大河ドラマ『どうする家康』第13回「家康、都へゆく」
今回は徳川家康にとって初の上洛が描かれ、これまでは三河を中心に東海道が舞台でしたが、舞台が広がり、足利義昭と明智光秀と茶屋四郎次郎と浅井長政が初登場となったように、新展開を迎えた感があります。足利義昭は典型的な「馬鹿殿」に見え、かなり戯画化された感がありますが、出番が少なかったので、今後、信長が高く評価するだけの側面を見せるでしょうか。今回の義昭は、たまたま体調が悪かったか、宴会続きで疲れていたのかもしれません。浅井長政は好漢といった感じで、後の悲劇的な最期との対比を強調するためでしょうか。明智光秀は陰険な策略家といった感じで、明智光秀を主人公とする2020年放送の大河ドラマ『麒麟がくる』の記憶がまだ多くの視聴者に残っているためか、Twitterで少し検索したところ、かなり不満を抱いている人がいるようですが、ルイス・フロイスが伝える人物像とは合っていると言えそうで、むしろ『麒麟がくる』より本作の方が実際の光秀に近いかもしれません。
織田信長の娘で信康(竹千代)の妻である五徳も今回が初登場となり、まだ子供の二人の他愛無い喧嘩も描かれましたが、五徳が父親に言いつける、と言い出して家康が慌てるところは、この時点での徳川と織田との力関係の差があるにしても、本作では家康が信長を異様に恐れていることを反映しており、これは後の瀬名(築山殿)と信康の自害もしくは殺害との関わりで注目されます。五徳の出番はわずかでしたが、強気な性格のようで、それとともに、実父と義父との力関係をよく分かっていて、それを利用するだけの強かさもすでにあるようです。すでに瀬名の最期が本作の山場になると週刊誌などで明かされており、家康と瀬名と信康と五徳の関係がどう描かれていくのか、楽しみです。家康と赤子の茶々(淀殿)との出会いも描かれ、まだ淀殿の配役は公表されていませんが、赤子の時点で家康と関わらせるとは、淀殿は本作では終盤においてかなり大きな役割を果たすのかもしれません。
織田信長の娘で信康(竹千代)の妻である五徳も今回が初登場となり、まだ子供の二人の他愛無い喧嘩も描かれましたが、五徳が父親に言いつける、と言い出して家康が慌てるところは、この時点での徳川と織田との力関係の差があるにしても、本作では家康が信長を異様に恐れていることを反映しており、これは後の瀬名(築山殿)と信康の自害もしくは殺害との関わりで注目されます。五徳の出番はわずかでしたが、強気な性格のようで、それとともに、実父と義父との力関係をよく分かっていて、それを利用するだけの強かさもすでにあるようです。すでに瀬名の最期が本作の山場になると週刊誌などで明かされており、家康と瀬名と信康と五徳の関係がどう描かれていくのか、楽しみです。家康と赤子の茶々(淀殿)との出会いも描かれ、まだ淀殿の配役は公表されていませんが、赤子の時点で家康と関わらせるとは、淀殿は本作では終盤においてかなり大きな役割を果たすのかもしれません。
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