大河ドラマ『真田丸』第41回「入城」

 これは10月17日分の記事として掲載しておきます。徳川方と豊臣方の戦いが間近に迫るとの観測が強まっていき、信繁は豊臣方として戦う決断をくだします。信繁は、大坂城に入る、と妻や「きり」や高梨内記に打ち明け、三人とも信繁の決断を支持します。信繁は九度山村から脱出すべく策を練ります。信繁は真田紐の販売などで日頃から世話になっているということで、村人や信繁を監視している人々を招いて酒宴を催し、人々を油断させたうえで九度山村から脱出します。大坂城に入った信繁は幸村と名乗り、秀頼と再会して策を献じた後、茶々と再会するところで今回は終了です。

 今回は、九度山村から脱出するための策や、大坂城に入るさいの変装や、大野治長へのハッタリなど、信繁の策士としての性格が強く出ていたように思われます。いかにも昌幸の息子といった感じで、大坂の陣での活躍を予感させます。真田家の後継者問題が描かれたことも注目されますが、本作は信繁が主人公なので、大坂の陣の後の出来事はほとんど描かれないのでしょう(語りでは真田家のその後も少し取り上げられるかもしれませんが)。大坂城に入ってきた将のなかでは、後藤又兵衛や毛利勝永はなかなか個性の強い人物のようで、幸村との関係がどのように描かれるのか、注目されます。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック