2021年の大河ドラマは渋沢栄一が主人公の『青天を衝け』

 再来年(2021年)の大河ドラマは渋沢栄一が主人公の『青天を衝け』で、吉沢亮氏が演じる、と発表されました。再来年の大河ドラマについては、大隈重信もしくは福沢諭吉とのダブル主人公は予想していたのですが(関連記事)、一万円札の次の肖像に選ばれるという話題性もありますし、もともと知名度はそれなりにあると思いますので、納得の人選です。渋沢栄一が主人公ということで、幕末もそれなりに描かれるでしょうが、やはり近代の比重が大きそうです、本格的な近代史ドラマが期待されます。脚本は大森美香氏で、検索すると、『10年先も君に恋して』(関連記事)と朝ドラの『あさが来た』を視聴しており、そういえば『あさが来た』には渋沢栄一が登場していたな、と思い出しました。『あさが来た』はなかなか楽しめましたので、内容には期待しています。

 20代の男性が大河ドラマで主役を演じるのは2012年放送の『平清盛』以来となります。先週(2019年9月第2週)の『なつぞら』での天陽くんの最期がそこそこ話題になりましたから、相乗効果を狙ってのこの時期の発表でしょうか。大河ドラマの視聴率が低迷するなか、廃止も危惧していただけに、やや安堵していますが、大河ドラマで幕末と近現代の視聴率は苦戦する傾向にあるので、現在放送中の『いだてん~東京オリムピック噺~』のように、平均視聴率一桁もあり得るかな、と懸念しています。そうすると、大河ドラマ廃止論がNHKでも真剣に検討されるようになるかもしれません。まあ、来年は人気の戦国時代で、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3人が重要人物として登場するので、それなりの視聴率になりそうですから、しばらくは大河ドラマの廃止はないだろう、と予想しています。

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