謹賀新年

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。ついに2026年を迎えました。もう4年近く前となる2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの直接的な軍事侵略は今も続いており、中東情勢も根本的解決には程遠く、アメリカ合衆国のトランプ政権の迷走的な一国主義もあって、世界情勢の見通しがさらに暗くなった感もあります。こうした国際情勢の悪化によって、初の女性首相が誕生した日本でも、経済などさまざまな点で悪影響があり、今後の日本社会の見通しは暗く、何とも厳しい時代になりました。私の周囲でも色々と不愉快なことが起きそうですが、人生には楽しみも多いのだ、と開き直ってしぶとく生きていき、人類進化史を中心としてさまざまな分野で勉強と情報収集を地道に続けていくつもりです。人類進化史でも古代ゲノム研究はとくにそうですが、最新の研究動向には追いつくのはなかなか難しく、追いつくのは無理としても、関連文献を少しでも多く読んでいこう、と考えています。

 今年の目標や希望・期待としては、古人類学ではやはり古代ゲノム研究の進展が注目されますが、近年では、ユーラシア西部、とくにヨーロッパのみならず、中国において発展が目覚ましく、日本は中国に大きく遅れているのが現状です。日本人の一人としては、歴史時代も含めて、日本列島の古代ゲノム研究の進展に期待しています。「縄文時代」の人類集団の形成過程については、昨年重要な手がかりがいくつか明らかにされ、とくに今年公表されるかもしれない石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で発見された27000年前頃の男性人類遺骸のゲノムデータには、たいへん注目しています。

 娯楽では、『ビッグコミックオリジナル』で連載中の『卑弥呼』が、ついに司馬懿(司馬仲達)も登場してさらに盛り上がってきましたが、昨年は休載が多く、やや不安はあるものの、何とか完結してもらいたいものです。今年の大河ドラマは羽柴秀長が主人公で、大河ドラマでは定番のいわゆる三傑ものというか太閤記ものですから、その点では陳腐ですが、羽柴秀吉の妻である寧々(高台院)を演じるのが浜辺美波さんなので、たいへん楽しみにしています。

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