大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第27回「鎌倉殿と十三人」
前回で源頼朝が完全に退場し、後鳥羽上皇が成人役で今回初登場となったことで、今回からが後半と言えそうです。今回は、頼朝急逝後の鎌倉の有力者の思惑と駆け引きが描かれました。梶原景時が新たな鎌倉殿となった源頼家に取り入り、北条と比企との対立も深まって、一方で頼家を擁していると自負していた比企が、頼家から絶対的な信頼を得ているわけではないことを知り、頼家と密接な関係を築いた比企と、頼家との関係を深められず、千幡(源実朝)を擁する北条との対立が深まった、との単純な政局・展開にはならないようです。
頼家は政治にかなり意欲的ですが、まだ満年齢では20歳未満で経験が浅く、偉大な父と比較してどう見られているのか、ひじょうに気にしているところがよく描かれていました。頼家が意固地な性格であることは比奈(姫の前)から語られており、今回の頼家の言動に説得力を与えていたように思います。比奈は聡明で飄々としたところがあり、魅力的な人物造形になっています。頼家が比企に冷淡なので、頼家が重体に陥り、比企一族が討滅されるまでの過程は、どのように描かれるのか、本作はこれまでかなり捻った話にしてくることが多いので、ひじょうに楽しみです。次は梶原景時の失脚が描かれるでしょうが、こちらも捻った話になるのではないか、と期待されます。
頼家は政治にかなり意欲的ですが、まだ満年齢では20歳未満で経験が浅く、偉大な父と比較してどう見られているのか、ひじょうに気にしているところがよく描かれていました。頼家が意固地な性格であることは比奈(姫の前)から語られており、今回の頼家の言動に説得力を与えていたように思います。比奈は聡明で飄々としたところがあり、魅力的な人物造形になっています。頼家が比企に冷淡なので、頼家が重体に陥り、比企一族が討滅されるまでの過程は、どのように描かれるのか、本作はこれまでかなり捻った話にしてくることが多いので、ひじょうに楽しみです。次は梶原景時の失脚が描かれるでしょうが、こちらも捻った話になるのではないか、と期待されます。
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