大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第42回「東京流れ者」
選手村の場所は朝霞にほぼ決まりかけていましたが、田畑政治は会場にずっと近い代々木に拘ります。平沢和重はアメリカ合衆国の日本大使ライシャワーに、代々木の米軍基地の返還を訴えます。日本に米軍基地を返還すれば、日本国民の反米感情も緩和される、というわけです。しかし、米軍側は日本側に60億円を要求し、田畑の責任問題になりかけます。田畑は池田勇人首相と面会し、代々木に選手村を持ってくるよう訴えますが、巨額の返還費が必要となるため、池田首相はまったく相手にしません。しかし田畑は諦めず、米軍が代々木を返還した後、NHKの放送局を移設させ、国民の間でカラーテレビの購入意欲を高めて経済成長に寄与させればよい、と説得し、選手村は代々木と決定します。
田畑が池田首相と直談判して選手村が代々木と決定したところは、高橋是清や犬養毅と直談判してきた経験が活かされており、長期ドラマらしさが出ていてよかったと思います。長期ドラマらしさといえば、五りんと金栗四三との再会も、五りんの母方祖母からの因縁がありますから、感慨深いものでした。今回も女子バレーチームと大松博文監督が冒頭でしっかりと描かれていました。最終章では女子バレーチームが重要な役割を担うようで、下手に編集せず、当初の予定通り大松監督を登場させ続けてほしい、というのが私の率直な気持ちです。川島正次郎はここまで悪役として描かれていますが、すでに人間的に深いところも描かれており、本作のこれまでの描写からすると、さらに深い側面も出てくるのではないか、と期待しています。円谷幸吉も短時間登場しましたが、前半の主人公が金栗四三だっただけに、やはりマラソン選手ということで重要な役割を担うのでしょうか。悲劇的な最期までは描かれないかもしれませんが。
田畑が池田首相と直談判して選手村が代々木と決定したところは、高橋是清や犬養毅と直談判してきた経験が活かされており、長期ドラマらしさが出ていてよかったと思います。長期ドラマらしさといえば、五りんと金栗四三との再会も、五りんの母方祖母からの因縁がありますから、感慨深いものでした。今回も女子バレーチームと大松博文監督が冒頭でしっかりと描かれていました。最終章では女子バレーチームが重要な役割を担うようで、下手に編集せず、当初の予定通り大松監督を登場させ続けてほしい、というのが私の率直な気持ちです。川島正次郎はここまで悪役として描かれていますが、すでに人間的に深いところも描かれており、本作のこれまでの描写からすると、さらに深い側面も出てくるのではないか、と期待しています。円谷幸吉も短時間登場しましたが、前半の主人公が金栗四三だっただけに、やはりマラソン選手ということで重要な役割を担うのでしょうか。悲劇的な最期までは描かれないかもしれませんが。
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