大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第30回「全成の確率」
今回は全成の失脚および北条と比企との暗闘が描かれました。本作の全成は、見せ場が皆無ではないとしても、弱気であまり頼りにならず、野心はあまりない人物として描かれてきました。それ故に異母兄の源頼朝から粛清されなかった、とも言えそうですが、殺伐とした本作の癒し役担当として、存在感があったように思います。これで頼朝の弟は全員退場となったわけで、政子が尼御台として貫禄を見せてきたことからも、世代交代が強く印象づけられます。
北条と比企との暗闘は激化していき、ついに北条義時も比企との対決を覚悟したようで、比奈(姫の前)にもその決意を伝えたか、あるいは離婚を切り出したかもしれません。北条と比企との抗争の結末は分かっているとしても、源頼家の失脚とともに、作中ではどのような描写になるのか、注目されます。本作では、今回頼家が比企能員に上野の所領を他の御家人に分配するよう命じたことで改めて示されましたが、頼家は比企を信用しておらず、比企能員も頼家を排除しようと考えており、これが比企一族滅亡の過程とどう関わってくるのか、どうも予想しにくいところがあります。
比企一族の滅亡の過程で、比奈がどのように行動するのかも注目されます。今回、比奈は比企能員に比企一族の人間だと改めて念押しされ、義時からは、離婚を言い渡されたか、北条と比企のどちらを選ぶのか迫られたように思います。比奈は北条一族として生きる覚悟を決めているようにも思うので、義時から離婚を言い渡されたとしても、すぐに応じないだろう、とは予測していますが、義時から旗幟鮮明を迫られたか離婚を言い渡されたかどちらにしても、最終的には比企一族の滅亡で離婚となるのでしょう。その後、比奈は上京して再婚しますが、そこは描かれずに紀行で言及されるだけでしょうか。
北条と比企との暗闘は激化していき、ついに北条義時も比企との対決を覚悟したようで、比奈(姫の前)にもその決意を伝えたか、あるいは離婚を切り出したかもしれません。北条と比企との抗争の結末は分かっているとしても、源頼家の失脚とともに、作中ではどのような描写になるのか、注目されます。本作では、今回頼家が比企能員に上野の所領を他の御家人に分配するよう命じたことで改めて示されましたが、頼家は比企を信用しておらず、比企能員も頼家を排除しようと考えており、これが比企一族滅亡の過程とどう関わってくるのか、どうも予想しにくいところがあります。
比企一族の滅亡の過程で、比奈がどのように行動するのかも注目されます。今回、比奈は比企能員に比企一族の人間だと改めて念押しされ、義時からは、離婚を言い渡されたか、北条と比企のどちらを選ぶのか迫られたように思います。比奈は北条一族として生きる覚悟を決めているようにも思うので、義時から離婚を言い渡されたとしても、すぐに応じないだろう、とは予測していますが、義時から旗幟鮮明を迫られたか離婚を言い渡されたかどちらにしても、最終的には比企一族の滅亡で離婚となるのでしょう。その後、比奈は上京して再婚しますが、そこは描かれずに紀行で言及されるだけでしょうか。
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