『卑弥呼』第16集発売

 待望の第16集が発売されました。第16集には、

口伝119「有りや、無しや」
https://sicambre.seesaa.net/article/202311article_22.html

口伝120「秘薬」
https://sicambre.seesaa.net/article/202312article_6.html

口伝121「最高の軍師」
https://sicambre.seesaa.net/article/202312article_21.html

口伝122「鬼」
https://sicambre.seesaa.net/article/202401article_5.html

口伝123「お告げ」
https://sicambre.seesaa.net/article/202401article_21.html

口伝124「神の重さ」
https://sicambre.seesaa.net/article/202402article_7.html

口伝125「希望」
https://sicambre.seesaa.net/article/202402article_21.html

口伝126「鬼は外」
https://sicambre.seesaa.net/article/202403article_6.html

が収録されています。連載時には「第*話」となっていましたが、単行本では「口伝*」となっています。単行本では「真説・邪馬台国伝」との副題がつけられています。それぞれの話については上記の記事にて述べているので、ここでは繰り返しません。第16集では、山社(ヤマト)連合を裏切って暈(クマ)国と通じている津島(ツシマ、現在の対馬でしょう)国のアビル王がヤノハの謀略により死に追い込まれ、大陸情勢も絡めて描かれるとともに、ついにヤノハが朝鮮半島へと上陸してますます壮大な話になってきて、本当に楽しみです。ヤノハが直接朝鮮半島に上陸するとは、日下(ヒノモト)連合との戦いの頃まではまったく予想していませんでしたが、こうした壮大な構成が本作の魅力になっていると思います。日下の情勢も詳しく描かれており、ヤノハにとって倭国内では、暈と日下への対処が難題になってきそうです。現時点で作中では228年(以下、西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)と明かされ、魏への遣使が239年(もしくは238年)で、卑弥呼の死が240年代後半とすると、完結は随分先のことと考えていましたが、意外と近いのかもしれません。とはいえ、山社と暈や日下との関係、ヤノハとその息子のヤエトとの関係がどう決着するのかなど、まだ描かれそうな話は多くありそうですから、もう数年は連載が続くのではないか、と楽しみにしています。なお、第1集~第15集までの記事は以下の通りです。

第1集
https://sicambre.seesaa.net/article/201903article_49.html

第2集
https://sicambre.seesaa.net/article/201908article_60.html

第3集
https://sicambre.seesaa.net/article/202002article_1.html

第4集
https://sicambre.seesaa.net/article/202008article_5.html

第5集
https://sicambre.seesaa.net/article/202012article_37.html

第6集
https://sicambre.seesaa.net/article/202105article_5.html

第7集
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_3.html

第8集
https://sicambre.seesaa.net/article/202112article_2.html

第9集
https://sicambre.seesaa.net/article/202203article_2.html

第10集
https://sicambre.seesaa.net/article/202207article_13.html

第11集
https://sicambre.seesaa.net/article/202210article_19.html

第12集
https://sicambre.seesaa.net/article/202302article_3.html

第13集
https://sicambre.seesaa.net/article/202308article_10.html

第14集
https://sicambre.seesaa.net/article/202309article_3.html

第15集
https://sicambre.seesaa.net/article/202401article_8.html

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