大河ドラマ『西郷どん』第14回「慶喜の本気」
これは4月20日分の記事として掲載しておきます。今回は13代将軍である徳川家定の後継者をめぐるさまざまな要人の思惑が軸になり、話が展開しました。西郷吉之助(隆盛)は主君である島津斉彬の命を受け、松平慶永の家臣である橋本左内とともに、一橋(徳川)慶喜を次の将軍とするべく工作を進めます。島津斉彬は幕府に建白書を提出し、次の将軍を一橋慶喜とするよう、訴えます。一橋慶喜ではなく、徳川慶福(家茂)を次の将軍に推す南紀派は、これに反発します。慶喜は相変わらず、将軍になるつもりはないと言い、吉之助と左内の苦労は絶えませんが、そんな中、吉之助は井伊直弼に呼び出されます。直弼は吉之助に、取り立ててやるので斉彬の情報を売るよう、要求します。もちろん、吉之助は反発し、立ち去ります。
斉彬の建白書の写しは大奥にも届き、大奥では慶喜擁立への反感が強くなります。焦った篤姫(於一、天璋院)と幾島は慶喜を次の将軍とするよう、家定に進言しますが、慶喜は嫌いだ、と家定は反発します。しかし、篤姫が説得すると、家定はあっさりと慶喜を次の将軍にする、と考えを変えます。しかし、慶喜はそれでも、将軍になるつもりはない、と言い張ります。そんな慶喜を刺客が襲撃し、吉之助は左内とともに慶喜を守ろうとし、刺客を殺してしまいます。刺客は、彦根藩が差し向けたのではないか、と吉之助は考えていました。吉之助に諭されて覚悟を決めた慶喜は、吉之助・左内とともに直弼を訪ねます。直弼は慶喜に、慶福が次の将軍となったら、慶喜を紀伊藩主にする、と提案します。直弼の傲慢な態度に怒った慶喜は、自分が次の将軍になる、と宣言します。
今回は吉之助が主人公に相応しい活躍をして、娯楽ドラマとしてはこれでよいのではないか、と思います。ただ、歴史ドラマとして見ると、批判的な視聴者は少なくないかもしれません。正直なところ、吉之助の調略の場に井伊直弼が現れ、吉之助を直接勧誘しようとしたのは、さすがにやり過ぎのように思います。まあ、私は幕末史に疎いので、あり得ない、と断定はしませんが。吉之助と慶喜の関係があまりにも濃いのもどうかとは思うのですが、慶喜が将軍後見職、さらには将軍となり、吉之助が薩摩藩の要人となってからの両者の関係・駆け引きにも影響を与えてくるでしょうから、その時にどう描かれるのか、楽しみではあります。今のところは、懸念していたよりも面白く、それなりに楽しみに視聴できています。
斉彬の建白書の写しは大奥にも届き、大奥では慶喜擁立への反感が強くなります。焦った篤姫(於一、天璋院)と幾島は慶喜を次の将軍とするよう、家定に進言しますが、慶喜は嫌いだ、と家定は反発します。しかし、篤姫が説得すると、家定はあっさりと慶喜を次の将軍にする、と考えを変えます。しかし、慶喜はそれでも、将軍になるつもりはない、と言い張ります。そんな慶喜を刺客が襲撃し、吉之助は左内とともに慶喜を守ろうとし、刺客を殺してしまいます。刺客は、彦根藩が差し向けたのではないか、と吉之助は考えていました。吉之助に諭されて覚悟を決めた慶喜は、吉之助・左内とともに直弼を訪ねます。直弼は慶喜に、慶福が次の将軍となったら、慶喜を紀伊藩主にする、と提案します。直弼の傲慢な態度に怒った慶喜は、自分が次の将軍になる、と宣言します。
今回は吉之助が主人公に相応しい活躍をして、娯楽ドラマとしてはこれでよいのではないか、と思います。ただ、歴史ドラマとして見ると、批判的な視聴者は少なくないかもしれません。正直なところ、吉之助の調略の場に井伊直弼が現れ、吉之助を直接勧誘しようとしたのは、さすがにやり過ぎのように思います。まあ、私は幕末史に疎いので、あり得ない、と断定はしませんが。吉之助と慶喜の関係があまりにも濃いのもどうかとは思うのですが、慶喜が将軍後見職、さらには将軍となり、吉之助が薩摩藩の要人となってからの両者の関係・駆け引きにも影響を与えてくるでしょうから、その時にどう描かれるのか、楽しみではあります。今のところは、懸念していたよりも面白く、それなりに楽しみに視聴できています。
この記事へのコメント