第69回有馬記念結果

 近年では競馬への情熱をかなり失ってしまい、競馬関連の記事を掲載することが少なくなりましたが、有馬記念と東京大賞典だけは当ブログを始めてから毎年必ず取り上げてきたので、今年(2024年)も記事を掲載することにしました。今年の有馬記念には、これで引退となるドウデュースが出走予定でしたが、出走取消となり、ファン投票では圧倒的な1位で、圧倒的な1番人気が予想されていただけに、盛り上がりの点ではかなりの痛手となり、たいへん残念でした。ただ、混戦模様になったとも言えるわけで、その点では面白くなった、とも言えそうです。

 ドウデュースは出走を取り消して引退しましたが、それでも、古馬では、桜花賞とオークスの二冠を制して昨年の有馬記念では2着だったスターズオンアース、近走は不振だったものの今年の宝塚記念を勝ったブローザホーン、3年前の日本ダービー馬で前走のブリーダーズカップターフでは3着だったシャフリヤール、そのブリーダーズカップターフで2着だったローシャムパークなどが、3歳馬では、日本ダービーを勝ったダノンデサイルと菊花賞を勝ったアーバンシックなどが出走してきて、ドウデュースが出走しなくとも、有馬記念になかなか相応しい出走馬構成となったように思います。昔から有馬記念では古馬と3歳馬の一線級が初めて本格的に対戦することも多く、今年もその点で注目していました。

 レースは、最内枠からダノンデサイルが逃げ、2番手にベラジオオペラが続き、横山親子がレースを作る展開となりました。たいへん遅い流れとなり、逃げたダノンデサイルが粘りましたが、3歳牝馬のレガレイラと大外枠に入ったシャフリヤールが追い込んで、大接戦となりましたが、レガレイラが鼻差でシャフリヤールを抑え、3歳牝馬としては64年振りの有馬記念勝ちとなりました。レガレイラは2歳時に牡馬相手にホープフルステークスを勝ってGI馬となりましたが、春には牡馬相手に皐月賞と日本ダービーに挑んで6着と5着に終わり、秋には牝馬路線を選択したものの勝ちきれず、それでも最終的には5番人気となったのは、それだけ素質を高く評価する人が多かったのでしょうか。レガレイラは冬場に強いのかもしれず、来年成績が低迷していても、有馬記念に出走してきたら好走するかもしれません。

 2着のシャフリヤール陣営は、状態に自信があったようですし、じっさい鼻差の2着だったわけですから、大外枠に入ったことが恨めしい限りでしょう。もう2年近く勝っていませんし、凡走もあるものの、3年前に日本ダービーを勝ってから6歳になっても高い能力を示しているのは見事です。1番人気のアーバンシックは出遅れて、追い込んできたものの6着止まりでした。アーバンシックも一定以上の能力を示しており、勝ったレガレイラ、3着のダノンデサイルとともに、来年は4歳馬として古馬戦線を牽引しそうです。なお、過去の有馬記念の結果の記事は以下の通りです。

第51回(2006年)
https://sicambre.seesaa.net/article/200612article_26.html

第52回(2007年)
https://sicambre.seesaa.net/article/200712article_24.html

第53回(2008年)
https://sicambre.seesaa.net/article/200812article_28.html

第54回(2009年)
https://sicambre.seesaa.net/article/200912article_27.html

第55回(2010年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201012article_27.html

第56回(2011年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201112article_25.html

第57回(2012年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201212article_24.html

第58回(2013年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201312article_27.html

第59回(2014年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201412article_31.html

第60回(2015年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201512article_29.html

第61回(2016年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201612article_26.html

第62回(2017年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201712article_25.html

第63回(2018年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201812article_36.html

第64回(2019年)
https://sicambre.seesaa.net/article/201912article_42.html

第65回(2020年)
https://sicambre.seesaa.net/article/202012article_35.html

第66回(2021年)
https://sicambre.seesaa.net/article/202112article_27.html

第67回(2022年)
https://sicambre.seesaa.net/article/202212article_26.html

第68回(2023年)
https://sicambre.seesaa.net/article/202312article_25.html

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