大河ドラマ『どうする家康』第33回「裏切り者」
今回は石川数正の出奔が描かれました。石川数正は初回から家康を支えてきた重鎮という位置づけだけに、ひねってくる傾向のある本作ではどう描かれるのか、注目していましたが、羽柴秀吉との取次を務めた石川数正が秀吉の強大な勢力を認識し、秀吉との和睦を考えているのに対して、小牧・長久手の戦いで羽柴軍に勝利した、と確信している他の徳川家臣は対秀吉強硬派で、その対立に進退窮まっての出奔でしたから、この点ではとくに奇をてらった展開ではなかったように思います。ただ、家康が秀吉への悪感情もあってか対秀吉強硬路線から転換しないように思えたので、石川数正が自身の出奔で家康を諫めようとした、という展開は捻って来た感もあります。しかし、これまでの本作の描写からは自然だったように思います。
今回は、寧々(北政所)と真田昌幸が初登場となります。寧々は最終回まで登場しても不思議ではなく、真田昌幸も没したのは関ヶ原合戦から10年以上経過してからなので、その豪華な配役からも本作終盤の重要人物となりそうです。一方、徳川家康を主人公とする場合、晩年最後の強敵となるのは真田信繁とされることが多いように思いますが、本作では茶々の方がずっと重要な役割を担うことになりそうです。その茶々の配役がまだ発表されていないのは気になるところで、すでに豊臣秀頼と千姫の成人役が発表されているわけですから、終盤の目玉と制作陣は考えているのでしょう。
今回は、寧々(北政所)と真田昌幸が初登場となります。寧々は最終回まで登場しても不思議ではなく、真田昌幸も没したのは関ヶ原合戦から10年以上経過してからなので、その豪華な配役からも本作終盤の重要人物となりそうです。一方、徳川家康を主人公とする場合、晩年最後の強敵となるのは真田信繁とされることが多いように思いますが、本作では茶々の方がずっと重要な役割を担うことになりそうです。その茶々の配役がまだ発表されていないのは気になるところで、すでに豊臣秀頼と千姫の成人役が発表されているわけですから、終盤の目玉と制作陣は考えているのでしょう。
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