた人物だったのは本当に意外で、予想も大外れでした。何よりも驚いたのが、ジョン万次郎は来年の大河ドラマに重要人物の一人として登場しても不思議ではないことで、時代のみならず人間関係の点でもかなり重複することになりそうです。

 その意味で、本作は視聴者に新鮮な印象を与えることは難しそうとも思えますが、小栗忠順とジョン万次郎では出自が大きく異なり、両者の実際の接点は遣米使節団以外にはほとんどないでしょうから、舞台となる時代が大きく重なるとはいえ、大きく異なる物語になるのではないか、と期待しています。ジョン万次郎は『逆賊の幕臣』に重要人物として登場しても不思議ではありませんし、逆に『ジョン万』に小栗忠順が登場しても不思議ではありませんが、配役がどうなるのかも、気になるところです。また、経費削減も兼ねて、両作の遣米使節団関連の映像はまとめて撮影するのかもしれません。

 『ジョン万』は、来年の『逆賊の幕臣』と題材が重なる点に不安もありますが、ジョン万次郎の生涯は大河ドラマの主人公に相応しく劇的ですし、脚本は藤本有紀氏なので、『ジョン万』には大いに期待しています。それにしても、観光地効果が大きいと言われており、それ故に全国各自治体の招致活動も活発なように見える大河ドラマと朝ドラで、2010年放送の『龍馬伝』はもうかなり前となりますが、2023年度前半の朝ドラ『らんまん』と2025年度前半の朝ドラ『あんぱん』に続いて、高知県が(物語全体ではないとしても)舞台になる理由も、気になるところではあります。

この記事へのコメント