大河ドラマ『光る君へ』第2回「めぐりあい」
今回から紫式部(まひろ)も藤原道長(三郎)も成人役となり、話は984年(以下、西暦は厳密な換算ではなく、1年単位での換算です)から始まります。紫式部は、母親が藤原道兼に殺されたことを隠蔽した父親の藤原為時に不信感を抱いており、親子関係が良好ではありません。そんな紫式部を諭して励ますのが、後に紫式部の夫となる藤原宣孝でした。宣孝は初回にも登場していましたが、為時とは異なり世渡りが上手そうで、軽薄な感じも見られます。紫式部にとって現時点では、宣孝は父親の親友で胡散臭いところもある年上の男性といった感じのようですが、二人がどのような経緯で夫婦関係になるのかは、前半の見どころの一つかもしれません。
紫式部とその家族で下級貴族を、藤原道長とその家族で上級貴族を描く構成は初回と変わらず、紫式部と道長の幼少期からのつながりと、藤原兼家と為時のつながりで、物語が統合されている、と言えるでしょう。まだ放送は2回だけですが、本作のこの構成は今後も上手く機能するのではないか、と期待されます。道長は飄々とした感じの人物で、今後どのように最高権力者になっていくのかも、本作の見どころとなりそうです。初回の初登場で強い印象を残したと思われる東宮の師貞親王(花山天皇)は、逸話に基づいて描写で今回も強烈な印象を残しました。花山天皇は紫式部が彰子に仕えた頃も存命だったので、意外と登場期間は長いかもしれません。
藤原実資は今回が初登場となり、癖のある理屈っぽい人物として描かれるようです。実資は平安時代に関心のある人にとっては有名人でしょうが、一般的知名度は低そうです。それでも、今回の初登場はなかなか印象的だったので、本作では人気のある人物になるかもしれません。今回も実資に限らず、本作の重要人物で一般的な知名度が高そうなのは、これまでに登場した中では紫式部と藤原道長だけでしょうから、正直なところ視聴者を惹きつけるのに厳しい感は否定できませんが、ここまではなかなか面白いので、何とか高視聴率を取ってもらいたいものです。
紫式部とその家族で下級貴族を、藤原道長とその家族で上級貴族を描く構成は初回と変わらず、紫式部と道長の幼少期からのつながりと、藤原兼家と為時のつながりで、物語が統合されている、と言えるでしょう。まだ放送は2回だけですが、本作のこの構成は今後も上手く機能するのではないか、と期待されます。道長は飄々とした感じの人物で、今後どのように最高権力者になっていくのかも、本作の見どころとなりそうです。初回の初登場で強い印象を残したと思われる東宮の師貞親王(花山天皇)は、逸話に基づいて描写で今回も強烈な印象を残しました。花山天皇は紫式部が彰子に仕えた頃も存命だったので、意外と登場期間は長いかもしれません。
藤原実資は今回が初登場となり、癖のある理屈っぽい人物として描かれるようです。実資は平安時代に関心のある人にとっては有名人でしょうが、一般的知名度は低そうです。それでも、今回の初登場はなかなか印象的だったので、本作では人気のある人物になるかもしれません。今回も実資に限らず、本作の重要人物で一般的な知名度が高そうなのは、これまでに登場した中では紫式部と藤原道長だけでしょうから、正直なところ視聴者を惹きつけるのに厳しい感は否定できませんが、ここまではなかなか面白いので、何とか高視聴率を取ってもらいたいものです。
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