大河ドラマ『おんな城主 直虎』第38回「井伊を共に去りぬ」
これは9月27日分の記事として掲載しておきます。武田軍が井伊谷に攻めて来ますが、近藤康用は武田に帰順せず、城に火を放って逃亡します。これに怒った武田軍は村に火を放ち、井伊谷は焦土と化します。南渓和尚は単身武田軍の陣へと乗り込み、武田信玄と対面して井伊の家名復興と本領安堵を願い出ます。井伊は武田のために決起し、近藤を倒そうとした、と南渓和尚は信玄に説明します。はったりで何とかしよう、というわけです。信玄は、井伊の家名復興の条件として、近藤康用の首を要求します。直虎(次郎法師)は近藤康用に、井伊と近藤が対立しているように見せかけて、徳川と武田のどちらが優勢か見極めていくのはどうか、と提案しますが、近藤康用は直虎の申し出に乗ろうとはしません。しかし、近藤康用は改めて直虎と会い、直虎の策に乗る、と伝えます。
龍雲丸は高瀬の様子がおかしいのに気づき、直虎に伝えてともに高瀬を問い詰めます。高瀬は借金のために武田の間者として井伊に入り込んだのでした。ただ、直親(亀之丞)の娘であることは事実だ、と高瀬は言います。高瀬は井伊のために近藤康用を毒殺しようとしたのでしたが、直虎は高瀬を叱り、このままただの娘として井伊にいてよいのだ、と高瀬を諭します。武田軍は西方へと去り、直虎は、井伊の所領ではなくなったにも関わらず、村人たちとともに村を再建しようとします。中村屋が堺からやって来て、直虎と龍雲丸を堺に迎え入れようとします。直虎は村の再建が気にかかっていましたが、南渓和尚に説得されて堺に行く決意を固めます。しかし、龍雲丸は、理想の世を築くためにも村に留まるよう、直虎を説得します。しかし直虎は、堺に行く決意を変えようとはしません。
徳川は領内に侵攻してきた武田軍に圧倒され、窮地に立たされていましたが、上機嫌の信玄は陣中で吐血して倒れ、死亡します。徳川は勢いを盛り返し、井伊谷は徳川の支配下に戻ります。本作の信玄は吐血するまで健康そのものといった感じでしたが、南渓和尚が高瀬から毒を入手して毒殺した、ということでしょうか。まあ、単に病没で、寿桂尼の怨念と絡めていただけかもしれませんが。いよいよ直虎と龍雲丸が堺に行く日を迎えましたが、龍雲丸はあくまでも直虎を井伊谷に留まらせようとします。直虎はそれでも堺に行こうとしますが、龍雲丸の説得を受け入れて井伊谷に残ることにします。今回は、直虎と龍雲丸との長きにわたる関係に一応の決着がつき、最後に成人役の虎松(井伊直政)が登場するなど、重要な区切りになったのではないか、と思います。今回は、信玄と南渓和尚とのやり取りや、徳川家康と今川氏真とのやり取りなど、見どころもありましたが、全体的には盛り上がりに欠けた感が否めません。直虎と龍雲丸との関係は、いつかは決着をつけねばならなかったでしょうから、率直に言ってあまり楽しめませんでしたが、こういう描写もありかな、とは思います。
龍雲丸は高瀬の様子がおかしいのに気づき、直虎に伝えてともに高瀬を問い詰めます。高瀬は借金のために武田の間者として井伊に入り込んだのでした。ただ、直親(亀之丞)の娘であることは事実だ、と高瀬は言います。高瀬は井伊のために近藤康用を毒殺しようとしたのでしたが、直虎は高瀬を叱り、このままただの娘として井伊にいてよいのだ、と高瀬を諭します。武田軍は西方へと去り、直虎は、井伊の所領ではなくなったにも関わらず、村人たちとともに村を再建しようとします。中村屋が堺からやって来て、直虎と龍雲丸を堺に迎え入れようとします。直虎は村の再建が気にかかっていましたが、南渓和尚に説得されて堺に行く決意を固めます。しかし、龍雲丸は、理想の世を築くためにも村に留まるよう、直虎を説得します。しかし直虎は、堺に行く決意を変えようとはしません。
徳川は領内に侵攻してきた武田軍に圧倒され、窮地に立たされていましたが、上機嫌の信玄は陣中で吐血して倒れ、死亡します。徳川は勢いを盛り返し、井伊谷は徳川の支配下に戻ります。本作の信玄は吐血するまで健康そのものといった感じでしたが、南渓和尚が高瀬から毒を入手して毒殺した、ということでしょうか。まあ、単に病没で、寿桂尼の怨念と絡めていただけかもしれませんが。いよいよ直虎と龍雲丸が堺に行く日を迎えましたが、龍雲丸はあくまでも直虎を井伊谷に留まらせようとします。直虎はそれでも堺に行こうとしますが、龍雲丸の説得を受け入れて井伊谷に残ることにします。今回は、直虎と龍雲丸との長きにわたる関係に一応の決着がつき、最後に成人役の虎松(井伊直政)が登場するなど、重要な区切りになったのではないか、と思います。今回は、信玄と南渓和尚とのやり取りや、徳川家康と今川氏真とのやり取りなど、見どころもありましたが、全体的には盛り上がりに欠けた感が否めません。直虎と龍雲丸との関係は、いつかは決着をつけねばならなかったでしょうから、率直に言ってあまり楽しめませんでしたが、こういう描写もありかな、とは思います。
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