大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第4回「矢のゆくえ」
今回は、源頼朝の挙兵に至る流れが描かれました。挙兵をめぐる頼朝と坂東武者の駆け引きと思惑は、喜劇調でなかなか楽しめました。とくに頼朝の政治力はよく描かれており、今後の頼朝の政治的成功に説得力を与えることになるのではないか、と思います。一方で、頼朝の焦燥もよく描かれており、今後の頼朝の政治的成功が当初から約束されていた必然ではないことも明らかに示されていたように思います。主人公が確かな見通しを抱き、動揺せずに成功に向かって突き進む、という予定調和的な話ではなく、この点では歴史ドラマとして優れている、と言えるでしょう。主人公の北条義時も、ことごとく先を的確に読み、周囲の人物に称賛される、というような完璧超人としての人物造形にはなっておらず、この点でも歴史ドラマとして楽しめています。
女性陣で注目されるのは、史実がよく分かっていない八重で、扱いが大きいので、頼朝と結ばれて息子を産んだものの、頼朝とは離別させられて息子は殺された、というだけではないような重要人物のように思われます。本作では北条泰時が後半の重要人物のようなので、あるいは八重が泰時の母親なのでしょうか。八重はすでに江間家に嫁いでおり、義時は後に江間と名乗りますから、義時が江間家を継いで八重と結婚し、泰時が生まれるのでしょうか。
女性陣で注目されるのは、史実がよく分かっていない八重で、扱いが大きいので、頼朝と結ばれて息子を産んだものの、頼朝とは離別させられて息子は殺された、というだけではないような重要人物のように思われます。本作では北条泰時が後半の重要人物のようなので、あるいは八重が泰時の母親なのでしょうか。八重はすでに江間家に嫁いでおり、義時は後に江間と名乗りますから、義時が江間家を継いで八重と結婚し、泰時が生まれるのでしょうか。
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