大河ドラマ『真田丸』第29回「異変」
これは7月25日分の記事として掲載しておきます。今回は秀吉の老いとそれをめぐる周囲の思惑が中心に描かれましたが、信繁と春との祝言、信幸と稲との関係、昌幸夫妻の関係、茶々・拾(秀頼)の関係、両者の運命も示唆するような信幸・信繁兄弟の関係も描かれて、本作らしく、密度が濃いというか、詰め込まれていた感があります。その分、やや雑多な印象も受けましたが、人物造形が魅力の本作らしく、これまで描かれたキャラを活かした話になっていたように思います。今回が初登場となる玉(細川ガラシャ)は、意外と重要な役割を担うことになりそうです。後の石田三成の失態を印象づけるためでしょうか。
信幸と稲と「こう」の複雑な関係は、新たな展開を迎えることになりました。深刻な話も多いだけに、この三者の関係は喜劇調で描こう、ということなのでしょう。春は人柄がよく、素直な感じですが、三成の示唆によると、実は癖のある人物のようです。今後の春と信繁の関係も注目されます。秀吉の老いはこれまでの大河ドラマで何度も描かれてきましたが、本作では、認知能力の衰えが周囲を振り回すという話になっているようです。これまでの大河ドラマと比較して、大きくひねってきたというわけではありませんが、家康との関係も含めてなかなか見ごたえのある描写でした。
信幸と稲と「こう」の複雑な関係は、新たな展開を迎えることになりました。深刻な話も多いだけに、この三者の関係は喜劇調で描こう、ということなのでしょう。春は人柄がよく、素直な感じですが、三成の示唆によると、実は癖のある人物のようです。今後の春と信繁の関係も注目されます。秀吉の老いはこれまでの大河ドラマで何度も描かれてきましたが、本作では、認知能力の衰えが周囲を振り回すという話になっているようです。これまでの大河ドラマと比較して、大きくひねってきたというわけではありませんが、家康との関係も含めてなかなか見ごたえのある描写でした。
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