大河ドラマ『青天を衝け』第41回(最終回)「青春はつづく」
いよいよ最終回を迎え、1年近く視聴してきただけに、寂しさは否めません。今回は栄一の晩年が、おもに後継者である孫の敬三の視点から描かれました。初回から登場していた慶喜も喜作も、おもに明治編から登場した伊藤博文も井上馨もすでに退場しており、栄一は本当に長命だったのだな、と改めて思います。明治編初期の主要人物もおおむね退場し、大隈重信くらいしか残っていませんが、その大隈と栄一とのやり取りは、近代国家建設の自負を抱く両者が今後の日本を案じており、感慨深いものでした。
最終回には、原敬や加藤友三郎や幣原喜重郎などの要人が初登場となり、さらには関東大震災も描かれて、やはり41回と短いこともあり、終盤は駆け足気味だったかな、と思います。この点は残念でしたが、栄一が最晩年まで意気軒昂だったので、最後まで活力のある作風となり、楽しめました。栄一は大往生と言えるでしょうし、栄一が死ぬ場面もそのような演出になっていましたが、最終回は全体的には、晩年の栄一が懸念していたアメリカ合衆国における排日機運の高まりや、栄一の死の直前に起きた満洲事変があり、不穏なところも予感させる内容でした。視聴者はその後の歴史を知っていますから、不穏な雰囲気をまったく見せないのも不自然で、その意味では、悪くはなかった最終回だったように思います。
最終回には、原敬や加藤友三郎や幣原喜重郎などの要人が初登場となり、さらには関東大震災も描かれて、やはり41回と短いこともあり、終盤は駆け足気味だったかな、と思います。この点は残念でしたが、栄一が最晩年まで意気軒昂だったので、最後まで活力のある作風となり、楽しめました。栄一は大往生と言えるでしょうし、栄一が死ぬ場面もそのような演出になっていましたが、最終回は全体的には、晩年の栄一が懸念していたアメリカ合衆国における排日機運の高まりや、栄一の死の直前に起きた満洲事変があり、不穏なところも予感させる内容でした。視聴者はその後の歴史を知っていますから、不穏な雰囲気をまったく見せないのも不自然で、その意味では、悪くはなかった最終回だったように思います。
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