中国軍と韓国軍は「韓国戦争」で、ともに日本と戦った戦友
1年半ほど前(2017年11月)にネットで、大韓民国の小中学校では、大韓民国は朝鮮民主主義人民共和国と一度も戦争をしたことがなく、「韓国戦争(朝鮮戦争)」では、南では米英仏韓の国連軍が、北では中ソの連合軍が日本軍を追い出したと教えられている、といった内容の情報が流れてきました。1945年、第二次世界大戦で敗北した日本は満洲から追われて朝鮮半島に侵入して占領し、悪逆非道の限りを尽くしたものの、1950年6月25日に始まった「韓国戦争」で、南では米英仏韓の国連軍に、北では中ソの連合軍に朝鮮半島から追い出されたのであり、大韓民国は朝鮮民主主義人民共和国と戦争をしなかった、というわけです。ほぼ同じ内容の文章がネットで散見されるので、日本社会ではそれなりに知られているのでしょう。
もちろん、内容は出鱈目なのですが、大韓民国の小中学校ではこうした内容が教えられている、ということを本気にした人はそれなりにいるようです。この文章を引用した人は、大韓民国の小中学校でのこうした教育を批判せず、日本だけを歴史修正主義と批判するから話がおかしくなってくる、と指摘しています。しかし、日本語訳のある『国定韓国高等学校歴史教科書』を参照せずとも、大韓民国の歴代政権の民主化までの強烈な反共主義による国家統制を想起すれば、大韓民国が公教育でのこうした与太話を許可するはずもないので、ガセネタに違いない、と分かりそうなものです。
1998年以降、大韓民国では「従北」と揶揄されるような「革新」政権がたびたび出現しましたが、強烈な反共主義の系譜の「保守」政権による奪還も見られます。「保守」政権で上記のような内容の教育が許されるとはとても思えませんし、「革新」政権であっても、小中学校で上記のような内容が教えられるようになったとしたら、「保守」派が黙っておらず、アメリカ合衆国も巻き込むでしょうから、「革新」政権が上記のような内容の教育を小中学校で実施させるとはとても思えません。
朝鮮現代史や大韓民国にほとんど関心のないような人が、上記のガセネタに引っかかるのは、仕方のないところもあるかもしれません。しかし、朝鮮近現代史関連の歴史認識で散々論争するような人が、上記のガセネタを即座に全否定しないようでは、その人の知見が「論争」に耐えるような水準にはとても届かないか、偏見が強すぎて認知が偏っている、言われても当然だと思います。そうした人が「やや保守」と自称し、参考文献を読んできた自分は歴史認識などの論争で比較的中立だと自負したところで、本当に参考文献を理解できているのか、きわめて怪しく、そうした人の言説は価値がないと思われても仕方ないでしょう。
もちろん、内容は出鱈目なのですが、大韓民国の小中学校ではこうした内容が教えられている、ということを本気にした人はそれなりにいるようです。この文章を引用した人は、大韓民国の小中学校でのこうした教育を批判せず、日本だけを歴史修正主義と批判するから話がおかしくなってくる、と指摘しています。しかし、日本語訳のある『国定韓国高等学校歴史教科書』を参照せずとも、大韓民国の歴代政権の民主化までの強烈な反共主義による国家統制を想起すれば、大韓民国が公教育でのこうした与太話を許可するはずもないので、ガセネタに違いない、と分かりそうなものです。
1998年以降、大韓民国では「従北」と揶揄されるような「革新」政権がたびたび出現しましたが、強烈な反共主義の系譜の「保守」政権による奪還も見られます。「保守」政権で上記のような内容の教育が許されるとはとても思えませんし、「革新」政権であっても、小中学校で上記のような内容が教えられるようになったとしたら、「保守」派が黙っておらず、アメリカ合衆国も巻き込むでしょうから、「革新」政権が上記のような内容の教育を小中学校で実施させるとはとても思えません。
朝鮮現代史や大韓民国にほとんど関心のないような人が、上記のガセネタに引っかかるのは、仕方のないところもあるかもしれません。しかし、朝鮮近現代史関連の歴史認識で散々論争するような人が、上記のガセネタを即座に全否定しないようでは、その人の知見が「論争」に耐えるような水準にはとても届かないか、偏見が強すぎて認知が偏っている、言われても当然だと思います。そうした人が「やや保守」と自称し、参考文献を読んできた自分は歴史認識などの論争で比較的中立だと自負したところで、本当に参考文献を理解できているのか、きわめて怪しく、そうした人の言説は価値がないと思われても仕方ないでしょう。
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