大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第39回「懐かしの満州」
1945年5月、古今亭志ん生(美濃部孝蔵)は三遊亭圓生とともに満洲に慰問に行きます。その志ん生と圓生を、兵士として満洲にいた小松勝が訪ねてきます。小松は志ん生に、落語での走る場面がおかしいと指摘し、志ん生は激怒します。志ん生と圓生は当初1ヶ月の滞在予定でしたが、船の燃料不足のため、滞在を続けるうちにソ連が侵攻してきて、志ん生と圓生は軍隊から脱走した小松とともに大連まで逃亡します。小松は大連でソ連軍兵士に見つかり、逃亡しようとして射殺されます。
今回はほぼ古今亭志ん生の話となりましたが、やっと落語部分と本筋が本格的につながったように思います。確かに、美川との大連での再会も含めてなかなか上手く計算された話の構造になっていたとは思いますが、正直なところ、深く感銘を受けるところまではいきませんでした。本作の視聴率低迷の一因は、落語部分と本筋の分離にあると私は考えていますが、やはりここが本作の欠陥になっているかな、との印象は残念ながら変わりませんでした。それでも、私にとっては全体的に、本作は大河ドラマ史上でも上位との評価は変わりません。最近は暗い話が続きましたが、次回以降は復興と1964年の東京オリンピックに向けて明るい方向へと変わっていくでしょうから、楽しみです。
今回はほぼ古今亭志ん生の話となりましたが、やっと落語部分と本筋が本格的につながったように思います。確かに、美川との大連での再会も含めてなかなか上手く計算された話の構造になっていたとは思いますが、正直なところ、深く感銘を受けるところまではいきませんでした。本作の視聴率低迷の一因は、落語部分と本筋の分離にあると私は考えていますが、やはりここが本作の欠陥になっているかな、との印象は残念ながら変わりませんでした。それでも、私にとっては全体的に、本作は大河ドラマ史上でも上位との評価は変わりません。最近は暗い話が続きましたが、次回以降は復興と1964年の東京オリンピックに向けて明るい方向へと変わっていくでしょうから、楽しみです。
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