豊昇龍関の横綱昇進について
今年(2025年)初場所(関連記事)後に、豊昇龍関が横綱に昇進しました。初場所の記事でも述べたように、これではかなり甘い基準での横綱昇進となるので、初場所後の横綱昇進は見送るべきと考えていましたが、その後やや見解が変わりました。豊昇龍関のかなり甘い基準での横綱昇進が、今年初場所で照ノ富士関が引退し、横綱不在になったことと、今年10月のロンドンおよび来年6月のパリでの海外公演のためであることは、ほぼ間違いないでしょう。初場所の記事でも述べたように、1場所15日年間6場所が定着して以降、横綱昇進前の直近3場所の合計勝利数では、豊昇龍関は柏戸関とともに最低の33勝となります。しかし、大関昇進後の全体的な成績では、豊昇龍関は柏戸関より明らかに劣ります。
さらに、豊昇龍関は横綱昇進前に幕内で14勝以上の経験がなく、これは現在の八角理事長である北勝海関以来のことです。しかも、横綱昇進前に、北勝海関は、13勝が2場所、12勝が3場所だったのに対して、豊昇龍関は13勝が1場所、12勝が2場所だけです。調べるほど、豊昇龍関の横綱昇進の基準はかなり甘かったことが示されます。しかし、当ブログでたびたび述べてきたように、以前より八百長が激減しているのだとしたら、大関昇進と大関に相応しい成績の維持は以前より難しくなっているはずで、当然、横綱の場合は、昇進も維持も大関よりずっと難しいわけです。そうすると、今回豊昇龍関を横綱に昇進させなければ、横綱不在が数年以上になるかもしれない、との考えも日本相撲協会にはあったのかもしれません。
豊昇龍関も、自分の横綱昇進がかなり甘い基準だったことは認識しているでしょうから、横綱昇進後の成績で、横綱昇進は見送るべきだった、との批判を封じるしかありません。地位が人を作ることもあり、豊昇龍関は、横綱に昇進した方が好成績を残す力士のように思われるので、今後の活躍には期待しています。豊昇龍関はこれまで、強引な投げに頼ることが多く、それが終盤での休場につながっていたように思います。しかし、昨年九州場所と今年初場所では攻める相撲が目立ち、これが横綱昇進につながったわけですが、大怪我の可能性が低下する点でも好ましく、その意味でも横綱昇進後の豊昇龍関の成績には期待できそうです。ただ、これまで大横綱でも新横綱の場所では苦戦する傾向にあるので、豊昇龍関が新横綱で迎える次の春場所にて優勝する可能性はそこまで高くないように思います。春場所では、大の里関の巻き返しに期待しており、年内に横綱に昇進してもらいたいものです。
さらに、豊昇龍関は横綱昇進前に幕内で14勝以上の経験がなく、これは現在の八角理事長である北勝海関以来のことです。しかも、横綱昇進前に、北勝海関は、13勝が2場所、12勝が3場所だったのに対して、豊昇龍関は13勝が1場所、12勝が2場所だけです。調べるほど、豊昇龍関の横綱昇進の基準はかなり甘かったことが示されます。しかし、当ブログでたびたび述べてきたように、以前より八百長が激減しているのだとしたら、大関昇進と大関に相応しい成績の維持は以前より難しくなっているはずで、当然、横綱の場合は、昇進も維持も大関よりずっと難しいわけです。そうすると、今回豊昇龍関を横綱に昇進させなければ、横綱不在が数年以上になるかもしれない、との考えも日本相撲協会にはあったのかもしれません。
豊昇龍関も、自分の横綱昇進がかなり甘い基準だったことは認識しているでしょうから、横綱昇進後の成績で、横綱昇進は見送るべきだった、との批判を封じるしかありません。地位が人を作ることもあり、豊昇龍関は、横綱に昇進した方が好成績を残す力士のように思われるので、今後の活躍には期待しています。豊昇龍関はこれまで、強引な投げに頼ることが多く、それが終盤での休場につながっていたように思います。しかし、昨年九州場所と今年初場所では攻める相撲が目立ち、これが横綱昇進につながったわけですが、大怪我の可能性が低下する点でも好ましく、その意味でも横綱昇進後の豊昇龍関の成績には期待できそうです。ただ、これまで大横綱でも新横綱の場所では苦戦する傾向にあるので、豊昇龍関が新横綱で迎える次の春場所にて優勝する可能性はそこまで高くないように思います。春場所では、大の里関の巻き返しに期待しており、年内に横綱に昇進してもらいたいものです。
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