大河ドラマ『どうする家康』第9回「守るべきもの」
今回は、三河一向一揆で家臣の離反が相次ぎ、苦戦に陥って疑心暗鬼となった松平(徳川)家康がいかにこの難局を乗り切るのか、注目されました。家臣団も苦戦で疲弊し、家中が分裂しそうな中で、家康に諫言したのは老臣の鳥居忠吉でした。主君が家臣を信じなければ、家臣は主君を信じない、というわけです。これで開き直った家康は家臣とともに出撃し、状況は次第に家康側に有利になりますが、織田信長は三河が混乱していることに不満で、伯父の水野信元から偽りの和睦を勧められた家康は、不満ながらもその案を受け入れます。失敗を繰り返しながら成長していく、という本作の家康の特徴がよく描かれていたように思います。
一向一揆側に身を投じた本多正信の真意は気になっていましたが、攫われた幼馴染の女性が寺内町におり、一向宗(浄土真宗)を信仰するようになったことも大きかったようで、意外と感情的なところがあるようです。正信の少年時代も少し描かれ、同じく家康を主人公とする1983年放送の大河ドラマ『徳川家康』と比較して、正信の扱いはかなり大きいようです。正信は和睦が偽りだと分かっており、家康と対峙して領主としての不見識を叱責しますが、家康は正信を三河からの追放に留めました。正信はその恩に応えるためか、寺院取り潰しの口実として家康に悪知恵を授けます。後に帰参するまでの正信の動向が描かれるのか分かりませんが、本作での扱いの大きさからすると、放浪期間の正信の経験が後に家康にとって役立つ、という話になりそうな気もします。
一向一揆側に身を投じた本多正信の真意は気になっていましたが、攫われた幼馴染の女性が寺内町におり、一向宗(浄土真宗)を信仰するようになったことも大きかったようで、意外と感情的なところがあるようです。正信の少年時代も少し描かれ、同じく家康を主人公とする1983年放送の大河ドラマ『徳川家康』と比較して、正信の扱いはかなり大きいようです。正信は和睦が偽りだと分かっており、家康と対峙して領主としての不見識を叱責しますが、家康は正信を三河からの追放に留めました。正信はその恩に応えるためか、寺院取り潰しの口実として家康に悪知恵を授けます。後に帰参するまでの正信の動向が描かれるのか分かりませんが、本作での扱いの大きさからすると、放浪期間の正信の経験が後に家康にとって役立つ、という話になりそうな気もします。
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