大河ドラマ『光る君へ』第8回「招かれざる者」
今回も紫式部(まひろ)と藤原道長(三郎)の視点を中心に、朝廷のさまざまな人間模様が描かれました。紫式部は下級貴族の出自なので、道長の身近な人物で上級貴族の政争を描き、恐らくは創作の人物だろう直秀のような庶民を出すことで、この時代を多面的に描こうという制作意図が伝わってきます。今回、直秀が海外の事情にも言及し、すでに宋人の配役も発表されていることから、海外の視点も描かれると予想されますが、漢籍に通じている紫式部や清少納言(ききょう)や定子も関わってくるのではないか、と楽しみにしています。上級貴族の政争では、藤原兼家の存在感が際立っていますが、病に倒れた?今回も、息子の道兼を使って色々と暗躍しているようです。
道長と源倫子の婚姻へとつながる話も展開しており、本作では道長のみならず倫子もすでに紫式部と親しくなっており、その才を高く評価していますから、紫式部が後に彰子に仕える流れはできていると言えるでしょうが、まだ道長と倫子が結婚もしていないわけですから、紫式部が彰子に仕えるのは随分と先になるな、と改めて思います。今回、紫式部の出番が主人公としてはやや少なかったように思いましたが、終盤に母親の仇である藤原道兼が藤原為時邸を訪ね、紫式部と道兼が再会することになりました。この場面での紫式部と道兼とのやり取りは緊張感のあるもので、見ていて冷や冷やするところがありましたが、道兼の人となりがさらに深く描かれたことともに、この再会が今後の展開とどう関わってくるのかも注目されます。
道長と源倫子の婚姻へとつながる話も展開しており、本作では道長のみならず倫子もすでに紫式部と親しくなっており、その才を高く評価していますから、紫式部が後に彰子に仕える流れはできていると言えるでしょうが、まだ道長と倫子が結婚もしていないわけですから、紫式部が彰子に仕えるのは随分と先になるな、と改めて思います。今回、紫式部の出番が主人公としてはやや少なかったように思いましたが、終盤に母親の仇である藤原道兼が藤原為時邸を訪ね、紫式部と道兼が再会することになりました。この場面での紫式部と道兼とのやり取りは緊張感のあるもので、見ていて冷や冷やするところがありましたが、道兼の人となりがさらに深く描かれたことともに、この再会が今後の展開とどう関わってくるのかも注目されます。
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