大河ドラマ『どうする家康』第29回「伊賀を越えろ!」
今回は、徳川家康の生涯において有数の危機とされる本能寺の変後の伊賀越えが描かれましたが、本作では恐らく史実以上の危機とされていたように思います。家康は服部半蔵の進言により帰国経路として伊賀越えを選択しますが、これが悪手で、家康は窮地に陥ります。本作では服部半蔵の失敗が目立ち、滑稽な役割を担っている感があります。家康は伊賀で服部半蔵とともに頭領の百地丹波に捕らわれてしまい、斬首されそうになります。本作では失敗の目立つ服部半蔵ですが、今後見せ場があるのでしょうか。
さすがにこれは創作でしょうが、ここで伊賀において軍師として仕えていた本多正信が再登場し、信長が生きている、という噂を持ち出し、家康を救います。ここで、信長の首を明智光秀は得ていないことが大きな意味を持ってきます。伊賀越えが本多正信の徳川家への帰参の契機となったのは、本多正信の事蹟に詳しくないのでどこまで史実なのか分かりませんが、こうした創作もありでしょうか。今回は明智光秀の敗死まで進みましたが、光秀の最期は意外と長く描かれました。じっさいの明智光秀の人物像は、主人公だった『麒麟がくる』よりも本作の方が近いようにも思いますが、本作では優秀なところがほとんど描かれなかったのは残念でした。次回以降は羽柴秀吉の覇権の確立過程が描かれることになり、本作の秀吉は家康と相性の悪い人物だけに、天下人となった秀吉と家康の関係も注目されます。
さすがにこれは創作でしょうが、ここで伊賀において軍師として仕えていた本多正信が再登場し、信長が生きている、という噂を持ち出し、家康を救います。ここで、信長の首を明智光秀は得ていないことが大きな意味を持ってきます。伊賀越えが本多正信の徳川家への帰参の契機となったのは、本多正信の事蹟に詳しくないのでどこまで史実なのか分かりませんが、こうした創作もありでしょうか。今回は明智光秀の敗死まで進みましたが、光秀の最期は意外と長く描かれました。じっさいの明智光秀の人物像は、主人公だった『麒麟がくる』よりも本作の方が近いようにも思いますが、本作では優秀なところがほとんど描かれなかったのは残念でした。次回以降は羽柴秀吉の覇権の確立過程が描かれることになり、本作の秀吉は家康と相性の悪い人物だけに、天下人となった秀吉と家康の関係も注目されます。
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