『卑弥呼』第9集発売
待望の第9集が発売されました。第9集には、
口伝63「別の神話」
https://sicambre.seesaa.net/article/202105article_21.html
口伝64「日下の日見子」
https://sicambre.seesaa.net/article/202106article_6.html
口伝65「苦難」
https://sicambre.seesaa.net/article/202106article_18.html
口伝66「陣形」
https://sicambre.seesaa.net/article/202107article_6.html
口伝67「八咫烏」
https://sicambre.seesaa.net/article/202107article_22.html
口伝68「それぞれの運命」
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_5.html
口伝69「逃走」
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_20.html
口伝70「敵か味方か」
https://sicambre.seesaa.net/article/202109article_3.html
が収録されています。連載時には「第*話」となっていましたが、単行本では「口伝*」となっています。単行本では「真説・邪馬台国伝」との副題がつけられています。それぞれの話については、上記の記事にて述べているので、ここでは繰り返しません。第9集では、ヤノハが日見子(ヒミコ)として聖地である出雲の主の事代主(コトシロヌシ)と面会し、妊娠が発覚したことと、トメ将軍とミマアキが日下(ヒノモト)の都(纏向遺跡と思われます)でモモソと名乗る女性から日下の情報を得て、日下の追手から逃れようとするところが描かれました。両者ともこの窮地からどう脱するかが、当面の見どころとなります。また、この窮地の重要な背景として疫病の蔓延があり、これは本作の山場の一つになっているかもしれません。
日下のモモソはフトニ王(記紀の第7代孝霊天皇でしょうか)の娘と名乗っており、トメ将軍とミマアキの一行と別れた後、まだ再登場していませんが、こちらの方が後世の伝承に近い設定のようで、今後ヤノハと日下のモモソがどのように関わっていくのかも注目されます。何よりも、暈(クマ)を除いてヤノハを日見子(卑弥呼)として擁立する九州の諸国と、恐らくは現在の纏向遺跡一帯を都としていた日下との関係がどうなるのかが、倭国内の話としては最大の山場になりそうです。それとともに、朝鮮半島や魏も関わってくるでしょうが、とくに魏との交渉は、ずっと先というか、卑弥呼(ヤノハ)の晩年になりそうですから、本作終盤に描かれるのでしょう。今後も見どころが多そうで、たいへん楽しみです。なお、第1集~第8集までの記事は以下の通りです。
第1集
https://sicambre.seesaa.net/article/201903article_49.html
第2集
https://sicambre.seesaa.net/article/201908article_60.html
第3集
https://sicambre.seesaa.net/article/202002article_1.html
第4集
https://sicambre.seesaa.net/article/202008article_5.html
第5集
https://sicambre.seesaa.net/article/202012article_37.html
第6集
https://sicambre.seesaa.net/article/202105article_5.html
第7集
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_3.html
第8集
https://sicambre.seesaa.net/article/202112article_2.html
口伝63「別の神話」
https://sicambre.seesaa.net/article/202105article_21.html
口伝64「日下の日見子」
https://sicambre.seesaa.net/article/202106article_6.html
口伝65「苦難」
https://sicambre.seesaa.net/article/202106article_18.html
口伝66「陣形」
https://sicambre.seesaa.net/article/202107article_6.html
口伝67「八咫烏」
https://sicambre.seesaa.net/article/202107article_22.html
口伝68「それぞれの運命」
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_5.html
口伝69「逃走」
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_20.html
口伝70「敵か味方か」
https://sicambre.seesaa.net/article/202109article_3.html
が収録されています。連載時には「第*話」となっていましたが、単行本では「口伝*」となっています。単行本では「真説・邪馬台国伝」との副題がつけられています。それぞれの話については、上記の記事にて述べているので、ここでは繰り返しません。第9集では、ヤノハが日見子(ヒミコ)として聖地である出雲の主の事代主(コトシロヌシ)と面会し、妊娠が発覚したことと、トメ将軍とミマアキが日下(ヒノモト)の都(纏向遺跡と思われます)でモモソと名乗る女性から日下の情報を得て、日下の追手から逃れようとするところが描かれました。両者ともこの窮地からどう脱するかが、当面の見どころとなります。また、この窮地の重要な背景として疫病の蔓延があり、これは本作の山場の一つになっているかもしれません。
日下のモモソはフトニ王(記紀の第7代孝霊天皇でしょうか)の娘と名乗っており、トメ将軍とミマアキの一行と別れた後、まだ再登場していませんが、こちらの方が後世の伝承に近い設定のようで、今後ヤノハと日下のモモソがどのように関わっていくのかも注目されます。何よりも、暈(クマ)を除いてヤノハを日見子(卑弥呼)として擁立する九州の諸国と、恐らくは現在の纏向遺跡一帯を都としていた日下との関係がどうなるのかが、倭国内の話としては最大の山場になりそうです。それとともに、朝鮮半島や魏も関わってくるでしょうが、とくに魏との交渉は、ずっと先というか、卑弥呼(ヤノハ)の晩年になりそうですから、本作終盤に描かれるのでしょう。今後も見どころが多そうで、たいへん楽しみです。なお、第1集~第8集までの記事は以下の通りです。
第1集
https://sicambre.seesaa.net/article/201903article_49.html
第2集
https://sicambre.seesaa.net/article/201908article_60.html
第3集
https://sicambre.seesaa.net/article/202002article_1.html
第4集
https://sicambre.seesaa.net/article/202008article_5.html
第5集
https://sicambre.seesaa.net/article/202012article_37.html
第6集
https://sicambre.seesaa.net/article/202105article_5.html
第7集
https://sicambre.seesaa.net/article/202108article_3.html
第8集
https://sicambre.seesaa.net/article/202112article_2.html
この記事へのコメント