第67回有馬記念結果

 近年では競馬への情熱をかなり失ってしまい、競馬関連の記事を掲載することが少なくなりましたが、有馬記念と東京大賞典だけは当ブログを始めてから毎年必ず取り上げてきたので、今年(2022年)も記事を掲載することにしました。今年の有馬記念には、3歳馬では天皇賞(秋)を制したイクノイックス、4歳馬では、昨年の年度代表馬で有馬記念連覇を狙う宝塚記念以来となるエフフォーリアと、今年の天皇賞(春)と宝塚記念を制して、凱旋門賞に出走して遠征帰りとなるタイトルホルダーと、エリザベス女王杯を制した良血馬ジェラルディーナ、5歳馬では、3連勝で今年のジャパンカップを制したヴェラアズール、2年連続で阪神大賞典を制して天皇賞(春)2着のディープボンドなどが出走し、ジャパンカップ以上の出走馬構成になったと思います。まあ、ジャパンカップに出走した日本馬がやや物足りなかったことでもありますが。

 レースは、好スタートからタイトルホルダーが逃げ、やや遅い流れでの逃げでしたが、直線で沈み、9着に終わりました。やはり、凱旋門賞出走からの帰国初戦で、状態が好調時には及ばなかったのでしょうか。勝ったのはイクノイックスで、3~4角での手応えがかなりよさそうだったので、勝ちそうだな、と思いましたが、2着のボルドグフーシュに2馬身半差をつけて圧勝しました。イクノイックスは早熟のスピード馬ではなく、本格的な力の競馬もできそうなので、ドバイや香港でも勝てる可能性は高いと思います。ただ、凱旋門賞に勝てるほどの強烈な印象は受けませんでした。2着のボルドグフーシュは菊花賞に続いての2着で力を示し、イクノイックスが海外遠征となれば、大レースをいくつか勝てるかもしれません。

 3着のジェラルディーナは、出遅れがなければもう少し差を詰めていたようにも思うものの、勝つのは難しかったでしょう。4着のイズジョーノキセキは、牡馬相手のGIは初出走で、牝馬相手のGIでも力負けしていたので、13番人気も当然でしたが、大健闘と言えるでしょう。色々と状態について言われていたエフフォーリアは5着で、確かに完調ではなかったのでしょうが、それでも底力は見せたと思います。ヴェラアズールは10着と完敗でしたが、父のエイシンフラッシュと同じく一瞬の鋭い脚で決まるような展開でないと、一線級相手に勝つのは難しいのでしょうか。もっとも、ジャパンカップが激戦で、余力がなかったのかもしれませんが。

この記事へのコメント