ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』653話~656話
653話「一枚のシール」4
一係は覚醒剤の大規模な取引が行なわれるとの情報を得て、廃工場で張り込みます。売人は廃工場を訪れたところで一係の張り込みに気づき、警官を射殺して逃走します。一係は、覚醒剤の密売人として新たな男性に目をつけますが、決定的な証拠はなかなか得られません。実は、逃走した密売人がその男性の家族を人質にとり脅迫して密売をやらせていたのでした。全体的に盛り上がりに欠けた感は否めませんが、題名に用いられたシールは『キン肉マン』で、検索してみたところ、本放送当時に日本テレビで放映中でした。ただ、シールがあまり効果的なアイテムになっていなかったように思えたのは残念でした。
654話「二度泣いた男」6
トシさんは宿直中に電話を受け、俳優の名村浩と名乗る人物が、命を狙われている、と訴えます。トシさんとブルースが名村を訪ねると、名村は電話したことを否定します。しかし、その翌々日に名村は殺されます。聞き込みにより、名村浩は同じく俳優の息子と険悪な仲だったことが明らかになります。一係は息子が父親を殺したのではないか、と疑いますが、息子は否定します。捜査を進めると、名村浩に恨みを持つ男性が容疑者として浮上し、一係が部屋を訪ねると、あっさりと証拠が見つかります。ところが、その直後に容疑者の男性が死体で発見されます。事件はあっさりと解決したように見えましたが、トシさんは、まだ真相が明かされていないのではないか、と考えて一人で捜査を進めます。けっきょく、名村浩の息子が父親を殺し、容疑者の男性も殺していたのでした。謎解き要素があり、粘り強いトシさんのキャラも活かされていたので、まずまず楽しめました。
655話「左ききのラガー」5
殉職前ではラガーにとって最後の主演作となります。ラガーは、息子が骨肉腫と診断された男性と会います。ラガーは良性の骨肉腫でしたが、息子は悪性の骨肉腫で、右腕を切断することになります。しかし、野球少年の息子は手術を拒みます。男性は、息子を説得するよう、ラガーに頼みます。少年は、ラガーが左腕で射撃の的を5発中2発命中させたら手術を受けると約束し、ラガーは5日間の猶予をもらい、射撃の訓練に励みます。そうしたなか、銃砲店を襲撃した男性がライフルを強奪し、街中で乱射して逃走し、さらには妹も射殺します。犯人の動機・人物像が不明で、何とも不気味な事件でしたが、けっきょく動機は曖昧なままで、犯人はラガーに射殺されます。ストレスがたまり、靴紐がほどけたのが契機になった、ということでしょうか?この点はやや残念でしたが、不気味さと不条理を強調するのには成功している、と言えるかもしれません。山さんがラガーを一人前の刑事と認めるところは、間近になったラガーの殉職を印象づけるために、ボスや先輩刑事に認められた後に殉職するという、本作の王道路線を踏襲したのかな、と思います。
656話「いじめ」5
改造拳銃を用いた連続強盗事件が発生します。容疑者はすぐに特定されますが、一係は決定的な証拠をなかなかつかめません。少年は三人の同級生から深刻な虐めを受けており、トシさんは容疑者の少年が弱みを握られており、それは強盗事件や以前の自動車事故ではないか、と推理します。しかし、一係は捜査を進め、少年が三人の同級生に犯行の協力をさせられているのではないか、と推理して少年と三人の同級生を捜査しますが、少年は虐めを認めず、犯行の決定的証拠もなかなか得られません。捜査が行き詰まるなか、容疑者の少年から改造拳銃を入手して強盗事件を起こした中学校時代の同級生が逮捕され、自暴自棄になった少年は改造拳銃で教師を人質にとりますが、マイコンの説得に応じます。本作では時として見られる、社会問題を訴える話になっていますが、少年たちの演技が未熟なこともあり、全体的には上滑りした感が否めません。ただ、虐めの心理はなかなかよく描かれていたのではないか、と思います。
一係は覚醒剤の大規模な取引が行なわれるとの情報を得て、廃工場で張り込みます。売人は廃工場を訪れたところで一係の張り込みに気づき、警官を射殺して逃走します。一係は、覚醒剤の密売人として新たな男性に目をつけますが、決定的な証拠はなかなか得られません。実は、逃走した密売人がその男性の家族を人質にとり脅迫して密売をやらせていたのでした。全体的に盛り上がりに欠けた感は否めませんが、題名に用いられたシールは『キン肉マン』で、検索してみたところ、本放送当時に日本テレビで放映中でした。ただ、シールがあまり効果的なアイテムになっていなかったように思えたのは残念でした。
654話「二度泣いた男」6
トシさんは宿直中に電話を受け、俳優の名村浩と名乗る人物が、命を狙われている、と訴えます。トシさんとブルースが名村を訪ねると、名村は電話したことを否定します。しかし、その翌々日に名村は殺されます。聞き込みにより、名村浩は同じく俳優の息子と険悪な仲だったことが明らかになります。一係は息子が父親を殺したのではないか、と疑いますが、息子は否定します。捜査を進めると、名村浩に恨みを持つ男性が容疑者として浮上し、一係が部屋を訪ねると、あっさりと証拠が見つかります。ところが、その直後に容疑者の男性が死体で発見されます。事件はあっさりと解決したように見えましたが、トシさんは、まだ真相が明かされていないのではないか、と考えて一人で捜査を進めます。けっきょく、名村浩の息子が父親を殺し、容疑者の男性も殺していたのでした。謎解き要素があり、粘り強いトシさんのキャラも活かされていたので、まずまず楽しめました。
655話「左ききのラガー」5
殉職前ではラガーにとって最後の主演作となります。ラガーは、息子が骨肉腫と診断された男性と会います。ラガーは良性の骨肉腫でしたが、息子は悪性の骨肉腫で、右腕を切断することになります。しかし、野球少年の息子は手術を拒みます。男性は、息子を説得するよう、ラガーに頼みます。少年は、ラガーが左腕で射撃の的を5発中2発命中させたら手術を受けると約束し、ラガーは5日間の猶予をもらい、射撃の訓練に励みます。そうしたなか、銃砲店を襲撃した男性がライフルを強奪し、街中で乱射して逃走し、さらには妹も射殺します。犯人の動機・人物像が不明で、何とも不気味な事件でしたが、けっきょく動機は曖昧なままで、犯人はラガーに射殺されます。ストレスがたまり、靴紐がほどけたのが契機になった、ということでしょうか?この点はやや残念でしたが、不気味さと不条理を強調するのには成功している、と言えるかもしれません。山さんがラガーを一人前の刑事と認めるところは、間近になったラガーの殉職を印象づけるために、ボスや先輩刑事に認められた後に殉職するという、本作の王道路線を踏襲したのかな、と思います。
656話「いじめ」5
改造拳銃を用いた連続強盗事件が発生します。容疑者はすぐに特定されますが、一係は決定的な証拠をなかなかつかめません。少年は三人の同級生から深刻な虐めを受けており、トシさんは容疑者の少年が弱みを握られており、それは強盗事件や以前の自動車事故ではないか、と推理します。しかし、一係は捜査を進め、少年が三人の同級生に犯行の協力をさせられているのではないか、と推理して少年と三人の同級生を捜査しますが、少年は虐めを認めず、犯行の決定的証拠もなかなか得られません。捜査が行き詰まるなか、容疑者の少年から改造拳銃を入手して強盗事件を起こした中学校時代の同級生が逮捕され、自暴自棄になった少年は改造拳銃で教師を人質にとりますが、マイコンの説得に応じます。本作では時として見られる、社会問題を訴える話になっていますが、少年たちの演技が未熟なこともあり、全体的には上滑りした感が否めません。ただ、虐めの心理はなかなかよく描かれていたのではないか、と思います。
この記事へのコメント