大相撲名古屋場所千秋楽
今場所は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により途中から休場が相次ぎ、何とも悲惨な事態になってしまいました。これならば開催しない方がよかったとも言えるかもしれませんが、今場所が始まる直前から感染者数が急増したので、開催となったことは仕方のないところだと思います。優勝争いは、14日目にいずれも敗れた3敗の照ノ富士関および逸ノ城関と4敗の貴景勝関に絞られ、巴戦の可能性も出てきました。まず逸ノ城関が宇良関と対戦し、すぐに上手を取って寄り切りで勝ち、巴戦の可能性は消えました。結びの一番で貴景勝関が照ノ富士関を破り、逸ノ城関の初優勝が決まりました。
逸ノ城関が終盤まで優勝争いに加わったのは2019年春場所以来となり、その時は、はたき込みが多く相撲内容は悪かったのに対して、今場所は前に出ており、照ノ富士関に勝った一番も含めて相撲内容がよいので、ついに覚醒したのか、と入幕の頃からずっと応援してきた私としてはひじょうに嬉しくなりました。ただ、上体を起こされると脆い弱点は相変わらずで、すっかり攻略法が確立されており、この弱点が短期間で大きく改善されることはないでしょうから、今後も今場所のような好調が続くのか、楽観できません。
正代関は1勝4敗から7連勝で勝ち越して角番を脱出し、14日目には照ノ富士関にも勝ち、10勝5敗としました。最近よく見られる正代関のきょくたんな不調は、精神的な側面が大きいのでしょうか。今場所は、貴景勝関が11勝4敗で、このところ批判が続いていた大関2人の奮起が見られましたが、新型コロナウイルス感染症により勝ち越しとはならなかった角番の御嶽海関が、大関陥落となるのか否かも注目されます。その他にも、新型コロナウイルス感染症により途中休場となった力士が多く、番付がどうなるのか、審判部も大いに悩むことになるでしょう。
小結の豊昇龍関は9勝6敗として、やはり次の大関の最有力候補は、若隆景関ではなく豊昇龍関だと思います。照ノ富士関が早期に引退しても不思議ではなく、現在の大関陣が横綱に昇進する姿は想像しにくいので、豊昇龍関には何とか年内に大関昇進まで決めて、来年には横綱まで昇進してもらいたいものですが、まだ力強さが足りないところもあるのは否定できず、大関昇進にはかなり時間を要するかもしれません。関脇では、若隆景関が8勝7敗と勝ち越し、大栄翔は新型コロナウイルス感染症により途中休場となり、6勝7敗2休となったので、あるいは関脇の地位が空かず、豊昇龍関は小結に留まることになるかもしれません。本当に来場所の番付は予想しにくく、この点も注目されます。
逸ノ城関が終盤まで優勝争いに加わったのは2019年春場所以来となり、その時は、はたき込みが多く相撲内容は悪かったのに対して、今場所は前に出ており、照ノ富士関に勝った一番も含めて相撲内容がよいので、ついに覚醒したのか、と入幕の頃からずっと応援してきた私としてはひじょうに嬉しくなりました。ただ、上体を起こされると脆い弱点は相変わらずで、すっかり攻略法が確立されており、この弱点が短期間で大きく改善されることはないでしょうから、今後も今場所のような好調が続くのか、楽観できません。
正代関は1勝4敗から7連勝で勝ち越して角番を脱出し、14日目には照ノ富士関にも勝ち、10勝5敗としました。最近よく見られる正代関のきょくたんな不調は、精神的な側面が大きいのでしょうか。今場所は、貴景勝関が11勝4敗で、このところ批判が続いていた大関2人の奮起が見られましたが、新型コロナウイルス感染症により勝ち越しとはならなかった角番の御嶽海関が、大関陥落となるのか否かも注目されます。その他にも、新型コロナウイルス感染症により途中休場となった力士が多く、番付がどうなるのか、審判部も大いに悩むことになるでしょう。
小結の豊昇龍関は9勝6敗として、やはり次の大関の最有力候補は、若隆景関ではなく豊昇龍関だと思います。照ノ富士関が早期に引退しても不思議ではなく、現在の大関陣が横綱に昇進する姿は想像しにくいので、豊昇龍関には何とか年内に大関昇進まで決めて、来年には横綱まで昇進してもらいたいものですが、まだ力強さが足りないところもあるのは否定できず、大関昇進にはかなり時間を要するかもしれません。関脇では、若隆景関が8勝7敗と勝ち越し、大栄翔は新型コロナウイルス感染症により途中休場となり、6勝7敗2休となったので、あるいは関脇の地位が空かず、豊昇龍関は小結に留まることになるかもしれません。本当に来場所の番付は予想しにくく、この点も注目されます。
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