大河ドラマ『真田丸』第28回「受難」

 これは7月18日分の記事として掲載しておきます。今回は秀次の切腹が描かれました。秀次の切腹は、秀吉に命じられたものではなく、自分の意思に基づくものとなっており、これまで大河ドラマで描かれてきたような展開とはかなり異なっていて、ひねってきた感があります。矢部健太郎氏の見解(関連記事)も取り入れた脚本になっていたからだと思われます。秀吉は甥の秀次を切腹させたくなかったものの、秀吉・秀次相互の配慮が両者の関係を悪化させ、秀次は疑心暗鬼に陥ってしまい、秀次の切腹にいたった、という何ともやりきれない話になっていました。秀次はこれで退場となりますが、人物造形が魅力の本作らしいキャラだったと思います。

 今回は、徳川秀忠・本多正純という初登場の(おそらく今後作中で重要な役割を担うだろう)人物も注目されましたが、何よりも、おそらく今回だけのゲスト的な出演となるだろう納屋(呂宋)助左衛門の登場を多くの視聴者が楽しみにしていたのではないか、と思います。助左衛門は38年前の大河ドラマ『黄金の日日』の主人公で、演者も当時と同じということから、マスコミでも話題になりました。『黄金の日日』を想起させるような演出もあり、制作者側も同作を強く意識していたようです。『黄金の日日』は今でも人気の高い作品なので、懐かしく思った視聴者も多いことでしょう。ただ、放送開始前の期待値と比較して低迷していると言ってよいだろう視聴率の上昇に貢献したのかというと、微妙なところではありますが。

この記事へのコメント

のだめ
2016年07月18日 02:33
こんばんわ
登場しましたね!
先に当時のタイトルと同じ太陽が映し出たときにうぉーと思いましたが、その後はやはり当時の画像と同じとはいきませんでしたが、充分です。なんだか嬉しい演出でした。


三谷さんも、黄金の日々がお好きだったのかも知れませんね。

あの、秀忠役の俳優さんは歌舞伎の人ですか?
2016年07月18日 14:18
秀忠役の方は、紅白歌合戦にも出場した歌手兼俳優ですね。私は『ゲゲゲの女房』で見たくらいですが。

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