ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』683話~686話
683話「獲物は狩人を誘う」6
ドックはボスの許可を得て、一人で6ヶ月前の殺人事件を追っていました。ドックはすでに、若手実業家の男性が犯人ではないか、と目星を付けていました。ブルースは、ドックが6ヶ月前の事件を追い続けていることに感心します。ドックの立ち位置は、陽気な若手刑事の一員から若手刑事たちのリーダー格へと変わってきましたが、そこからさらに山さんやトシさんのようなベテラン刑事へと変わりつつあるのではないか、とも予感させる場面でした。まあ、本作はここから1年ほどで第2部も終了するので、本作ではベテランとしてのドックは見られなかったわけですが。ドックが一人で6ヶ月前の殺人事件を追っていたところ、誘拐事件が発生し、犯人はドックを身代金の受け渡し人に指名します。犯人はドックに恨みがある、と言います。ドックが追っている6ヶ月前の殺人事件と誘拐事件どう結びついてくるのか、という謎解きもまずまず楽しめましたが、ドックのアクションシーンもなかなかよかったと思います。
684話「美しき花の誘惑」5
交通課の婦警が駐車違反の取り締まり中に、自動車の運転手の男性が戻ってきて、運転免許を見せるふりをして急発進し、婦警の一人をはねて逃亡します。男性はヘロインを大量に持っており、すぐに身許が特定されます。かつてトシさんは、その男性を逮捕したことがありました。トシさんは、かつて犯人の男性とともに麻薬売買に関わって逮捕された工藤という男性を訪ねます。工藤は、かつての恩義からトシさんのために捜査に協力しようとします。犯罪者の更生と家族との関わりという普遍的問題を扱った、王道的な話と言えるでしょう。しかし、全体的に盛り上がりに欠けた感は否めません。
685話「ロッキーの白いハンカチ」5
かつてロッキーに逮捕され、仮出所してきた男性が、マミーにロッキーのハンカチを返しに来ます。その後、覚醒剤売買の前科のある男性が転落死します。前科があることで、一係は他殺の線でも捜査を進めます。山さんは聞き込みで得た情報から、男性はもう覚醒剤売買には関与していなかった、と判断します。マミーは死んだ男性と同じマンションの主婦が怪しいと疑い、捜査を続けます。すると、主婦にはかつて暴力団とのつながりがあり、死んだ男性から覚醒剤を買っていたことが明らかになります。捜査は二転三転し、けっきょく、主婦は男性を殺しておらず、死んだ男性と会っていたところを見られた女性を殺したのではなく、転落したところを見殺しにしたのでした。謎解き要素があり、ヒューマンドラマにもなっていて、盛り上がりに欠けたところはあったものの、悪くはなかったと思います。ただ、ロッキーのハンカチとのつながりは上手くなかったように思います。マミー主演作では、ロッキーの回想が多いように思います。ロッキーの後期主演作に当時セミレギュラーだったマミーが登場していたように、マミー単独では視聴者への訴求力が弱い、と制作者側が判断していたのでしょうか。
686話「俺の相棒」6
覚醒剤中毒の男性が自分の息子を人質にとり、逃亡する父親をブルースは追い詰めます。父親はブルースに拳銃を捨てるよう要求し、ブルースは拳銃を窓の外に捨て、油断した父親を逮捕します。しかし、ブルースが拳銃を回収しようとすると、拳銃は見つかりませんでした。そこへ男性から一係に電話がかかってきて、自分は安西という男性に脅かされており、安西を逮捕したら拳銃を返す、と言います。イライラしているブルースは代わりの拳銃を持たずに安西の行方を追います。ブルースは自動車修理工場で安西を見つけますが、安西は逃亡し、ブルースは解体車に乗って安西を追跡します。しかし、ブルースは安西を捕まえるのに失敗します。ブルースは安西と親しかった男性から、安西は社長を狙っている、という情報を得ます。「相棒」である拳銃を奪われて苛立つブルースに、ボスはマイコンを「相棒」として捜査を進めるよう命じます。やや喜劇調で話が進み、ブルースのアクションシーンが長めだったので、その点では楽しめました。ブルースの「相棒」として拳銃とマイコンを対比させたことも、安西にも「相棒」がいて、社長を狙っていたのはその「相棒」の方だった、という話のオチも悪くなかったと思います。テキサスや原のテーマが使われ、懐かしくはありましたが、あまり合っていなかったような気がします。
ドックはボスの許可を得て、一人で6ヶ月前の殺人事件を追っていました。ドックはすでに、若手実業家の男性が犯人ではないか、と目星を付けていました。ブルースは、ドックが6ヶ月前の事件を追い続けていることに感心します。ドックの立ち位置は、陽気な若手刑事の一員から若手刑事たちのリーダー格へと変わってきましたが、そこからさらに山さんやトシさんのようなベテラン刑事へと変わりつつあるのではないか、とも予感させる場面でした。まあ、本作はここから1年ほどで第2部も終了するので、本作ではベテランとしてのドックは見られなかったわけですが。ドックが一人で6ヶ月前の殺人事件を追っていたところ、誘拐事件が発生し、犯人はドックを身代金の受け渡し人に指名します。犯人はドックに恨みがある、と言います。ドックが追っている6ヶ月前の殺人事件と誘拐事件どう結びついてくるのか、という謎解きもまずまず楽しめましたが、ドックのアクションシーンもなかなかよかったと思います。
684話「美しき花の誘惑」5
交通課の婦警が駐車違反の取り締まり中に、自動車の運転手の男性が戻ってきて、運転免許を見せるふりをして急発進し、婦警の一人をはねて逃亡します。男性はヘロインを大量に持っており、すぐに身許が特定されます。かつてトシさんは、その男性を逮捕したことがありました。トシさんは、かつて犯人の男性とともに麻薬売買に関わって逮捕された工藤という男性を訪ねます。工藤は、かつての恩義からトシさんのために捜査に協力しようとします。犯罪者の更生と家族との関わりという普遍的問題を扱った、王道的な話と言えるでしょう。しかし、全体的に盛り上がりに欠けた感は否めません。
685話「ロッキーの白いハンカチ」5
かつてロッキーに逮捕され、仮出所してきた男性が、マミーにロッキーのハンカチを返しに来ます。その後、覚醒剤売買の前科のある男性が転落死します。前科があることで、一係は他殺の線でも捜査を進めます。山さんは聞き込みで得た情報から、男性はもう覚醒剤売買には関与していなかった、と判断します。マミーは死んだ男性と同じマンションの主婦が怪しいと疑い、捜査を続けます。すると、主婦にはかつて暴力団とのつながりがあり、死んだ男性から覚醒剤を買っていたことが明らかになります。捜査は二転三転し、けっきょく、主婦は男性を殺しておらず、死んだ男性と会っていたところを見られた女性を殺したのではなく、転落したところを見殺しにしたのでした。謎解き要素があり、ヒューマンドラマにもなっていて、盛り上がりに欠けたところはあったものの、悪くはなかったと思います。ただ、ロッキーのハンカチとのつながりは上手くなかったように思います。マミー主演作では、ロッキーの回想が多いように思います。ロッキーの後期主演作に当時セミレギュラーだったマミーが登場していたように、マミー単独では視聴者への訴求力が弱い、と制作者側が判断していたのでしょうか。
686話「俺の相棒」6
覚醒剤中毒の男性が自分の息子を人質にとり、逃亡する父親をブルースは追い詰めます。父親はブルースに拳銃を捨てるよう要求し、ブルースは拳銃を窓の外に捨て、油断した父親を逮捕します。しかし、ブルースが拳銃を回収しようとすると、拳銃は見つかりませんでした。そこへ男性から一係に電話がかかってきて、自分は安西という男性に脅かされており、安西を逮捕したら拳銃を返す、と言います。イライラしているブルースは代わりの拳銃を持たずに安西の行方を追います。ブルースは自動車修理工場で安西を見つけますが、安西は逃亡し、ブルースは解体車に乗って安西を追跡します。しかし、ブルースは安西を捕まえるのに失敗します。ブルースは安西と親しかった男性から、安西は社長を狙っている、という情報を得ます。「相棒」である拳銃を奪われて苛立つブルースに、ボスはマイコンを「相棒」として捜査を進めるよう命じます。やや喜劇調で話が進み、ブルースのアクションシーンが長めだったので、その点では楽しめました。ブルースの「相棒」として拳銃とマイコンを対比させたことも、安西にも「相棒」がいて、社長を狙っていたのはその「相棒」の方だった、という話のオチも悪くなかったと思います。テキサスや原のテーマが使われ、懐かしくはありましたが、あまり合っていなかったような気がします。
この記事へのコメント
あくまでも現時点での私の感想で、本放送当時とは違っているでしょうし、十年後までいかず数年後でも、また違った見え方になり、新たな発見があるかもしれません。
私も、他の方の感想に教えられることが多々あると思います。