大河ドラマ『西郷どん』第2回「立派なお侍」
これは1月16日分の記事として掲載しておきます。第2回となりますが、冒頭から西郷吉之助(小吉)や大久保正助(利通)や大山格之助(綱良)や有村俊斎(海江田信義)といった重要人物が成人役で登場します。重要人物をあまり子役で引っ張らないのは好感が持てます。今回は、幕末の薩摩藩の様子を背景に吉之助(隆盛)たち重要な若者たちの人となりが示され、青春群像劇的性格が強くなっていました。正義感が強く優しくて青臭い吉之助の苦悩と挫折が描かれ、陳腐とも言えますが、普遍的な安定した話になっていました。薩摩藩上層部の様子も描かれ、ここは王道的な歴史ドラマになっていたと思います。調所広郷は今回が初登場となりますが、竜雷太氏はすっかり貫禄のある老人役が似合うようになり、感慨深くもあります。
吉之助の身分でいきなり調所広郷のような家老に会えるのかな、とも思いますが、幕末の薩摩藩の事情には疎いので、的外れな疑問かもしれません。大久保正介は冷静で現実的な思考の人物として、有村俊斎はお調子者として描かれ、これも陳腐な人物造形と言えるかもしれませんが、安定感はあると思います。正直なところ、原作者と脚本家を警戒して期待値は高くなかったのですが、長期の歴史ドラマの序盤としてさほど悪くないように思います。まあ、過去の作品(の一部)を絶賛して最近の作品を罵倒するような「声の大きな大河ドラマ愛好者」は、つまらない、重厚感がない、などと「批判」し、この記事も含めてそれなりに評価する意見を、分かっていない、などと言って嘲笑するのかもしれませんが。
吉之助の身分でいきなり調所広郷のような家老に会えるのかな、とも思いますが、幕末の薩摩藩の事情には疎いので、的外れな疑問かもしれません。大久保正介は冷静で現実的な思考の人物として、有村俊斎はお調子者として描かれ、これも陳腐な人物造形と言えるかもしれませんが、安定感はあると思います。正直なところ、原作者と脚本家を警戒して期待値は高くなかったのですが、長期の歴史ドラマの序盤としてさほど悪くないように思います。まあ、過去の作品(の一部)を絶賛して最近の作品を罵倒するような「声の大きな大河ドラマ愛好者」は、つまらない、重厚感がない、などと「批判」し、この記事も含めてそれなりに評価する意見を、分かっていない、などと言って嘲笑するのかもしれませんが。
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