大河ドラマ『真田丸』第27回「不信」
これは7月11日分の記事として掲載しておきます。秀吉と茶々の間に拾(秀頼)が生まれたことで、秀次は自分の今後に不安を覚えます。秀吉が自分をどう思っているのか、気がかりで仕方ない秀次は、拾に日本の1/5を譲ってもらいたいとか、拾と秀次の1歳になる娘との婚約を考えてもらいたい、とかいった秀吉の提案に振り回され、一層精神が不安定になります。さらに、秀吉の正妻である寧の甥の豊臣秀俊(小早川秀秋)が小早川家に養子に出されると聞いた秀次は、厄介払いが始まった、とさらに不安になります。
秀次は秀吉との関係を改善しようとして、秀吉の前で能を披露しますが、秀次が能に力を入れていたことを見抜いた秀吉は、そんなことをさせるために関白に任官させたのではない、と秀次を叱責します。寧に励まされた秀次は、秀吉から官位を授けようと言われて断り、秀吉から不興を買ってしまった信繁を弁護し、秀吉は関白らしい秀次の対応に満足します。しかし、秀吉の秀次に対する思いやりが、さらに秀次の不安を高めていきます。今回は、秀次が準主人公的な役割を担いました。横暴な秀吉と小心な秀次との対比・関係は、豊臣政権の崩壊も予感させる緊張感のあるものでした。信繁を主人公とする歴史ドラマとして、なかなか面白くなっていたと思います。叙任をめぐり確執が表面化した信繁・信幸兄弟の今後の関係の変化も注目されます。
秀次は秀吉との関係を改善しようとして、秀吉の前で能を披露しますが、秀次が能に力を入れていたことを見抜いた秀吉は、そんなことをさせるために関白に任官させたのではない、と秀次を叱責します。寧に励まされた秀次は、秀吉から官位を授けようと言われて断り、秀吉から不興を買ってしまった信繁を弁護し、秀吉は関白らしい秀次の対応に満足します。しかし、秀吉の秀次に対する思いやりが、さらに秀次の不安を高めていきます。今回は、秀次が準主人公的な役割を担いました。横暴な秀吉と小心な秀次との対比・関係は、豊臣政権の崩壊も予感させる緊張感のあるものでした。信繁を主人公とする歴史ドラマとして、なかなか面白くなっていたと思います。叙任をめぐり確執が表面化した信繁・信幸兄弟の今後の関係の変化も注目されます。
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