再来年(2024年)の大河ドラマの予想

 そろそろ再来年(2024年)の大河ドラマが発表されそうなので、予想してみます。まず大前提として、2年連続で時代が重なることはあまりなく、多少重なったとしても舞台となる地域は異なる場合がほとんどのようだ、ということが挙げられます。来年は徳川家康が主人公なので、戦国時代後期~江戸時代初期ものである可能性は除外して問題ないと思います。今年は平安時代末から鎌倉時代序盤となるので、10年に1回程度の頻度となる源平ものである可能性も除外して問題ないと思います。

 前回、大河ドラマで徳川家康が主人公だった(1983年)後は、近現代ものが3年間続きました。徳川家康を主人公とすると、武田信玄や織田信長や豊臣秀吉や伊達政宗といった、すでに大河ドラマの主人公として取り上げられた戦国時代の知名度の高い人物も関わってきます。すでに今川義元と武田信玄と織田信長と豊臣秀吉の配役は発表されており、かなり豪華な出演陣なので、戦国大河ドラマの総決算といった感もあり、ここで戦国時代には一度区切りをつけて、前回のように3年続くことはないでしょうが、近現代ものとなる可能性は高いように思います。

 そうすると、第二次世界大戦後まで描く場合、政治家だと物議を醸しそうですから、経済人か文化人か官僚か太平洋戦争前に没した政治家で、低迷が続く日本社会を元気(勇気)づけるような人物になるでしょうか(以下の候補者をそのように解釈することの問題は当然あるわけですが)。思いついたのは、すでにNHKでドラマ化された白洲次郎、長命の志賀直哉、外交官として知名度の高い杉原千畝です。第二次世界大戦前に没した人物ならば、森鴎外や夏目漱石などが思い浮かびます。第二次世界大戦中で太平洋戦争勃発前に没した人物として、西園寺公望もおり、幕末も少し描けて、太平洋戦争直前までの近代日本の動向を俯瞰できるのは魅力的とも言えます。

 21世紀になってからの一時期、大河ドラマでは、男女が交互に主役となる傾向にありましたが、2018年から2023年までは6年連続で男性主人公となります。しかし、近年の報道機関や娯楽世界での主流派の思潮を考えると、そろそろ女性主人公、それも女性の地位向上に貢献した、と一般的に言われている人物になりそうな気もします。その意味では、津田梅子や与謝野晶子や平塚雷鳥が予想されます。市川房枝は第二次世界大戦後に長く国会議員を務めたこともあり、現時点では主人公となる可能性は低いように思います。

 以上、まとめると、再来年(2024年)の大河ドラマの主人公(題材)の予想は、前近代を捨てて近現代に全て賭け、以下のようになります。
◎最有力・・・白洲次郎
○有力・・・・・杉原千畝、津田梅子
▲穴狙い・・・森鴎外、夏目漱石、与謝野晶子、平塚雷鳥、西園寺公望

この記事へのコメント

えびすこ
2022年01月03日 13:12
私は1650~1800年の時期の誰かになると見ています。
さすがに「青天を衝け」から3年で、「明治後半以降を再び」は可能性が低いと思います。「青天」の前だと「いだてん」でも大正・昭和中盤まで触れています。なお、津田梅子はもうすぐ民放のSPドラマで取り上げられる予定で、広瀬すずさんが演じます。
管理人
2022年01月04日 03:12
貴殿には、当ブログにはコメントしないよう、過去に何回か伝えたはずですが。私は貴殿とは全く関わり合いたくないので、今後は自分のブログなりTwitterなりで勝手に語ってください。

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