大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第20回「帰ってきた義経」
今回も源義経の動向を中心に話が進みました。追われる身となった義経は平泉の藤原秀衡を頼りますが、秀衡は間もなく没します。本作の秀衡は出番がほとんどなく、人物像が詳しく描かれたわけではありませんが、大物感があり、したたかなところも見せ、強く印象に残りました。ただ、平清盛もそうだったように、演者頼みの感は否めませんが。まあ、本作の主人公はあくまでも北条義時なので、秀衡と清盛の人物像が深く描かれなくても大きな問題はないと思いますが。
本作は北条義時が主人公ながら、義経の扱いが大きく、義経と北条家が親しいことになっているためか、義経の死にも義時が関わることになりました。源頼朝の冷酷な指示で義時が藤原泰衡に義経を殺させるところは、義時の政治家としての成長を示しているのでしょう。一方で、義経の成長も描かれており、また義経と梶原景時との関係は恐らく大河ドラマでは描かれてこなかっただろう斬新なもので、本作の義経は強い印象を残しました。義経がこれで退場となったこともあり、第一部は完結といったところでしょうか。義経の扱いが大きいこともあり、静御前の舞も描かれました。大河ドラマで静御前が登場するのは2005年放送の『義経』以来で、とくに初登場時の静御前の舞がひどかったので、演者が異なるとはいえ、今回もやや不安はありましたが、わざと下手に舞うようにした、という設定からの本気の舞はまずまずよかったと思います。
本作は北条義時が主人公ながら、義経の扱いが大きく、義経と北条家が親しいことになっているためか、義経の死にも義時が関わることになりました。源頼朝の冷酷な指示で義時が藤原泰衡に義経を殺させるところは、義時の政治家としての成長を示しているのでしょう。一方で、義経の成長も描かれており、また義経と梶原景時との関係は恐らく大河ドラマでは描かれてこなかっただろう斬新なもので、本作の義経は強い印象を残しました。義経がこれで退場となったこともあり、第一部は完結といったところでしょうか。義経の扱いが大きいこともあり、静御前の舞も描かれました。大河ドラマで静御前が登場するのは2005年放送の『義経』以来で、とくに初登場時の静御前の舞がひどかったので、演者が異なるとはいえ、今回もやや不安はありましたが、わざと下手に舞うようにした、という設定からの本気の舞はまずまずよかったと思います。
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