参院選結果
各党の確定議席数は以下の通りで、()は公示前の改選議席数です。
自民党:56(50)
民進党:31(45)
公明党:14(9)
おおさか維新の会:7(2)
共産党:6(3)
社会民主党:1(2)
生活の党:1(2)
新党改革:0(2)
無所属・その他:4(4)
この結果、各党の参議院での議席数は以下の通りとなりました。()は公示前の議席数です。
自民党:121(115)
民進党:49(62)
公明党:25(20)
共産党:14(11)
おおさか維新の会:12(7)
社会民主党:2(3)
生活の党:2(3)
無所属・その他:9(4)
おおむね大手マスコミの直近の予想通りとなり、自民党は1989年の参院選で大敗して以降初めてとなる、参院での単独過半数の議席の獲得にはわずかに1議席及びませんでした(他の政党もこの間、参院では単独過半数の議席を獲得したことはありません)。自民党が2012年末に与党に復帰した時からさんざん言われていますが、自民党および安倍政権は積極的に支持されているのではなく、野党があまりにも嫌われているので、消極的に支持されている、ということなのでしょう。
自民党の比例選での得票率は、2013年の34.68%と比較するとやや上昇し、35.91%でした。しかし、議席数は2013年と比較して少なくなっており、これは1人区での敗退が増えたためです。野党共闘に冷ややかな視線を向ける人は多くいたでしょうが、その効果が一定以上あったことは認めざるを得ないでしょう。獲得議席数では自民党の圧勝とは言い難いのですが、安定した政権運営が可能となるでしょう。もっとも、今後の経済情勢の見通しはたいへん暗いので、安倍政権が任期を全うできるのか、定かではないでしょう。だからといって、現野党勢力に政権を任せる気にはまったくなりませんが。
民進党は比例選での得票率が20.98%で、与党だった2010年の31.56%よりはかなり低かったものの、どん底だった2013年参院選の13.40%よりはかなり高くなりました。民進党の低落傾向にも歯止めがかかった感があります。しかし、以前のような政権交代の可能な政党として少なからぬ人に認められているわけではなさそうで、今後しばらくは、55年体制の社会党のような役割を担うことになるのでしょう。共産党の比例選での得票率は10.74%で、2013年参院選の10.64%をわずかに上回りました。しかし、2014年衆院選での比例代表選での得票率11.37%を下回りました。2013年頃から続いていた共産党の上昇傾向も打ち止めといった感じで(それでも、1990年代半ば~後半の頃の得票率には及ばないのですが)、民進党が首脳部を刷新して「抵抗政党」としての期待を集めるようになると、今後の国政選挙では一気に得票率を下げるのではないか、と予想しています。
自民党:56(50)
民進党:31(45)
公明党:14(9)
おおさか維新の会:7(2)
共産党:6(3)
社会民主党:1(2)
生活の党:1(2)
新党改革:0(2)
無所属・その他:4(4)
この結果、各党の参議院での議席数は以下の通りとなりました。()は公示前の議席数です。
自民党:121(115)
民進党:49(62)
公明党:25(20)
共産党:14(11)
おおさか維新の会:12(7)
社会民主党:2(3)
生活の党:2(3)
無所属・その他:9(4)
おおむね大手マスコミの直近の予想通りとなり、自民党は1989年の参院選で大敗して以降初めてとなる、参院での単独過半数の議席の獲得にはわずかに1議席及びませんでした(他の政党もこの間、参院では単独過半数の議席を獲得したことはありません)。自民党が2012年末に与党に復帰した時からさんざん言われていますが、自民党および安倍政権は積極的に支持されているのではなく、野党があまりにも嫌われているので、消極的に支持されている、ということなのでしょう。
自民党の比例選での得票率は、2013年の34.68%と比較するとやや上昇し、35.91%でした。しかし、議席数は2013年と比較して少なくなっており、これは1人区での敗退が増えたためです。野党共闘に冷ややかな視線を向ける人は多くいたでしょうが、その効果が一定以上あったことは認めざるを得ないでしょう。獲得議席数では自民党の圧勝とは言い難いのですが、安定した政権運営が可能となるでしょう。もっとも、今後の経済情勢の見通しはたいへん暗いので、安倍政権が任期を全うできるのか、定かではないでしょう。だからといって、現野党勢力に政権を任せる気にはまったくなりませんが。
民進党は比例選での得票率が20.98%で、与党だった2010年の31.56%よりはかなり低かったものの、どん底だった2013年参院選の13.40%よりはかなり高くなりました。民進党の低落傾向にも歯止めがかかった感があります。しかし、以前のような政権交代の可能な政党として少なからぬ人に認められているわけではなさそうで、今後しばらくは、55年体制の社会党のような役割を担うことになるのでしょう。共産党の比例選での得票率は10.74%で、2013年参院選の10.64%をわずかに上回りました。しかし、2014年衆院選での比例代表選での得票率11.37%を下回りました。2013年頃から続いていた共産党の上昇傾向も打ち止めといった感じで(それでも、1990年代半ば~後半の頃の得票率には及ばないのですが)、民進党が首脳部を刷新して「抵抗政党」としての期待を集めるようになると、今後の国政選挙では一気に得票率を下げるのではないか、と予想しています。
この記事へのコメント
私は関西在住ですので、「おおさか維新の会」の動向に注目しています。松井代表はやっとの思いで必要議席を獲得できたと言ってました。早速「政治資金規制法」を厳しくする改正案を提出したいとのこと。私はそこに注目したいと思います。