大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第14回「新世界」
今回から第2章となります。1912年のストックホルムでの夏季オリンピック大会から帰国した金栗四三ですが、マラソンで棄権という惨敗に終わったことから、国内の視線には厳しいものがありました。帰国したのは1912年9月なのに、四三と出迎えた人々の吐く息が白かったのはどうかと思いましたが、20世紀前半の東京では9月に10.5℃や10.6℃だったこともあるので、まあそこまで不自然ではないかな、とも思います。
東京高等師範学校の学生と可児徳は四三に気兼ねして暖かく迎えますが、永井道明と二階堂トクヨは四三に敗因を厳しく問い質します。四三はそれでも、次回の夏季オリンピック大会を目指して努力を続けますが、永井と二階堂は、オリンピック出場は時期尚早で、マラソンのような遊戯の前にまず体力向上を図るべきだ、と主張します。今回は古今亭志ん生(美濃部孝蔵)の場面が長かったのですが、正直なところ、まだ四三の本筋と上手く接続していないので、今後の展開に期待したいところです。
今回は第2章の初回でしたが、第1章の後日譚といった印象も受けました。区切りという点では、今回が第1章の最終回として相応しかったようにも思います。ともかく、第2章は第1章と上手く接続した形で話が始まり、今後に期待できそうな内容でした。視聴率の低迷が面白おかしくマスコミで取り上げられている本作ですが、私はたいへん楽しんでいます。本作にたいしては、大河ドラマらしくないという批判も根強くありますが、体育・スポーツという観点からの近代史にもなっており、歴史ドラマとして悪くないと思います。
東京高等師範学校の学生と可児徳は四三に気兼ねして暖かく迎えますが、永井道明と二階堂トクヨは四三に敗因を厳しく問い質します。四三はそれでも、次回の夏季オリンピック大会を目指して努力を続けますが、永井と二階堂は、オリンピック出場は時期尚早で、マラソンのような遊戯の前にまず体力向上を図るべきだ、と主張します。今回は古今亭志ん生(美濃部孝蔵)の場面が長かったのですが、正直なところ、まだ四三の本筋と上手く接続していないので、今後の展開に期待したいところです。
今回は第2章の初回でしたが、第1章の後日譚といった印象も受けました。区切りという点では、今回が第1章の最終回として相応しかったようにも思います。ともかく、第2章は第1章と上手く接続した形で話が始まり、今後に期待できそうな内容でした。視聴率の低迷が面白おかしくマスコミで取り上げられている本作ですが、私はたいへん楽しんでいます。本作にたいしては、大河ドラマらしくないという批判も根強くありますが、体育・スポーツという観点からの近代史にもなっており、歴史ドラマとして悪くないと思います。
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