大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第37回「オンベレブンビンバ」
今回は北条時政とその妻の「りく」による陰謀が中心に描かれました。畠山重忠討伐により鎌倉で時政の評判が悪化し、義時を中心に幕府中枢はあからさまに時政を排除していきます。執権の座にありながら実権を失いつつあり焦る時政に息子の義時は引き際を考えるよう警告しますが、それにより親子の溝はさらに深まります。時政は義時に、源頼朝に似てきた、と言いますが、それをずっと早くに指摘していた三浦義村は、やはり鋭いというか、時政よりも義時をよく理解している、ということなのでしょう。
「りく」は時政に、源実朝を鎌倉殿の座から引きずり降ろして平賀朝雅を将軍にしようと画策し、時政も同意しますが、時政は「りく」の前では「りく」の方を選んだと言っているものの、本心では、息子の義時に適わないと理解しており、義時に自分を討伐させようとしているのかな、とも思います。時政が「りく」を呼ばず、子供たちだけとの間で「最後の宴」を開いたことは、愛妻を見捨てることはできないものの、本音では息子の義時の方を選んだ、ということなのかな、とも解釈できるように思います。
「りく」は、まず三浦義村を味方に引き入れるべく説得しますが、義村は義時にその計画を伝えます。このところ義時と義村との関係は微妙なようにも見えますが、けっきょく義時の死まで義村は義時を裏切ることはないのか、それとも実朝殺害を画策するのか、あるいは義時の死に義村は関わってくるのでしょうか。義村が、粛清の口実にもされかねない危険のある任務を義時から受けたことから、互いに腹に一物ありつつも、心の底では信頼し合っており、視聴者からは危うく見えるものの、その信頼関係が義時の死まで続くのかな、とも思います。
「りく」は時政に、源実朝を鎌倉殿の座から引きずり降ろして平賀朝雅を将軍にしようと画策し、時政も同意しますが、時政は「りく」の前では「りく」の方を選んだと言っているものの、本心では、息子の義時に適わないと理解しており、義時に自分を討伐させようとしているのかな、とも思います。時政が「りく」を呼ばず、子供たちだけとの間で「最後の宴」を開いたことは、愛妻を見捨てることはできないものの、本音では息子の義時の方を選んだ、ということなのかな、とも解釈できるように思います。
「りく」は、まず三浦義村を味方に引き入れるべく説得しますが、義村は義時にその計画を伝えます。このところ義時と義村との関係は微妙なようにも見えますが、けっきょく義時の死まで義村は義時を裏切ることはないのか、それとも実朝殺害を画策するのか、あるいは義時の死に義村は関わってくるのでしょうか。義村が、粛清の口実にもされかねない危険のある任務を義時から受けたことから、互いに腹に一物ありつつも、心の底では信頼し合っており、視聴者からは危うく見えるものの、その信頼関係が義時の死まで続くのかな、とも思います。
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