東京大賞典結果

 これは12月30日分の記事として掲載しておきます。大井では東京大賞典が行なわれました。近年ではブログを始めた頃よりも競馬についての記事が激減しているのですが、有馬記念と東京大賞典だけはブログを始めてから毎年必ず取り上げてきました。今年(2017年)も、それほど思い入れの強い馬が出走しているわけではなく、わりと冷静に見られますし、一年の終わりを感じさせるレースでもあるので、区切りのためにも感想を述べることにしました。

 残念ながら外国馬は出走してきませんでしたが、2年前の勝ち馬で今年はJBCクラシックを勝ったサウンドトゥルーや、これで引退となるコパノリッキーや、昨年の勝ち馬アポロケンタッキーや、今年の帝王賞を勝ったケイティブレイブなどが出走してきたので、GIとしてなかなかの出走馬構成になったと思います。東京ダービーとジャパンダートダービーを勝った3歳馬のヒガシウィルウィンが古馬勢にどこまで通用するのか、という点も注目していました。レースは、コパノリッキーが逃げ、ケイティブレイブが二番手につけるという展開で進みました。コパノリッキーは直線に入ってケイティブレイブを突き放し、追い込んできた2着のサウンドトゥルーに3馬身差をつけて完勝しました。3着に終わったケイティブレイブを相手に強気に逃げたことが最大の勝因でしょうか。

 コパノリッキーは2000mよりも1600mの方が向いているのでしょうが、昨年は同じコースの帝王賞で完勝していたくらいですから、能力が大きく落ちる距離ではなかった、ということなのでしょう。コパノリッキーもスターホースで、キタサンブラックほどではないとしても馬主が有名人なので、キタサンブラックと同じく見事に引退レースで勝ち、競馬界も盛り上がることでしょう。ヒガシウィルウィンは8着と完敗でしたが、ゲート入りを嫌がっていたので、集中力を欠いていたのでしょうか。もっとも、古馬一線級相手にはまだ力が足りなかった、というだけなのかもしれませんが。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック