大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第28回「名刀の主」
今回は梶原景時の失脚が描かれました。景時が多くの御家人から恨みや反感を買っていたことはしっかりと描かれてきたので、違和感はありません。景時を重用した源頼朝の死後、立場が危ういことは景時も自覚していたでしょうから、頼朝の後継者となった源頼家に取り入ろうとして、御家人でも自分だけは頼朝が信用していた、などと頼家に吹き込んでいたわけですが、頼家からも厚い信頼を得たとは言えず、最終的には見放されて失脚し、後鳥羽上皇の策略もあって流罪とされた後、一幡を連れて都へと逃れようとするものの露見します。頼家が景時を見放したのは失策だった、と研究者にもよく指摘されているように思いますが、本作でも同様の印象を受けました。
頼家は安達景盛の妻を略奪しようとするなど、暴君としての側面が強調されるようになりましたが、頼朝の後継者としての重圧から迷走するようになったことがよく描かれており、ここはなかなか上手く構成されていたように思います。景時の失脚により、景時に仕えるようになっていた善児がどうなるのか、注目していましたが、景時から義時に譲られることになりました。善児が育てている孤児のトウも義時に仕えることになりそうです。今後も今回のような陰惨な話が続きそうですが、三浦義村も含めて主人公以外の人物の思惑も描かれ、上手い構成になっているので、今後も視聴を続けられそうです。
頼家は安達景盛の妻を略奪しようとするなど、暴君としての側面が強調されるようになりましたが、頼朝の後継者としての重圧から迷走するようになったことがよく描かれており、ここはなかなか上手く構成されていたように思います。景時の失脚により、景時に仕えるようになっていた善児がどうなるのか、注目していましたが、景時から義時に譲られることになりました。善児が育てている孤児のトウも義時に仕えることになりそうです。今後も今回のような陰惨な話が続きそうですが、三浦義村も含めて主人公以外の人物の思惑も描かれ、上手い構成になっているので、今後も視聴を続けられそうです。
この記事へのコメント